ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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「Valleys of Neptune 」を聴く。ジミ・ヘンドリックスは圧倒的に圧倒的なのだった。

2010年05月09日 22時07分19秒 | CD&コンサートレビュー
Valleys of Neptune (Dig)

Sony Legacy

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渋谷のタワーレコードで
ジェフ・ベックの新譜をチェックしていて、
買うならdvdつきのにしようかとか思っていて、
見つけたのが、このジミヘン。

高校時代、実はジミヘンのコピーバンドをやっていたのでした。
かなり聞いたなー。朝起きてから、寝る時まで。

その後、大学に入ってからは反動で全くブルースやロックの
逆方法に振れていってニューウェーブにいったんだが、
実は血肉となっていたのはジミなんだなー、俺の場合。

だから僕のジミの音源はほとんどがLPなので
たまにはCDもいいか、と思って聞いてみた。

そうしたら、ジミの音がいいのなんのって。
曲だってファイアーとか、めっちゃくちゃかっこいいし。

ジミは60年代後半から5年程度しか活躍していないんだが、
それでこんなにギターの音がいいってのは、いったいそれ以降の
ギターはなんなのだろうか……。
フェンダーのカスタムショップだの
ギブソンのカスタムショップだの
PRSだの、Vansantだの、
モンスターケーブルだの、
マッチレスのアンプだの
デジタルを駆使したエフェクターだの。
40年の間にものすごく進化したのにもかかわらず
ジミの音には勝てない、という事実が
このアルバムを聴くと厳然とある、そんな気がしますが。

ジミは、普通に売ってるストラトで、
普通のケーブルで弾いているだけだからな。
マーシャルは、ジミのためにつくられたりしたという話を聞いたことがあるけど。あと地雷型のファズとか。

それでも、いま同じものは使えるから、
べつに同じ音は簡単に出せるはず。

でも、あの音は出せない……。

現存するエレキギタリストの最高峰はベックだと思うけど、
史上最高のギタリストはやっぱりジミであって
ジミに域に到達したギタリストはまだいない、ということなのだろうか。
(ある意味でベックはジミを超えている、とも思う点は多々ありますがが)


それにしても、
ああ、はるかなり、ギター道。


本アルバム情報はいかが詳しいです。
Valleys of Neptune
http://en.wikipedia.org/wiki/Valleys_of_Neptune


こちらのブログに詳しく掲載されていました。
参考にさせていただきました。
http://leopard.air-nifty.com/offending_instruments/2010/03/valleys-of-nept.html