ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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オーガニック革命 (集英社新書 526B) 高城 剛を読んだ

2010年04月07日 19時40分23秒 | レバレッジリーディング
オーガニック革命 (集英社新書 526B)
高城 剛
集英社

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高城 剛氏の著作や発言はいつもとても注目しているし、示唆が多い。
高城氏のブログは、僕にとっては最重要ブログの一つ。

いま、かれは世界中を、拠点を移しながら移動しながらノマドのような生活をしているが、その理由もこの本で分かる。

前著は、そのノマド生活のためのノウハウの本だったのだ。

いま一番ヒップなのは食料を自分でオーガニックに作って自給すること、
またはそれを路上で売ること、それが80年代のロンドンのキングスロードの
パンクのようにヒップで反逆的なことなのだそうだ。

僕が最も鋭い考え方だと思ったのは冒頭にあった「リキッド化する世界」という考え方だ。ウェブが世界をフラット化したのは、実に実感を伴っていてよく分かる。ツイッターはまさにフラットで、有名人も無名人もまったくフラットが。
が、この際はリキッド化する。つまり高きところから低きところに流れるように、自由自在に動き回るということだ。その時に適応ない人は、土地や社会に縛られる。いまや気の利いた人は都会には住んでいない時代。これからは、さらに進んで、リキッド化していくんだろう。少数のリキッド化した人たちが、実質的に世界を動かしていくように思える。


ジム・オルークのバート・バカラックカバーアルバムが物凄く良さそうなので買うという予告。

2010年04月07日 12時35分20秒 | CD&コンサートレビュー
オール・カインズ・オブ・ピープル~ラヴ・バート・バカラック~プロデュースド・バイ・ジム・オルーク

AWDR

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ジム・オルークのバート・バカラックカバーアルバムが物凄く良さそうなので買うという予告。

ゲストボーカルを迎えての作品で
細野さん、カヒモカリイ、青山陽一、
そしてなんと小坂忠ですよ!

アマゾンで視聴できます。



絶対買う。


ダウンロードにするか、CDで買うか。
俺はやっぱりCDで買いたい派なので
近々タワレコで買う予定です。

フジのカメラでサクラを撮る。FX200は物凄くきれいに映ってオススメです。

2010年04月07日 12時05分01秒 | Photo&エッセイ
とにかく、私ほどデジカメを酷使する人はいるだろうか。
仕事だろうが、なんだろうがとにかく撮ります。
これは実はフィルムカメラの時代からやっていて
枚数は今ほどではないですが
それでも二、三日でフィルム1本は確実にとっていたと思います。
だから取り放題のデジカメ時代の到来は朗報で
こうやって写真を多くの人に見せられる手段も出来
非常に嬉しいです。
(写真を見せたいからブログをやっている、といったら
写真家の方に「いやぁ、気づかなかったなー」と言われましたが)

デジカメは検索性があって
バックアップもとれてもっと便利で
名刺だってデジカメで撮影して
iPhotoでキーワードを入れて検索できるようにしています。

ということで酷使しますが、
滅多なことではコワレナイとはいえ、
今年に入って2連発でカメラが壊れました。
どっちも落として動かなくなったり、
液晶が映らなくなったり、という状況でした。
リコーのGRデジタルで気に入っていたのに
ちょっと落としただけで壊れてショックでした。

それで、止むにやまれずにデジカメを購入。
一つは中古のGRで、初代のもの。
これはこだわりで、僕は初代のGRが好みなんですね。

そしてもう一台は、写真家の方に推薦してもらった
フジフィルムのFUJIFILM デジタルカメラ
FinePix (ファインピックス) F200 EXR
ですが、いや、これが物凄く良く映る。
びっくりしましたよ。

冒頭のPhotoは明け方にとったサクラですが
驚くほど明瞭で美しく映る。
古いリコーのGRデジタルに固執していましたが、
すっかりメインカメラを乗り換えようという気持ちになってしまいました。

アマゾンで買ったけど
2万円台!
デジカメをお探しの方に、強く推薦します!

FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F200 EXR ブラック FX-F200EXRB

富士フイルム

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FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F200 EXR シルバー FX-F200EXRS

富士フイルム

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Canon デジタルカメラ Power Shot G11 PSG11

キヤノン

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RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL

リコー

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RICOH デジタルカメラ GR DIGITALII 1000万画素 GRDIGITALII

リコー

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RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL III GRDIGITAL3

リコー

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GRデジタルワークショップ 2 (エイムック 1483)
田中 長徳
エイ出版社

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田中長徳 PENの本 (インプレスムック DCM MOOK)
田中 長徳
インプレスジャパン

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カメラに訊け!―知的に遊ぶ写真生活 (ちくま新書)
田中 長徳
筑摩書房

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晴れたらライカ、雨ならデジカメ
田中 長徳
岩波書店

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蜂群崩壊症候群についての本「ハチはなぜ大量死したのか」を読んだ

2010年04月07日 00時09分13秒 | レバレッジリーディング
ハチはなぜ大量死したのか
ローワン・ジェイコブセン
文藝春秋

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蜂群崩壊症候群についての本「ハチはなぜ大量死したのか」を読んだ。
蜂が大量死しているという話は、ちょっと前の新聞の全面広告で読んだ。
その時は蜂蜜が高騰するのかな、程度のことを考えたが、
ちょっと考えてみれば飛んでもない話で、
花粉の運搬者、授粉媒介者が大量に消失するのだから、
野菜や果実に破壊的な問題が起きるという、物凄く怖い話である。

蜂群崩壊症候群とは?wikiによれば

蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、CCD)とは、一夜にしてミツバチが原因不明に大量に失踪する現象である[1]。日本では「いないいない病」(「イタイイタイ病」と「いないいないばあ」がかけられた造語)という別名で紹介される場合もある[2]。

ということで、以下説明や開設が怖ろしく長く書いてあるのだった。
以下のリンクでご覧になれます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%82%E7%BE%A4%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4


結局真相は分からないのだが、
蜂が置かれている状況、
ひいては農業で行われている怖ろしいほどの効率化と
その弊害、特に農薬や、蜂の酷使については、想像を絶する。
ある意味で狂牛病と同じ根を持っているのかもしれないと思う。
監訳者福岡 伸一氏後書きには、背中が凍る思いだ。
狂牛病においては、牧畜業の効率化の名の下に、
牛に牛の死体を食べさせていたのだ。(牛骨粉という名の死体の粉末だ)
いや、怖ろしい。

この本は、蜂の精緻なチームワーク、集団知の素晴らしさ、
そして「自分が蜂になったかのような描写」もあって、
文体も素晴らしく、本としても素晴らしいと思ったのだった。