ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

輪廻転生を感じさせる、深夜の桜。桜あれば キリストの奇跡おもふべし。

2010年04月03日 23時07分30秒 | Short Stories
NYから足を伸ばしています。
アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.のポトマック河畔の桜並木は、
夜見ても美しいです。

妖艶で、狂気を感じさせますね。

近所に住むジョニーが、this friday is special,キリストが死んだ日ね。
今日は、キリストが再び生まれた日。その日にこんなに満開になるのは奇跡ネ。

と言ってました。

本当に輪廻転生を感じさせる、深夜の桜。

ワシントンDCから、イケヤがお送りいたしました。

今日の日記俳句。


<花あれば西行の日とおもふべし>角川源義への返歌。


桜あれば キリストの奇跡おもふべし 








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ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その2

2010年04月03日 13時01分17秒 | ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】
イケヤの知人のピーノさんが
いつも私を含めたご友人の方に送られているメルマガのお裾分けシリーズ。
『ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】』です。
海外滞在が長く、外国語にもご堪能な方です(日本人です)が、
とにかく私もビックリするぐらい、
コンサート、映画、芝居、本、その他もろもろのことを
見たり聞いたりしていて、いつもその感想を寄せてくださっています。
僕も映画選び、本選びでいつも参考にさせてもらっています。

鈴木康之 「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」は
半年ぐらい前に僕も読みましたが、とても面白い本で
コピーライターとしても非常に勉強になった本です。
鈴木康之さんはコピーライター入門書も多く著していて
駆け出し時代(今も?)僕はたくさん読みましたね。

というわけで第2回の『ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】』
をお送りしましょう。

読者の皆様、感想等ございましたら、
私が責任を持って転送しますので
ぜひコメント欄にお願いします。

では、レッツゴー。



【演劇】

■ペンギンプルペイルパイルズ 「謝罪の罪」(ザ・スズナリ、10/03/20
★★★☆) 結成10周年の舞台で、客演(ゲスト)はなし。主宰者である
倉持裕の作・演出。いつもの「コメディータッチの不条理劇」と違い、会社
で後輩を殴り、倉庫に隔離された男の話。 「なぜ殴ったのか?」本人も
殴られた後輩も会議に同席した同僚もその原因が分からず、同僚による
監視・軟禁状態のなか、最後は「エッ!?」で終わります。主人公の顔
を徐々に白く塗っていく意味は?など静かな「戸惑い」と「怒り」が裏表。
ご参考URL ⇒ http://penguinppp.com/next/15/

【映画】


■カティンの森 <原題 KATYN> (★★★★☆)
アンジェイ・ワイダ監督作、2008年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
作品。 ソ連の捕虜となったポーランド人将校約15,000人が、旧ソ連領で
虐殺された記録と家族たちの物語。 1939年9月西側からドイツ、東から
ソ連に侵略されたポーランドで起きた実話で、ずっしり重いテーマです。
家族とは?祖国とは?真実とは?ナチスドイツの「アウシュビッツ」とは
別の場所で、ソ連軍により密かに行われた行為がラストで明らかになる
衝撃的結末。
ご参考URL ⇒ http://www.katyn-movie.com

【Book】

■楡周平 「衆愚の時代」(新潮新書、10/03/20 ★★★★)
ひたすらホンネで迫る辛口時評。 「非正規雇用者を生んだのは、値引き
を要求し、価格競争をあおっている消費者自身」「ワークシェアリングは
机上の空論」と、メディア報道の姿勢に疑問を投げかけています。若者
に対しては「夢を追うのも大切だが、現実ときちんと向きあうこと」を指摘。
非成長時代における「手に職をもつこと」の強み、老人専用テーマパーク
構想。 「弱者の視点」(民主党)は、“Empty Promise”<CO2の25%減>
=“カラ手形”ですね。 ⇒ http://www.shinchosha.co.jp/book/610353
衆愚の時代 (新潮新書)
楡 周平
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■宮沢章夫 「考えない人」(新潮社、10/02/25 ★★★☆)
掛川市出身の劇作家によるエッセイ。季刊誌「考えるひと」(新潮社)の
連載を中心に(約6割)、自らも含めて「考えないでやったこと」がいかに
奇妙でおかしな行動になるか?「そこまで考えていなかったこと」「度を
越すひと」 「通販限定」 「心が熱くなる書き出し」など笑いを誘う文書で、
シビアな見方は、“脚本家”というより“演出家”に近い「ダメだし」です。
URL ⇒ http://www.shinchosha.co.jp/book/397403/
考えない人
宮沢 章夫
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■鈴木康之 「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」(日経ビジネス
文庫、08/07/01 ★★★★) 冒頭のアンドレ・ブルトン(仏・詩人)の話
が逸品。 ニューヨークで、「わたしは目が見えません。」と書かれた板を
ぶら下げた物乞いがいて、前に置かれた缶はカラッポ。詩人が彼に提案
してその板の言葉を書き換えたところ、行きかう人がお金を入れるように。
なぜ? 板には「春はまもなくやってきます。でも、私はそれを見ることが
できません。」 街ゆくひとの心を動かす、すぐれたコピーの一例ですね。
URL ⇒ http://www.nikkeibook.com/book_detail/19449/

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)
鈴木 康之
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