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kan-haruの日記

わが街の京浜急行110周年記念 大正~昭和を再現した「ありがとうギャラリー号」に乗る

2008年03月03日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2008

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京急創立110周年
京浜急行電鉄の前身は、1898年2月25日に「大師電気鉄道」が創立しました。翌年の1月21日に、関東で初めての電車が六郷橋から大師間を走り、同4月25日に社名を「京浜電気鉄道」に変更しました。
京浜急行電鉄では、創立110周年記念日のイベントとして、2月25日から1000形6両編成列車(1309編成)を昭和20~30年代の車両の「赤色と黄色」に、1000形4両列車(1321編成)を大正から昭和初期の車両の「えんじ色」に塗装し、それぞれ1年間にわたり運行されます。

創立記念当日は、午後0時半から品川駅で、1951年(昭和26年)に登場し1985年(昭和61年)に廃車になった「500形」の赤と黄色で模した、1000形の「ありがとうギャラリー号」のお披露目をしました。車内には、応募した300点の絵や写真を展示してあります。この、1309編成の列車は、主に京急本線を普通列車で運転されます。
また、午前10時10分から京急川崎駅で、1924年(大正13年)から約40年間活躍した「デ51形」を模した「京急110年の歴史ギャラリー号」お披露目をしました。車内には、京急110年の歴史を振り返る写真を展示してあります。この、1321編成の列車は、主に大師線で運転されます。

 六郷鉄橋を渡って来る赤と黄色の1309編成列車
 
昔の塗装再現の電車が大森町を走る
通知ポスターにより24日から京急蒲田駅西口が変わる(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第6回その1)」参照)とのことなので、その視察のため2月27日の昼過ぎに大森町駅の下りホームに行きました。その時、反対の上り線には、丁度昔の塗装に扮した1309編成普通電車の「ありがとうギャラリー号」が発車するところでした。残念ながら、その雄姿をカメラに納めることは間に合いませんでしたが、品川からの折り返しの電車が見られることを楽しみに、京急蒲田駅に出かけました。

京急蒲田駅では、新しく移設した西口の模様を見て、京急蒲田第2踏切から第1京浜国道に回り、京急蒲田駅東口から下り電車で京急川崎駅に向かいました。京急蒲田駅西口の様子については、京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第7回)に掲載の予定です。

・1309編成普通電車に乗る
京急蒲田駅から京急川崎駅に向かったのは、同駅で1309編成普通電車が見られ、さらに大師線で1321編成の列車を見ることが出来るかもとの期待で行きました。
京急川崎駅の下りホームで待機していると、13時40分過ぎに赤と黄色で塗装した1309編成の列車が六郷鉄橋を渡り、進んで来るのが見えました。この列車は、金沢文庫行きの普通電車での運行でしたので乗車しました。

京急川崎到着の1309列車 生麦で退避の1309列車 神奈川新町到着の1309列車

六郷鉄橋を遠くから走ってくる、赤と黄色の1309編成のラッピング電車を一目見た瞬間は、タイムスリップした感じを受けました。しかし、段々と接近してきた列車を傍で見ると、昔の電車に慣れ親しんだ者には面影とは遠いものです。大きな違いは、車体の形状が異なるのは措いても、色彩が現在の塗装が艶出しであるのに対して、昔は艶がなくそのため色調が淡い感じでした。
イメージが異なると言っても仕方がありません。それよりも、大森町界隈では、高架化工事が進展して大きく変革が進む中で、これから1年間にわたり本線沿線を走る、昔のイメージの列車の姿に接すると、なにかと郷愁が漂い安らぎを感じられそうで楽しみです。

 1309列車内のありがとう電車ギャラリー

赤と黄色の列車は途中、生麦駅で「快特電車」の退避待ちをしての運行で、車内に展示してある応募の写真や絵などを観賞しながら神奈川新町まで来ました。

 1309列車内のありがとう電車ギャラリー

・1321編成列車に出会う
神奈川新町駅に入ると、駅山側の留置線に停車中の1321編成「京急110年の歴史ギャラリー号」が見えましたので、1309編成普通電車を降りて上りホームに行き写真をとりました。一目見ての印象は、木製のドアーを表現して見せておりますが、昔のイメージを出そうと苦労してのラッピングで、何とか「えんじ色」の電車を再現させているようです。
50歳以下の昔の電車のイメージを知らない人には、昔はこんな色の電車が走っていたのかとの認識を持たせることができます。

 神奈川新町駅留置線に停車中の1321編成列車(拡大写真)

110周年記念乗車券
京浜急行電鉄では、創立110周年記念として「京浜急行電鉄創立110周年記念乗車券」を2月25日に京急前駅で限定発売しました。
記念乗車券は、全72駅の初乗り乗車券と、本線と6支線の7線の片道乗車券の合計金額が11,000円で、豪華な専用台紙にセットしたものです。

 京浜急行電鉄創立110周年記念乗車券

「なぎさ」京急創立110周年記念特別号
創立110周年を記念して、25日に、沿線情報誌「なぎさ」京急創立110周年記念特別号を発行しました。記念特別号は、通常より16ページ増の40ページの拡大版で、8万部を発行しました。
内容の一部の「1+10のニュースに見る京急の110年」には、昔の写真、記念きっぷ、宣伝ポスター、沿線の写真等を紹介しながら、京急の110年を年代ごとに紹介しています。なお、この「なぎさ」は、京急のホームページでも公開されています。

その他、「京急110年の歩み」パネル&グッズ展が2月25日から5月25日まで、各駅で実施されます。

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