ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

筑波山ソロ:本年度のテーマ

2011年05月19日 23時04分23秒 | Weblog
スタートから2時間足らずで山頂に着いた。
途中休憩を2度入れたが、足慣らしとしてはまぁこんなものか。

ひょっとしたら、登攀途中で余震が起きていたかも知れない。
M2~3程度のものであれば、気付かないまま登攀していた可能性もある。
ピークの岩場に立つことを一瞬ためらったが、近くにいた人にシャッターを切ってもらう間の数秒だけ立った。
(「今、余震が起きたらやばいなぁ」)
そんなことを思っていると、「よくそんな狭い場所に立てますね」と言われた。
まったく恐怖感が無いわけではない・・・が、どうせ写真に写るのなら、よりピークらしいポイントがいい。それだけかな(笑)。

さて、今年度の登山のテーマだが、二つある。
一つはなんと言っても「劔岳」へのソロ登攀を実行すること。
もう一つは可能な限り「食を楽しむ」ことだ。

昨シーズンは先頭を歩くことが多く、全体のペースや疲労への配慮、登攀時間と休憩時間の計算、危険箇所の明確化と指示、技術的なアドバイス等々で、「食を楽しむ」という余裕がほとんどもてなかった。
おきまりの定番メニューやフリーズドライに偏り、行動食を含めて「糖分、塩分、炭水化物」を主としたカロリー摂取さえ怠らなければそれでよしとした。
だから今シーズンは、できる範囲でいいから「日帰りでの昼食なら一手間」、「泊を伴う夕食なら二手間」をかけた食事作りに力を注いでみたかった。

あくまでも「無理のない範囲」で実行してみること。
まぁ調理の大嫌いな自分にとって、できることと言えばたかが知れてはいるのだが(笑)。

今回は、ごく普通のレトルトカレーを「シーフードカレー」へと一手間かけた。
購入した冷凍シーフードミックスを、出発の前日に茹で、再び冷凍しておく。
それを持参し、レトルトカレーの中に入れ、一緒に茹でるだけという、何とも簡単と言うか手抜きというか・・・。
本来のシーフードの「だし」的な物は、家で茹でたときに出てしまっているのだろうが、まぁそこはそこ、ご勘弁を。
だが、この手抜きのシーフードカレー。
美味かった!
「山で食べれば何でも美味いのだ」という意見は別として、ささやかではあれ、リッチな山食になった気分だった。
となりで食べていた人が「いいですね。今度自分もやってみますよ」と言っていた。