ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

日光を歩く:雨もまた楽し♪

2010年10月30日 21時16分35秒 | Weblog
食後に熱い珈琲をゆっくりと飲む時間があった。
こんなゆっくりとしたトレッキングは滅多にないだろう。
しかし雨は相変わらず大粒で強い。
日中一杯止むことがないことは予報で知っていたので、荷物を詰め直し出かけることにした。

ここは一般車両は入ってこられない区域であり、低排気ガスのみが運行している。
すぐそばにバス停はあったが、道路のどこでもがバス停であり、手を挙げさえすれば停まってくれる。
それならせっかくだから・・・と言って取りだしたのが「ストームクルーザー」だ。
やっとこれを着るチャンスが巡ってきた。
去年の秋に購入して以来、まだ試着以外で袖を通していない。

登山やトレッキングは、できるだけ天候に恵まれた日を選ぶ。
だからレインウエアーを着用しないことの方がむしろ多い。
ストームクルーザーは基本はレインウエアーだが、完璧なまでの防風効果もある。今までこれを着用する機会がなかったのは良いことではあるのだが、「はやくどこかで着てみたい」「防水効果や透湿効果を実感してみたい」と願っていた。

笑える。笑いが止まらない。
だってこれだけの雨の中を歩いていても快適なのだ。
雨の中を歩くことが楽しいなど、この歳になって初めてかも・・・。

約1時間ほど歩き、バスを利用して駐車場近くまで戻った。
日中歩いたのは約5時間程度のごく軽いトレッキングだったが、登山とはまた違った楽しみ、爽快さがあった。
家族や初心者、子供が手軽に楽しむにはちょうど良いコースだろう。

日光を歩く:やっと・・・

2010年10月30日 21時00分59秒 | Weblog
幸いに畔には数件の建物があり、そこの軒下へと移動した。
雨粒は大きく激しい。
おまけに雷。
一発だけ、とんでもないのがすぐ近くに落ちた。
ピカッ! ドゴーン!!!
やはり山での落雷は半端じゃない。

雷はすぐに遠ざかったが、雨だけは相変わらず強かった。
まぁ雨だけなら大丈夫。さっそく食事準備の仕切り直しだ。

肉大入り満載カレーは辛口で美味。
FDの白米も昔と違って美味くなった。独特の臭みもない。
だが、さすがに2食分の量は失敗だった(笑)。
カレールーも足りなかったのだが、なによりも食べきれない。
腹は減ってはいたが、この量はきつい!
日中一杯登攀し、泊を伴う時の夕食であればこの量も必要だろう。
今回初めて使うタイプのFD白米だったが、ある意味学習させてもらった。

日光を歩く:あと30分・・・

2010年10月29日 21時44分50秒 | Weblog
湖畔沿いを少し歩き、昼食の準備をするために最適な場所を選んだ。
湖の眺めもいい。
だが、やっぱり雲行きが心配だ。

今日はお互いにバーナーストーブやコッヘルを持ってきた。
フリーズドライ(以下FD)がメインの食事だが、日帰りの場合ザックの総重量が軽くて済むため、食事はいつもよりややリッチな物をチョイスできる。
自分は米はFD、カレーは肉が盛りだくさん入ったレトルトを持ってきた。
とにかく腹が減った。
野猿の出現で行動食を摂っていなかったこともあり、早くカレーが食べたい!

バーナーで湯を沸かし始めたちょうどその時。
ポツリ・・・ポツリ・・・
「えっ、ちょっとそりゃないよ!」
ポツリポツリは、すぐに「ザァー」に近い音へと変わった。
もちろん変わったのは音だけではない。
大急ぎでザックに荷物を入れ、ガスを止め、沸かしかけの熱いコッヘルを持ち、コッヘルの湯をこぼさないよう、されどできるだけ急いで雨宿りのできる場所まで移動開始しなければ・・・。
両手はコッヘルとバーナーでふさがり、口にはスプーンをくわえながらなんとも情けない格好だ(笑)。
せめてあと30分早く食べ始めていれば・・・、いや、雨が待ってくれればなぁ。

日光を歩く:畔(2)

2010年10月29日 21時36分53秒 | Weblog
二人だけだといつもの計画にも限界がある。
まぁ今回はこんな感じで・・・(笑)。

岸辺からはカヤックに乗っている人達が見えた。
ほとんど風もなく、身持ちよさそうだ。
これで本当に午後から天候が悪化するのだろうか。
・・・ん、よく見ると嫌な雲が。
しかも灰色がかった雲だ。
早いとこ食事の準備に取りかかろう。

日光を歩く:畔(1)

2010年10月29日 21時27分44秒 | Weblog
海岸沿いや岸辺、砂浜で立ち止まったり休憩をすることは度々あった。
が、湖畔での休憩はあまり記憶にない。
まだまだ残暑の日差しは暑く、見上げればあまりに眩しい太陽だ。
水分補給だけしたが、この風景写真だけではちょっともったいない。
時間さえ許せば絵画に残してみたいと思った。
(ちょっと待て、絵心があればの話)


日光を歩く:湖畔にて

2010年10月28日 22時47分03秒 | Weblog
昼前には中禅寺湖湖畔に到着。
中禅寺湖には何十回と訪れているが、最深部(湖畔西岸)に来たのは初めてだ。

暑いというよりは穏やかな気候。
ここでちょい休憩をとった。
夏の終わり。高原のそよ風が心地よかった。

日光を歩く:緑の世界(3)

2010年10月28日 22時30分02秒 | Weblog
一番好きな色は「サックスブルー」だ。
・・・が、この緑は別格な気さえしてくる。
緑色が目に優しい色だとよく言われているが、その理由がわかるような気がする。
もう少し歩けば湖畔に着くのだが、ちょっと腰を下ろし、この風景を楽しんでみた。

自分流に言うなら「煙草を吸うことさえ、どこか遠慮したくなる景色」だろうか。

日光を歩く:緑の世界(2)

2010年10月28日 22時24分24秒 | Weblog
高いところばかりに視線が行くが、足下を見れば朽ちた樹木にみごとな苔が。
ちょっと幻想的な雰囲気になってきた・・・かな。

時間にかなり余裕のあるトレッキングだけに、ここは急いで歩くことはない。
たっぷりと時間をかけ、三次元の緑の世界を堪能しながら歩いた。

日光を歩く:緑の世界(1)

2010年10月28日 22時16分15秒 | Weblog
前方に背の高い樹林帯が見えてきた。
標高が低くなったなぁと実感できる。

一面緑色の世界。その部分的に陽が射しており、空腹を忘れさせてくれる風景になってきた。
「この先、また違った景色になるよ」
と、O氏の言葉。
期待感が膨らむトレッキングだ。

日光を歩く:腹減った

2010年10月27日 22時53分25秒 | Weblog
一口も行動食を摂らずに進んだこともあり、かなり腹が減ってきた。
高山から下山し、中禅寺湖湖畔へと向かうが、いたって楽なルートであって、今更休憩を入れることもない。
ここまで来たら一気に湖畔まで行ってしまおう。

道が次第にフラットになってきた。
と同時に周囲の風景、樹林帯の様子が変わってきた。
「樹海」とまではいかないが、至るところで朽ち木、倒木に「苔」がむしている。
ちょっと幻想的な雰囲気だ。