ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

夏の登山ツアーに思う

2024年07月09日 18時25分32秒 | Weblog
春にもなれば毎年のように夏山登山ツアーの広告を目にする。
興味や関心だけでなく、意欲をそそられる甘い謳い文句が綴られ自分でも参加してみたくなる思いに駆られる。(笑)
例えるなら
*憧れの○○山(岳)へガイドと一緒に登る
*ガイドとなら安心
*気軽な日帰り登山
*初心者にもおすすめ安心
*女性でも安心
*下山後は嬉しい温泉入浴付き
*ゆっくりペースでご案内。だから安心!!

いやはやなんともよくぞこれだけの文言を並べたものだと感心してしまう。

自分は未だガイドツアーの登山には一度も参加したことはない。
まぁしたくても金がないと言うのが現実で、一人でなら最も安く済むからだ。
それともう一つの理由は、少しでも自立した山男になりたいという思いもあったからだ。
単独で登ると言うことは、良いことも辛いこともすべてが自身に降りかかって来る。
言い換えるのなら、すべてが自分だけの経験となり次へのステップとなってくれる。

さて登山ツアーだが、思わず飛びつきたくなるような謳い文句と美しい山岳風景の写真に誘われ、実際に参加した人はかなり多くいるだろう。
自分にしてみれば、これって恐い事なんだろうなぁと考えている。
謳い文句に誘われ「なんか自分でも登れそう!」と、思い違いをしている自身に気付いていない。
全部が全部とは言わないが、結果がどうなってしまうかは言わずもがなだ。
ツアー会社にとっては利益を得るための手段に過ぎないだろうが、参加基準があるのか。
あるのならどのようなものなのか知ってみたい気がする。

山に慣れ親しみ、山を知れば知るほど大自然の怖さを嫌でも知ることになる。
だから「今度○○山(岳)に連れて行ってください。一緒に登らせてください。」とお願いされれば、その人の登山経験や体力、知識、技量などを詳しく聞いてから返事をしている。
断ったこともある。
「とてもじゃないが、責任が持てない。レベルが追いついていない。」
それが理由だ。
やんわりと断ってはいるが、本音を言えばホッとしている。

*************
[実際にあった出来事]

まだガイドとして十分な経験を積んでいないガイドがいた。
○時までに山小屋に着かなければならないために、参加者の体力を無視し、「やれガンバレ」の一辺倒で、半ば無理矢理急がせる。
予定されている時刻までに小屋には着きそうにもない。
すこしでも遅れを取り戻さなければと焦る。
体力のない参加者は疲労が蓄積するばかり。
結果高山病を誘発し、翌日の登頂は無理となった。


とある有名ツアー会社。(登山ツアー)
参加者は常に20名ほど。
ガイドはサブを含めて二名で、先頭と最後尾に付いている。
「またあのツアー会社か。20人に対して二人のガイドってどうなんだろう・・・」
と思いつつ、先を行くツアーグループに後方から自分たちが追いつく。
が、すぐ後ろに来ても自分たちがいることに気付かないガイド。
追いつき追い越したいと思っている登山者は増えるばかり。
登山道はそれなりに幅はあるのに先に行かせてくれない。
いい加減勘弁してほしく、自分たちの方から「すみません。先に行かせてくれませんか。」と言う。
「あっ、すみません。お先にどうぞ。」
やっと追い越すことができた。
このツアー会社には今までなんども同じようなことを経験しているので辟易してしまっている。
できればお目にかかりたくはない。

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