ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

MULP

2011年05月15日 23時30分02秒 | Weblog
MOC ULTRA LIGHT PROJECT
略して“MULP”
な~んてね(笑)。

昨日、職場の仲間と「男体山」へ登ってきた。
裏からの登攀は昨年の晩秋に登ったが、表道からの登攀は初めてだった。
実を言えば、今回の男体山登攀には理由がある。
夏の「劔岳」へのためでもあるのだが、6/18に参加予定している、「モンベルおやまゆうえん店」主催によるMOC(mont.bell Outdoor Challenge)で男体山へ登ることになっているのだ。
そのための事前訓練的な意味合いでの登攀だった。

MOCの趣旨や計画を見ると、登攀に要する時間は3時間30分を予定しているという。
それが何を意味するのかと言えば、休憩無しで一気に登頂すると言うことに近いことなのだ。
正直言って自信が無い。
無いが、参加の意思を表明した以上は将に“CHALLENGE”するしかあるまい。
それ故に、果たして自分がどれくらいの時間で登頂できるかを試してみたのが昨日だった。

詳細は後日ブログでアップしたいが、結果のみを綴れば、往路で4時間10分。復路で3時間ちょうどだった。
もちろん往復共に10分間の休憩を何度か入れての結果だ。

完全に自信喪失。
こんな記録でMOCに参加しても、まともに登攀できるはずがない。
他の参加者に迷惑をかけるだけになってしまう。
さすがに昨夜は落ち込んだ。
「キャンセルしようかなぁ・・・」
そこまで考えた。

時間がかかってしまった理由は、自分の根性無しだけではない。
数日前から持病の半月板損傷による左膝の痛みが再発してしまった。
前日に針を打ち、テーピングで固めてはもらったが、当日も痛みはあった。
これで独立峰を直登することができるのか・・・。

そしてもう一つ。
準備の段階でパッキングをし、ザックを計量したら拍子抜けするほどの軽さだった。
「これじゃ事前の訓練にならないなぁ」と思い、25リットルのザックから40リットルのザックへ変更し、更に全く不必要なクロージングやギアを詰め込み、約15㎏の重さとした。
今にして思えば「何もそうまでして・・・」と考える。

じゃぁどうすれば目標タイムに近づけるのか。
[その1]
今回の反省を生かし、荷物の軽量化を図る。
つまりは少しでも「ウルトラライト」化すること。
無駄を徹底的に省き、必要最低限のギアアイテム、クロージングで臨む。
[その2]
膝の痛みへの対処。
通院はもちろんだが、テーピングだけでなく専用のサポーターを準備し臨む。
[その3]
日常的に足腰を鍛える。
日々のスクワット、腹筋背筋運動、腕立て。最低限これだけは怠ることなかれ。
[その4]
上記をふまえて、本番前に再度男体山へ登攀する。

それでもダメなら・・・う~ん、どうするか?
キャンセルだけはしたくないなぁ。
でも迷惑だけはかけられないしなぁ。
いかんいかん、もっとポジティブに思考しなきゃ。

雪の低山:経験を積む

2011年05月15日 23時16分59秒 | Weblog
ゴールドラインから外れ、林の中のアップダウンを抜けGOAL。
僅かに6時間程度のコースだったが、今までのSSTとは別格の体験だった。
何よりもラッセルやピーク越え。
そして、視界の利かない状況でのコンパスと高度計と地図のみによるルートファインディングの難しさは、一番の経験だった。
これからの雪山登山における目安になる。とまでは言わないが、一歩を踏み出したのは間違いない。
来年の冬、俺は何処に登っているんだろう。
いや、ひょっとして、猫のようにこたつの中でくるまっているかな(笑)。