久しぶりに「3000メートル~」を書く。
最後の章となる、西穂高山荘から上高地へ下山するまでのルートだ。
西穂高山荘にもうすぐ到着する地点で、夕立に襲われた。
雨で体が濡れることも嫌だが、それよりも落雷が恐かった。
幸い山荘までは急ぎ足で15分ほどだったろうか。
急ぐとは言っても、足場の悪いルートだ。たかが知れている急ぎ足だ。
山荘に着き、チェックイン。
山荘を利用するのはこの時が初めて。チェックインした時刻が遅かったこともあり、夕食を出すことはできないと言われた。
大丈夫。まだ2食分の食料が残っている。
とは言っても1食はラーメン。みんなでラーメンライスを作って食べることにした。
一日中ガレ場や難所ばかりのルートを歩き通した体は、塩辛い物を欲しがっていた。
醤油ラーメンのなんと美味かったことか!
夕食を摂りながら、今日歩いてきたルートをみんなで振り返った。
思いは同じだった。
「引き返したい」「できれば違うルートがいい」
「なんだそうだったのか。俺だけじゃなかったんだ」
お互い疲れてはいたが、笑いながらの難所越え話。
上司のおごりで飲んだビールも手伝ってか、心が和んだ。
今回の登山に出発する直前、半月板損傷の内視鏡検査を受け、正直自信がなかった。
初めての「3000メートル超え」だけに、無理をしてでも何としてでも登りたかった。
テーピングで固めた左膝だったが、最後までもってくれそうだ。
翌朝は快晴。
山荘を早めに出発し、上高地へと下山した。
下るだけの楽なルート。気付けばいつしか地面は岩から土へとかわっていた。そして周囲には樹木が生息していた。
やはり緑っていいもんだなぁとしみじみ感じたものだった。
上高地へ着き後ろを振り返った。
あれは確か前穂高から奥穂高への山なみだったろうか。
みごとなまでにそびえ立つ雄大な連峰を、最後に目に焼き付けた。
3000メートルを超えたんだ・・・。
最後の章となる、西穂高山荘から上高地へ下山するまでのルートだ。
西穂高山荘にもうすぐ到着する地点で、夕立に襲われた。
雨で体が濡れることも嫌だが、それよりも落雷が恐かった。
幸い山荘までは急ぎ足で15分ほどだったろうか。
急ぐとは言っても、足場の悪いルートだ。たかが知れている急ぎ足だ。
山荘に着き、チェックイン。
山荘を利用するのはこの時が初めて。チェックインした時刻が遅かったこともあり、夕食を出すことはできないと言われた。
大丈夫。まだ2食分の食料が残っている。
とは言っても1食はラーメン。みんなでラーメンライスを作って食べることにした。
一日中ガレ場や難所ばかりのルートを歩き通した体は、塩辛い物を欲しがっていた。
醤油ラーメンのなんと美味かったことか!
夕食を摂りながら、今日歩いてきたルートをみんなで振り返った。
思いは同じだった。
「引き返したい」「できれば違うルートがいい」
「なんだそうだったのか。俺だけじゃなかったんだ」
お互い疲れてはいたが、笑いながらの難所越え話。
上司のおごりで飲んだビールも手伝ってか、心が和んだ。
今回の登山に出発する直前、半月板損傷の内視鏡検査を受け、正直自信がなかった。
初めての「3000メートル超え」だけに、無理をしてでも何としてでも登りたかった。
テーピングで固めた左膝だったが、最後までもってくれそうだ。
翌朝は快晴。
山荘を早めに出発し、上高地へと下山した。
下るだけの楽なルート。気付けばいつしか地面は岩から土へとかわっていた。そして周囲には樹木が生息していた。
やはり緑っていいもんだなぁとしみじみ感じたものだった。
上高地へ着き後ろを振り返った。
あれは確か前穂高から奥穂高への山なみだったろうか。
みごとなまでにそびえ立つ雄大な連峰を、最後に目に焼き付けた。
3000メートルを超えたんだ・・・。