ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

山女(ガール)を育てよう♪

2010年08月30日 21時42分16秒 | Weblog
職場の後輩(女性)で、トレッキングに興味のある人がいた。
全くの初心者ではあるが、是非とも趣味として始めたいという何とも嬉しいことを言っていた。
先日、山仲間のO氏と一緒に話をする機会があり、絶対に必要なアイテムについて説明をした。そして今日の仕事帰りに2軒の店舗を見て回り、一通り道具を手に取ってみた。
いつもの「M」では、店長さんはじめスタッフの方々が丁寧で初心者でもわかりやすい商品の説明をしてくれたが、よく聞いてみると商品の説明だけでなく「山はこれこれこうだから」という具合に、常に山(現場)に即した説明をしていた。
「なるほど」とあらためて感心しながら聞き入った。

さて、女性となるとここ最近の流行は何と言っても「山ガール」。
しかし個人的にはどうも嫌悪感を覚える。
自分が出会った山ガールのほとんどが見栄えばかりで、マナーもルールも道具の使い方も知らずに来ている人たちだった。
言わば「自分だけが世界」の山ガールに思える。
彼女にはそうはなってほしくない。
公共の場である山に対して、そこに訪れる人たちに対して優しく接することのできる「山ガール」であってほしい。
アイテムの説明だけでなく、山への接し方についてもこれから教えてあげたい。


1000㎞越え!(14)

2010年08月29日 22時27分47秒 | Weblog
坂を下る。
標高が下がり雨雲から抜け出ることができた。
湖が見えるパーキングエリアで休憩したが、さっきまでの大雨が嘘のように青空が広がってきている。
緑が鮮やかで、夏空が眩しい。
まったく山の天気とはいつもながら気まぐれだ。

アウトドアスポーツと天候とは切っても切れない間柄にある。
雨が降っても山を登り、雨が降ってもバイクを走らせる。そして雨が降ってもサッカーの試合は中止にならず、選手と共に走り回って笛を吹く。
夏は晴れれば炎天下。気付けば今年の夏は2度も腕の皮がむけた。

さて、愚痴っている間に腹が減った。
今日の昼飯は喜多方ラーメンだ。
自分が絶対の自信を持ってお勧めする店が一軒ある。
私自身もその店に行くのは8年ぶりくらいになろうか。心から楽しみにしている。
いざ喜多方へ向け GO~!!!



1000㎞越え!(13)

2010年08月29日 22時05分04秒 | Weblog
怪しい雲の中へと突っ込んで行く感じだった。
「雨とわかっていてなんで行くの?」と自問しながら高度を上げる。
ぽつりぽつりと雨粒が肌に当たり始めた。
そしてその感触は痛みに近いものとなってきた。
大粒の雨の中を高速で突っ切っているのだから、雨粒が当たって痛いのは当然のこと。
なかなかバイクを止めるスペースが無く、しばらくは濡れるがままだった。
やっと小さなスペースを見つけ停車。急いでレインギヤを着用するが、なにせブーツを履いたままでレインパンツを履かなければならないので、焦ってしまう。
おっとっと・・・てな具合で、片足ケンケンしながら着用。
再びバイクを走らせる。
せっかくの「吾妻スカイライン」。せっかくの「浄土平」。ここまで来てろくに風景など見ることはできなかった。
「悔しいなぁ。」
そう思いながらシールドに流れ落ちる雨粒を指でぬぐった。

感謝!

2010年08月27日 20時09分48秒 | Weblog
今日久々に小山市にあるアウトドアー専門店「M」へ寄ってみた。
いつもの店員さんに加えて新しい方が何名かおり、ひょっとしてまた誰かが異動かなと思った。
当たりだった。
なんと、登山における安全のノウハウを教えてくれた「T」さんが店を、会社を辞めることになったのだ。
今日が最後の勤務だという。
なんという偶然か。久々に行ってみようかなぁと何気なく立ち寄っただけなのだが、まさか今日で最後とは・・・。

Tさんは7月の上旬に単独で劔岳を極めた人で、これからそれに関するあらゆる情報を聞こうと考えていた矢先だった。
残念だ。淋しい限りだ。
懇意にしていただき、用具に関してのこと細かな、そしてわかりやすい説明で安心して購入することができた。
もちろんそれだけではない。技術的なこと、ルートやアクセスに関する情報等々、Tさん自身がもっている個人情報や経験を懇切丁寧に教えていただいた。
6月には「I」さんが異動で、今度は「T」さんか・・・。
この一年、商売とはいえ本当にお世話になった。
心から感謝だ。
偶然とはいえ、最後の日に会うことができお礼を言えたことがせめてだろう。
どうか、どうかお元気で。

山の魅力(魔力)

2010年08月26日 00時12分25秒 | Weblog
台風4号のため、一泊の登山(縦走)を断念せざるを得なかった。
あれほど体力トレーニングを積み、天候、ロープワーク、応急処置術、山岳マップとコンパスの応用、用具の使いこなし方等々山の知識を身につけてきたのに・・・。

だがこんなことで諦める自分ではな~い。
まだ9月があるじゃないか。
9月なら夏山プラスα程度の装備で済む。
他のメンバーとも相談し、9月の連休に再度チャレンジ!

ところでだ。
来年の夏に登る山を現在計画している。
今年の夏が日帰り3回しかできなかっただけに、疼いて仕方がないのだ。
せめて計画をすることで気を落ち着かせている。
来夏はいよいよ「劔岳」を登ろうと思う。
最低でも三日はかかるだけに、仕事との調整も重要になってくる。
日本山岳ルートの中でも最大の難所あり、ベテランの登山者が毎年の様に命をおとしている山だ。
体力度、技術度、難易度のすべてにおいて三つ星。
いやがうえにもゾクゾク、いやワクワクしてくるのがわかる。
しかしそれまでにクリアすべき課題がいくつかある。
仕事との調整は先に述べたが、果たして家族が何というか・・・。
以前、家族で「劔岳」のDVDを見た。
見終わった後に娘が聞いてきた。
「お父さんはここ登ったことあるの?」
「いや、まだない」
「登ってみたい?」
そう聞かれたのだが、少しにやけた顔をしてその場をごまかした。
もうそれだけで登りたいんだろうとバレバレだ。
当時と現在とではルート、登山用具など比較にならないほど発達しており、それなりに安全は確立されている。
しかし素人の娘や女房からしてみれば、危険極まりない山としか映っていないだろう。
確かに危険な山であるには違いないのだが。

山なんて嫌いだ。辛いだけ、苦しい思いをして登るなんてごめん被る。
いつもそう思っているはずなのだが、どうして登りたいという想いに駆られてしまうんだろう。
それが山の魅力(魔力)か・・・。

1000㎞越え!(12)

2010年08月23日 21時45分29秒 | Weblog
O氏がアイデアを考える。
「よし、これで行こう!」
何度か練習をし、いざ本番。
お土産屋の人たちがこっちを見ている。まぁもう慣れたことだし、気にしない。

いい歳をしてこんなバカなことを真剣にやっている。
だがおもしろい。
恒例とはいえ、さすがに組み体操の写真だけは女房には見せたことはない。
返ってくる言葉は目に見えている。

今日は福島まで南下し、フルーツラインを経て「吾妻スカイライン」を走る。
山岳方面だけに、昨日同様天気が心配だ。
これほど真夏の太陽に灼かれていても山は別物。
峠を越えてR4号を目指した。
R4号に出たのは良いが、昨日以上の暑さの様な気がする。
アスファルトの照り返し、排気ガス、これ以上ない洗礼を受けながら走った。
吾妻連峰方面には怪しい雲がかかっているのが見えた。
またやられるのか・・・。
わかっていても今更別ルートを走る気にはなれなかった。
降られてもそこを走りたい想いの方が強かった。

フルーツラインは、その名の通り右も左も果樹園だらけ。
そして道路沿いには何軒もの果樹園直売所が軒を並べていた。
「冷えた桃が食べたいなぁ」と思いつつ走る。
黒い雲に向かって走る。
また雨か・・・トホホ。

1000㎞越え!(11)

2010年08月23日 21時28分17秒 | Weblog
9時前にはキャンプ場を出発し、近くの湖まで走った。
真夏の太陽は眩しく、見上げれば既に積乱雲らしき雲が・・・。
まだ体の節々が固まっている様な気がするが、気分は爽快だ。
湖に沿ってバイクを走らせれば、木々の緑と夏空の青さとに挟まれた自分の存在がたまらなく嬉しい。

「七ヶ宿湖」
さほど大きな湖ではないが、休憩にはもってこいの場所だった。
バイクを止め少し歩いただけで汗が噴き出してきた。
大きなため息をつきながら煙草に火をつける。
灼けた肌を湖上の風がなでる。思い切り夏を感じながら、「さ~て、ここいらで一発やろうか?!」と話を持ち出した。
みんなニヤニヤしながらも「待ってました!」とばかりの表情だ。

1000㎞越え!(10)

2010年08月22日 21時43分50秒 | Weblog
2日目の朝、6時過ぎに目が覚めた。
う~ん体の節々が痛い、固まってしまっている様な感じだった。
テントから出て思わずストレッチをした。高原の朝は心地よい。

朝食の準備を始めた。
とは言ってもサンドイッチとスープの簡単メニューだが。
先ずは珈琲で体内覚醒。美味いなぁ。緑に囲まれた高原の中で珈琲の香りが漂うこのひとときが好きだ。

今日も300㎞を越える長距離ライディングが始まる。
おそらくは暑さとの闘いにもなろう。そして山岳コースでは雨にたたられるかも知れない。
言い換えるのなら、ツーリングの醍醐味を存分に味わえるということだ。
(でもやっぱり雨だけは嫌だなぁ)

1000㎞越え!(9)

2010年08月22日 21時27分38秒 | Weblog
いつものメンバーがいないということは寂しいものだ。
怪我の具合は大したことはないらしいが、後日詳細を聞いてみると、腹部を数針縫ったそうだ。

第1日目の走行距離は300キロを超えた。
自宅からだと330㎞にはなろうか。
そしてこの暑さと雨天時の走行は、かなり体に堪えた。それだけにビールの美味いこと美味いこと!
飲みながらバイクのテクニックについてあれこれと教えてもらった。
頭では理解できても、それを実践するには「転倒」を覚悟しなければならない。
それだけは嫌だなぁ。そうまでして巧くなりたいとは思わなかった。
修理代、治療費、周囲への心配と迷惑を考えると、今のままで十分だと思った。

酒も進み、腹も満たしたところで熱いシャワーを浴びることにした。
今夜はテント泊。シュラフにくるまり一夜を過ごす。
それだけでワクワクしてくる。
ここは標高500メートルにも足りないところだけに、夜間とはいえそれ程涼しさを感じなかった。むしろシュラフにすっぽり体を入れると暑苦しさを覚える夜だった。

1000㎞越え!(8)

2010年08月22日 21時07分07秒 | Weblog
上山温泉で買い物を済ませ、一路山形から宮城へと向かった。
幸い雨は上がり、今日最後の峠越えとなる。

実は7月の中旬に、バイクの点検をした。その時にタイヤを交換したことで、バンク角度が路面に対しかなり鋭角になったようだ。
峠の上り坂を攻める。
カーブの度に鋭角にバンクする車体。その時にステップに載せているブーツの底を土踏まずからつま先へと移動させることで路面との摩擦をなくすことができると教えてもらった。
ほんの些細なことだが、「な~るほど」と感心した。これでかなりリスクが軽減できる。

峠を攻めることが楽しくなってきた。
今までになかった感覚で思い切ってカーブを攻めることが出来た。
やがて下りに入り、遠くにスキーの滑降コースが見えてきた。
「きららキャンプ場」だ。
受付を済ませたのは、夕方の5時を回っていたろうか。
予定より2時間近くオーバーしてしまったが、幸いキャンプ場自体は混雑していない。
テント、タープを設営し、夕食(バーベキュー)の支度に取りかかった。
今夜の食材は肉と野菜が中心。魚介類は明日にとっておく。
何故なら明日は新潟の寺泊。
豊富で新鮮な魚介類が待っている!