9月の劔岳・北方稜線、そして10月のジャンダルムとアップしたい記事はあるのだが、その前にどうしても記録として残しておきたい山行がある。
もう半年近くも前の山行になるのだが、娘と女房と三人で初めて出かけた登山がそれだ。
当日の天候は今一つだったが、自分にとって心に残る山行であり、北アルプスのような壮大な計画登山ではなくとも、初めて三人で出かけた山は何よりも思い出深いものだった。
5月の末、場所は那須岳(茶臼岳)。
しかし那須岳に登ったわけではなく、その周辺となる。
「てっぺんまで登る自信はないかも・・・」という二人の意見を尊重し、「じゃぁ那須岳の外周だったら大丈夫だと思うよ。」というアドバイスをし決定した。
早朝に自宅を出発し、一路那須岳ロープウェイ駅へ。
身支度を調えてロープウェイに乗る。
風はやや強く、山頂付近ともなればより寒さを感じるだろうと予測がついた。
風の強さによる寒さをまだ十分に分かっていない二人(笑)。
この先どうなることやら・・・。
ゴンドラリフトの窓から見た山頂方面。
やや空の色が暗いのは薄茶色のガラス窓のせいだが、もとより曇り空のせいでもある。
山頂駅に着き身支度を最終チェックした。
自分が靴ひもやスパッツ(ゲーター)の締め具合をチェック。
レイヤリングもチェックしたが、二人はどうしてものこの寒さから厚着をしてスタートしたいらしい。
「こんなに厚着したら10分も歩いたら大汗かくから。少し肌寒い程度がいいんだよ。」
と言っても首を縦に振らない。
まぁ何れ身をもって分かることなので好きにさせた。
準備運動開始。
「え~っ、そんなことするのぉ」と言われたが、怪我の予防対策の一つだからと言って半ば強制的にさせた。
周りの人の視線を気にしているようだったが、出発前の準備運動は必須である!
そして「山に来たら俺に従え!」
とは言わなかったが、今日ばかりは自分のアドバイスには従って欲しいのが本音だ。
緩やかだが早速の登りルート。
「ねぇどこまで登りなの?」
「たぶん10分か15分程度だよ」
「え~っ、そんなに続くの!」
もういちいち答えるのが面倒になりそうだった(笑)。
途中にある休憩用のベンチ。
(「本当はここで腰を下ろしたいんだろうなぁ・・・」)と思ったがまだスタートしたばかり。
それを無視しながら登り続ける。
振り返るとふたりともそれなりに辛そうだった。
「もう少し行くと分岐点だから、そこで一本(休憩)取ろう。」
それにしてもいくら何でもこの程度でこの有様、さてさてこの先が思いやられるなぁ。
分岐点で一息つき、先のルートを説明した。
「これからのルートが見えるだろう。次の分岐点はあの先だから。だいたい40分もあれば着くかな。」
「げっ、40分もあるの!」という娘の言葉。
「40分なんてあっという間だから。それに登りは殆どないよ。」とは言ったものの、やはり先が思いやられると再認識した。
これって小学生の遠足ルートなのだが、これできついと言われたら果たしてどこへ連れて行けばいいのか・・・。
まぁいい、今日は初めての親子登山。
すべて大目に見ましょう(笑)。
もう半年近くも前の山行になるのだが、娘と女房と三人で初めて出かけた登山がそれだ。
当日の天候は今一つだったが、自分にとって心に残る山行であり、北アルプスのような壮大な計画登山ではなくとも、初めて三人で出かけた山は何よりも思い出深いものだった。
5月の末、場所は那須岳(茶臼岳)。
しかし那須岳に登ったわけではなく、その周辺となる。
「てっぺんまで登る自信はないかも・・・」という二人の意見を尊重し、「じゃぁ那須岳の外周だったら大丈夫だと思うよ。」というアドバイスをし決定した。
早朝に自宅を出発し、一路那須岳ロープウェイ駅へ。
身支度を調えてロープウェイに乗る。
風はやや強く、山頂付近ともなればより寒さを感じるだろうと予測がついた。
風の強さによる寒さをまだ十分に分かっていない二人(笑)。
この先どうなることやら・・・。
ゴンドラリフトの窓から見た山頂方面。
やや空の色が暗いのは薄茶色のガラス窓のせいだが、もとより曇り空のせいでもある。
山頂駅に着き身支度を最終チェックした。
自分が靴ひもやスパッツ(ゲーター)の締め具合をチェック。
レイヤリングもチェックしたが、二人はどうしてものこの寒さから厚着をしてスタートしたいらしい。
「こんなに厚着したら10分も歩いたら大汗かくから。少し肌寒い程度がいいんだよ。」
と言っても首を縦に振らない。
まぁ何れ身をもって分かることなので好きにさせた。
準備運動開始。
「え~っ、そんなことするのぉ」と言われたが、怪我の予防対策の一つだからと言って半ば強制的にさせた。
周りの人の視線を気にしているようだったが、出発前の準備運動は必須である!
そして「山に来たら俺に従え!」
とは言わなかったが、今日ばかりは自分のアドバイスには従って欲しいのが本音だ。
緩やかだが早速の登りルート。
「ねぇどこまで登りなの?」
「たぶん10分か15分程度だよ」
「え~っ、そんなに続くの!」
もういちいち答えるのが面倒になりそうだった(笑)。
途中にある休憩用のベンチ。
(「本当はここで腰を下ろしたいんだろうなぁ・・・」)と思ったがまだスタートしたばかり。
それを無視しながら登り続ける。
振り返るとふたりともそれなりに辛そうだった。
「もう少し行くと分岐点だから、そこで一本(休憩)取ろう。」
それにしてもいくら何でもこの程度でこの有様、さてさてこの先が思いやられるなぁ。
分岐点で一息つき、先のルートを説明した。
「これからのルートが見えるだろう。次の分岐点はあの先だから。だいたい40分もあれば着くかな。」
「げっ、40分もあるの!」という娘の言葉。
「40分なんてあっという間だから。それに登りは殆どないよ。」とは言ったものの、やはり先が思いやられると再認識した。
これって小学生の遠足ルートなのだが、これできついと言われたら果たしてどこへ連れて行けばいいのか・・・。
まぁいい、今日は初めての親子登山。
すべて大目に見ましょう(笑)。