自宅へと帰り、いつもの生活に戻った。
すぐにハチローさんのブログを開き、何はなくともお礼を一言言いたかった。
悪天候での単独登頂を目指すに当たっての諸々のアドバイスへのお礼や自身の不安等々、その時の気持ちを正直に綴った。
数日後、ハチローさんからの返事があった。
「おっ、ハチローさんからだ。わざわざ返事をくれるだなんて嬉しいね♪ 」
と思いつつも、ひょっとして「無謀すぎる」とおしかりの言葉を頂戴されたか? とも
思い、恐る恐る読んだ。
『あの天候では、正直山頂へは厳しいものがあると私個人は感じておりました。
でも、事前の周到なご準備と、ご自身の技量を十分にお考えになっての状況判断で、果敢に山頂アタックされたのは素晴らしいと思います。
お帰りの際にはお話できませんでしたが、デポしてあったザックがなくなっているのを目にして「無事、下山されたのだな」とお察しいたしました。
そして「あの悪天下で、よくぞ!」と、感嘆した次第です。』
ハチローさんから・・・あのハチローさんからお褒めの言葉を頂いてしまったではないか!
これはもう感動どころの話しではない。
大いなる不安と若干の後悔心を抱きながらの登頂と下山だっただけに、正直意外な返事でもあったのだ。
そして「俺は間違ってはいなかった。」とも思った。
選択した山が、時期や自身の登山レベルの身の丈に合っていたのか。
登頂し、無事下山できたことは「運」ではなく、自分の技術と経験から成せたものなのか。
そんな不安と疑問に対してハチローさんが答えを出してくれたような気がした。
だからといって天狗になってはいけない。
成功したからこそ、次に繋げるための戒め(反省)が大切だ。
もう一度ふり返ってみよう。
***登山五省ノ訓***
一 「己を知り足りてなかりしか」
己の体力、技量、知識、総じて経験を十分且つ客観的に理解評価し、足りないものが何であるのかを知ると共に、己が如何に非力で未熟であるかを認め、決して驕らず身の丈に合った山であったか。
一 「備えし努力に憾みなかりしか」
目指す山に登り、無事下山する為には何が必要であるのか。
人の意見に真摯に耳を傾け、そして危機回避のための十分な下調べと情報収集に努め、準備装備に不足や怠り、選択の誤りはなかったか。
一 「蛮勇とならずしてなかりしか」
迷いや不安に駆られたとき、危機に遭遇したとき、冷静且つ公平に思考し、的確な判断を下し、誤りのない行動のもと、必要以上に危険を冒すことなく無理のない山行であったか。
一 「山に恥づることなかりしか」
山をはじめとした自然と登山者に対し、登山を愛好する者として、登山にかかわり合う者の一人として恥ずべき行動をとることはなかったか。
一 「感謝に悖るなかりしか」
たとえすべて単独での登山であっても、決して自分独りだけの力で登頂し下山できたわけではない。
自然に、人との出会いに、登山者の安全を願う人たちに、そして無事の下山を願う人たちに感謝の意をもつことができたか。
*自分が勝手に真似て作成したものなので、文語体などが正しいか否かは不明。
まぁお堅いことは抜きにしてください。 m(_ _)m
すぐにハチローさんのブログを開き、何はなくともお礼を一言言いたかった。
悪天候での単独登頂を目指すに当たっての諸々のアドバイスへのお礼や自身の不安等々、その時の気持ちを正直に綴った。
数日後、ハチローさんからの返事があった。
「おっ、ハチローさんからだ。わざわざ返事をくれるだなんて嬉しいね♪ 」
と思いつつも、ひょっとして「無謀すぎる」とおしかりの言葉を頂戴されたか? とも
思い、恐る恐る読んだ。
『あの天候では、正直山頂へは厳しいものがあると私個人は感じておりました。
でも、事前の周到なご準備と、ご自身の技量を十分にお考えになっての状況判断で、果敢に山頂アタックされたのは素晴らしいと思います。
お帰りの際にはお話できませんでしたが、デポしてあったザックがなくなっているのを目にして「無事、下山されたのだな」とお察しいたしました。
そして「あの悪天下で、よくぞ!」と、感嘆した次第です。』
ハチローさんから・・・あのハチローさんからお褒めの言葉を頂いてしまったではないか!
これはもう感動どころの話しではない。
大いなる不安と若干の後悔心を抱きながらの登頂と下山だっただけに、正直意外な返事でもあったのだ。
そして「俺は間違ってはいなかった。」とも思った。
選択した山が、時期や自身の登山レベルの身の丈に合っていたのか。
登頂し、無事下山できたことは「運」ではなく、自分の技術と経験から成せたものなのか。
そんな不安と疑問に対してハチローさんが答えを出してくれたような気がした。
だからといって天狗になってはいけない。
成功したからこそ、次に繋げるための戒め(反省)が大切だ。
もう一度ふり返ってみよう。
***登山五省ノ訓***
一 「己を知り足りてなかりしか」
己の体力、技量、知識、総じて経験を十分且つ客観的に理解評価し、足りないものが何であるのかを知ると共に、己が如何に非力で未熟であるかを認め、決して驕らず身の丈に合った山であったか。
一 「備えし努力に憾みなかりしか」
目指す山に登り、無事下山する為には何が必要であるのか。
人の意見に真摯に耳を傾け、そして危機回避のための十分な下調べと情報収集に努め、準備装備に不足や怠り、選択の誤りはなかったか。
一 「蛮勇とならずしてなかりしか」
迷いや不安に駆られたとき、危機に遭遇したとき、冷静且つ公平に思考し、的確な判断を下し、誤りのない行動のもと、必要以上に危険を冒すことなく無理のない山行であったか。
一 「山に恥づることなかりしか」
山をはじめとした自然と登山者に対し、登山を愛好する者として、登山にかかわり合う者の一人として恥ずべき行動をとることはなかったか。
一 「感謝に悖るなかりしか」
たとえすべて単独での登山であっても、決して自分独りだけの力で登頂し下山できたわけではない。
自然に、人との出会いに、登山者の安全を願う人たちに、そして無事の下山を願う人たちに感謝の意をもつことができたか。
*自分が勝手に真似て作成したものなので、文語体などが正しいか否かは不明。
まぁお堅いことは抜きにしてください。 m(_ _)m