この先最後の苔の森である「斧断ちの森」へと行くが、その前に麦草ヒュッテへ立ち寄った。
缶コーヒーを購入したが、缶コーヒーなんぞを購入するのは本当に久しぶりのことだった。
飲みながら店の人に苔の森についていろいろと教えていただいたのだが、「今から斧断ちの森ですか。珍しいですね。あんな森に行く人なんてそう滅多にいませんよ。」
と言って笑っていた。
何故なのかは敢えて聞かなかったが「自分が行くことがそんなに珍しいことなの?」と不思議だった。
ヒュッテをスタートしてすぐに鬱蒼とした森へと入った。
今までの森とそうはたいして変わらない雰囲気の森だった。
地図の通りに「駒鳥の池」へと到着。
池と言うよりは「沼」のような感じであったが、ここも昨夜の豪雨の影響からだろうか、かなり増水していた。
できればもう少し畔まで近づきたかったが、足元は泥沼化しており無理だった。
先を急ぐ。
何となく見覚えのある苔に遭遇。
名前までは分からないが、つい先ほども見た記憶があった。
時折日が差しては雲っての繰り返し。
差せば差したで鮮やかな黄緑色が浮き出るようだったし、曇れば曇ったで色濃く映る苔。
それぞれに良さがあっておもしろい。
なぁ~んて考えていたらいきなりガスってきた。
これもまた樹林帯特有の情景だろう。
これは一体何?
これも苔の一種なのか・・・。
指で触れてみたが以外と固かった。
この植物はここのポイントでしか見つけることができなかった。
先へと進むが、ガスが一層濃くなってきている様な気がした。
不気味ささへも感じられる斧断ちの森。
もしルートらしいルートがなかったら間違いなく道迷いしてしまっていたと思う。
それ程までに濃いガスと樹林帯の怪しさは際だっていた。
「確かにこれじゃ滅多に人が訪れることはないかな・・・」
ヒュッテの人が言っていたことが何となく分かったような気がした瞬間だったし、そう思わざるを得ない。
と思っていると、なんと人の声が自分の方に向かって来るではないか。
「まさか・・・」と思ったが本当にハイカーだった。
一組の老夫婦だった。
しばし苔の話や八ヶ岳の話をし、写真を撮っていただいた。
不気味さ漂うなかなかの一枚となった。
缶コーヒーを購入したが、缶コーヒーなんぞを購入するのは本当に久しぶりのことだった。
飲みながら店の人に苔の森についていろいろと教えていただいたのだが、「今から斧断ちの森ですか。珍しいですね。あんな森に行く人なんてそう滅多にいませんよ。」
と言って笑っていた。
何故なのかは敢えて聞かなかったが「自分が行くことがそんなに珍しいことなの?」と不思議だった。
ヒュッテをスタートしてすぐに鬱蒼とした森へと入った。
今までの森とそうはたいして変わらない雰囲気の森だった。
地図の通りに「駒鳥の池」へと到着。
池と言うよりは「沼」のような感じであったが、ここも昨夜の豪雨の影響からだろうか、かなり増水していた。
できればもう少し畔まで近づきたかったが、足元は泥沼化しており無理だった。
先を急ぐ。
何となく見覚えのある苔に遭遇。
名前までは分からないが、つい先ほども見た記憶があった。
時折日が差しては雲っての繰り返し。
差せば差したで鮮やかな黄緑色が浮き出るようだったし、曇れば曇ったで色濃く映る苔。
それぞれに良さがあっておもしろい。
なぁ~んて考えていたらいきなりガスってきた。
これもまた樹林帯特有の情景だろう。
これは一体何?
これも苔の一種なのか・・・。
指で触れてみたが以外と固かった。
この植物はここのポイントでしか見つけることができなかった。
先へと進むが、ガスが一層濃くなってきている様な気がした。
不気味ささへも感じられる斧断ちの森。
もしルートらしいルートがなかったら間違いなく道迷いしてしまっていたと思う。
それ程までに濃いガスと樹林帯の怪しさは際だっていた。
「確かにこれじゃ滅多に人が訪れることはないかな・・・」
ヒュッテの人が言っていたことが何となく分かったような気がした瞬間だったし、そう思わざるを得ない。
と思っていると、なんと人の声が自分の方に向かって来るではないか。
「まさか・・・」と思ったが本当にハイカーだった。
一組の老夫婦だった。
しばし苔の話や八ヶ岳の話をし、写真を撮っていただいた。
不気味さ漂うなかなかの一枚となった。