鳳凰三山とは「地蔵岳」「観音岳」「薬師岳」の三つの山のことを指して言う。
縦走とは言っても、この三山は比較的距離は近く、頂の間を縦走するだけであれば数時間で歩くことができる。
むしろ初めのどこかの頂にたどり着くまでが結構きつい。
地蔵岳を後にし、観音岳へと歩き始めたが、どうもHさんの様子がおかしい。
本人は心配をかけまいとしているだけに返って気になった。
ローペースで登ってはいるが、ここで引き返すにも「運悪く」と言うか、予定しているルートのほぼ中間地点にいるわけで、どっちへ行くにも時間も距離もほぼ同じだ。
判断に迷う。
本人は「大丈夫です」と言っているが、本人が言う大丈夫ほど大丈夫でない時が多い。
何故なら自分がそうだからだ。
幸いきつい登りは殆ど無く、薬師岳さえ越えれば後はひたすら下山するのみ。
様子を見ながらゆっくりと進むしかないだろう。
ここは「アカヌケ沢の頭」と呼ばれるポイント。
天候は最高に良いのだが、良かったのはここまでで、この後徐々にガスにやられることになる。
緩やかなアップダウンを数回越え、観音岳へと着いた。
残念ながら景観は殆ど望めなかった。
が、Hさんの体調が回復してきたようで何より。
先ずは一安心だった。
ここでは行動食を摂り小休止とした。
Hさんの体調が回復してきたのはいいのだが、今度は自分の膝が心配だった。
9月一杯を山の休暇月間としたが、それでも完全に痛みがひいたわけではなかった。
キネシオテープとサポーターでガッチリと固めてはいるが、薬師岳が終われば今度はひたすら下山となる。
トレッキングポールを用い、膝への負担を軽減したとしても果たして・・・。
まぁいい、今は三山巡りを楽しもう。
薬師岳の頂へと着いた。
なだらかに広がる広い山頂だった。
「そっか、もう縦走は終わりか・・・。」
いつもは下山後に感じる淋しさなのだが、今回に限っては既にそう思い始めていた。
おそらくは、再びひたすら樹林帯の中となるであろう。
そのことは事前の調べてある程度は分かっていた。
分かっていただけにどこか「下りたくないなぁ」という勝手な思いにかられる。
ところがだ。
少し下山したら、なんとまぁ!
見事な紅葉ではないか!
思わずシャッターを切った。
だが、自分はこの構図には入りたくなかった。
だって、どう考えてもミスマッチだし、周りは赤ばかりだし。
やはりここは女性に限るというもの。
Hさん、ありがとうね♪
縦走とは言っても、この三山は比較的距離は近く、頂の間を縦走するだけであれば数時間で歩くことができる。
むしろ初めのどこかの頂にたどり着くまでが結構きつい。
地蔵岳を後にし、観音岳へと歩き始めたが、どうもHさんの様子がおかしい。
本人は心配をかけまいとしているだけに返って気になった。
ローペースで登ってはいるが、ここで引き返すにも「運悪く」と言うか、予定しているルートのほぼ中間地点にいるわけで、どっちへ行くにも時間も距離もほぼ同じだ。
判断に迷う。
本人は「大丈夫です」と言っているが、本人が言う大丈夫ほど大丈夫でない時が多い。
何故なら自分がそうだからだ。
幸いきつい登りは殆ど無く、薬師岳さえ越えれば後はひたすら下山するのみ。
様子を見ながらゆっくりと進むしかないだろう。
ここは「アカヌケ沢の頭」と呼ばれるポイント。
天候は最高に良いのだが、良かったのはここまでで、この後徐々にガスにやられることになる。
緩やかなアップダウンを数回越え、観音岳へと着いた。
残念ながら景観は殆ど望めなかった。
が、Hさんの体調が回復してきたようで何より。
先ずは一安心だった。
ここでは行動食を摂り小休止とした。
Hさんの体調が回復してきたのはいいのだが、今度は自分の膝が心配だった。
9月一杯を山の休暇月間としたが、それでも完全に痛みがひいたわけではなかった。
キネシオテープとサポーターでガッチリと固めてはいるが、薬師岳が終われば今度はひたすら下山となる。
トレッキングポールを用い、膝への負担を軽減したとしても果たして・・・。
まぁいい、今は三山巡りを楽しもう。
薬師岳の頂へと着いた。
なだらかに広がる広い山頂だった。
「そっか、もう縦走は終わりか・・・。」
いつもは下山後に感じる淋しさなのだが、今回に限っては既にそう思い始めていた。
おそらくは、再びひたすら樹林帯の中となるであろう。
そのことは事前の調べてある程度は分かっていた。
分かっていただけにどこか「下りたくないなぁ」という勝手な思いにかられる。
ところがだ。
少し下山したら、なんとまぁ!
見事な紅葉ではないか!
思わずシャッターを切った。
だが、自分はこの構図には入りたくなかった。
だって、どう考えてもミスマッチだし、周りは赤ばかりだし。
やはりここは女性に限るというもの。
Hさん、ありがとうね♪