ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

厳冬期になっらた・・・「ん~~ん、残念・・・」

2014年05月30日 23時31分10秒 | Weblog
しばしブログを書くことができず、久々に再開したい。
理由は多々あれど、多忙だったということでご容赦いただきたい。

さて、山ガール三人と共に入った雲龍渓谷だが、自分が考えていた以上にアイゼン歩行の懸念は無く、スムーズに休憩ポイントへと着くことができた。
しかし、ここから先は氷の世界。
雪とはまた違った慎重さが求められる。

ザックをデポし、先ずは「友知らず」と呼ばれるポイントへと進んだ。
自分はデポせず背負ったままだ。
何故ならこの数日後に迫った「赤岳単独登攀」のために、少しでも体をいじめておきたかったからだ。

「友知らず」へはすぐに着いたのだが、「へっ! あれっ! ちょっと・・・」
なんか迫力と感動に欠ける氷壁だ。

事前の情報である程度は知っていたが、まさかここまでとは・・・。
それでも彼女たちにしてみれば初めての雲龍渓谷。
厳冬期ならではの大自然の造形美への歓声を聞くことができた。
(ちょっと一安心)

昨シーズンは、少なくとも50mほどの氷壁がドドーンと目の前に現れ、思わず息を呑んだ程だっただけに、物足りなさを感じながらも先へと進んだ。

でっかいつららに「うわぁー♪」
本当ならもっと太く長いつららがあちこちにあっても良いのだが、喜んでもらえただけでもよしとしたい。

さぁて、いよいよ「神殿」のお出ましだ。

ここは通称「神殿」と呼ばれているポイント。
つまり、幾本もの太い氷柱が「パルテノン神殿」のように見えるかららしい。

今季は残念ながら本当に太い氷柱は2本だけだったが、ここまで来たら氷柱の裏側に案内したい。

足下は全面氷であり、軽アイゼンである彼女達のことを考えれば最もスローペースで歩く必要があった。
「大丈夫かな・・・大丈夫かな・・・」
と思ってはいるが、どうやら余計な心配だったようだ。
この先の斜面も行けそうな気がしてきた。


はい、ポーズ♪
この後はいよいよ急斜面となる。
危険は承知なのだが、どうしても「雲龍瀑」を間近で見せてあげたい。