山頂には30分程しか停滞しなかった。
あまりにも短すぎる山頂だったが、下山を考えればこれ以上の長居はできなかった。
残念だがヨコバイへ向けて下山開始だ。
急げる区間やポイントはできるだけ急ぎたい思いだったが、滑落の危険性を高めることに繋がることは明白だ。
急ぐのは比較的安全なトラバース区間や、前剱を下り終えてからになりそうだった。
目の前の雲海につい目を取られがちだったが、今は足元に集中しなければならない。
もうすぐ別山尾根の中で最も距離の長いクサリ場(区間)となるだけに、景色を愛でるのは二の次となる。
急勾配の岩崖を下り、ヨコバイへと着いた。
ここは慎重に、N君へのアドバイスを兼ねて通過しなければならない。
両腕でクサリにつかまり、右足のつま先でスタンスポイントの足探り。
スタンスポイントが決まったら、左足から移動してヨコバイをトラバースするだけ。
こう書いてしまえばなんてことはない様にも感じるが、初めてのN君にとっては難所であろう。
最初の一歩目。
右足での確保OK!
そのままゆっくりとトラバース。
順調順調!
ヨコバイ終了。
しかしクサリ場はまだ繋がっている。
下から指示を送っている自分。
写真を撮ってくれたのはもちろんN君。
ある意味余裕(笑)。
トラバースの次は斜め下へとクサリ場を移動。
垂直の梯子を下る。
そして最も長い下りのクサリ場。
ここも慎重に・・・、落ちたら絶対に助からないポイント。
やっと平蔵のコルへと戻ってきた。
そして目の前にはタテバイの南壁が。
ここで一息入れた。
「ちょっと距離を置いて見るタテバイって、やっぱり凄いですね。」
初めてトライしたN君ならではの本音だろう。
決して侮ってはいないが、もう慣れてしまった自分には無い感情だ。
ここまで順調に来てはいるが、平蔵の頭を越えるまでは慎重に下山しなければならない。
できれば11時頃にテン場に着き、軽く昼食を済ませ室堂へと向かいたい。
あまりにも短すぎる山頂だったが、下山を考えればこれ以上の長居はできなかった。
残念だがヨコバイへ向けて下山開始だ。
急げる区間やポイントはできるだけ急ぎたい思いだったが、滑落の危険性を高めることに繋がることは明白だ。
急ぐのは比較的安全なトラバース区間や、前剱を下り終えてからになりそうだった。
目の前の雲海につい目を取られがちだったが、今は足元に集中しなければならない。
もうすぐ別山尾根の中で最も距離の長いクサリ場(区間)となるだけに、景色を愛でるのは二の次となる。
急勾配の岩崖を下り、ヨコバイへと着いた。
ここは慎重に、N君へのアドバイスを兼ねて通過しなければならない。
両腕でクサリにつかまり、右足のつま先でスタンスポイントの足探り。
スタンスポイントが決まったら、左足から移動してヨコバイをトラバースするだけ。
こう書いてしまえばなんてことはない様にも感じるが、初めてのN君にとっては難所であろう。
最初の一歩目。
右足での確保OK!
そのままゆっくりとトラバース。
順調順調!
ヨコバイ終了。
しかしクサリ場はまだ繋がっている。
下から指示を送っている自分。
写真を撮ってくれたのはもちろんN君。
ある意味余裕(笑)。
トラバースの次は斜め下へとクサリ場を移動。
垂直の梯子を下る。
そして最も長い下りのクサリ場。
ここも慎重に・・・、落ちたら絶対に助からないポイント。
やっと平蔵のコルへと戻ってきた。
そして目の前にはタテバイの南壁が。
ここで一息入れた。
「ちょっと距離を置いて見るタテバイって、やっぱり凄いですね。」
初めてトライしたN君ならではの本音だろう。
決して侮ってはいないが、もう慣れてしまった自分には無い感情だ。
ここまで順調に来てはいるが、平蔵の頭を越えるまでは慎重に下山しなければならない。
できれば11時頃にテン場に着き、軽く昼食を済ませ室堂へと向かいたい。