天候に左右される登山にとって、晴天というのは何よりもましてありがたい。
朝食を済ませ、珈琲を飲みながら見上げた空には、雲一つ無い真っ青な世界が広がっていたのを今でもはっきりと覚えている。
8時、北穂高岳を目指しベースキャンプを出発した。
ひたすら登るだけのハードなルートだが、決して難易度の高いルートではなかった。
途中何度か振り返ると、自分のいる標高がなんとなくわかる。涸沢カールや前穂高岳と比べることが楽しかった。
そして見下ろせば、自分たちのテントが豆粒以下の大きさで目視することができた。
「随分登ったなぁ」としみじみ感じるが、北穂高岳山頂まではまだまだだ。
それにしても「登りだけ」のルートって、どうして長く感じるんだろう。
それほどつらくはないのだが、「まだ着かない・・・」と、何度思ったことか。
背中に汗をかいてきたが、気温が低いせいか、うだるような暑さの中でかく汗とは違っていた。風も心地よい。思い切り深呼吸すれば、爽やかなまでの冷たい空気を鼻の中で感じ取ることができた。
さぁ、北穂山頂までもう一息だ。
朝食を済ませ、珈琲を飲みながら見上げた空には、雲一つ無い真っ青な世界が広がっていたのを今でもはっきりと覚えている。
8時、北穂高岳を目指しベースキャンプを出発した。
ひたすら登るだけのハードなルートだが、決して難易度の高いルートではなかった。
途中何度か振り返ると、自分のいる標高がなんとなくわかる。涸沢カールや前穂高岳と比べることが楽しかった。
そして見下ろせば、自分たちのテントが豆粒以下の大きさで目視することができた。
「随分登ったなぁ」としみじみ感じるが、北穂高岳山頂まではまだまだだ。
それにしても「登りだけ」のルートって、どうして長く感じるんだろう。
それほどつらくはないのだが、「まだ着かない・・・」と、何度思ったことか。
背中に汗をかいてきたが、気温が低いせいか、うだるような暑さの中でかく汗とは違っていた。風も心地よい。思い切り深呼吸すれば、爽やかなまでの冷たい空気を鼻の中で感じ取ることができた。
さぁ、北穂山頂までもう一息だ。