今年の夏前に若いスタッフが一人増えた。
登山経験はまだまだ浅いが、仕事のみならずプライベートでのテント泊や雪山登山に夢を抱いている。
特に雪山登山への憧れは人一倍強く、「こりゃぁいい若者が来てくれた。今年の冬が楽しみになりそうだ(笑)」と、一人でニヤニヤしていた。
夏が過ぎ、恒例の秋のテント泊をどこにしようかと考えていたが、ふと「彼も一緒に連れて行ってみたい。」と思い誘ってみた。
「是非お願いします!」と即答。
「何処か行ってみたいところってある?」と聞いたが、まだよくわからないらしい。
自分が幾つか候補地を挙げてみたところ、その一つである「ジャンダルムに登ってみたいです」と言ってきた。
う~ん、ジャンかぁ・・・。
正直言ってまだ彼の実力がどの程度のものが計り知れていない。
わかっていることは体力と運動神経は問題ないということ。
そこで高所恐怖症について確認したところそれも大丈夫。
「そればらば」となり、二人でジャンダルム行きが決定した。
涸沢をBCとし、テントで2泊が基本。
二日目をジャンダルムアタックとするが、台風の影響がどの程度までになってしまうかが不透明だった。
無理であれば北穂高岳でもOKという承諾を得て、10月2日の夜に沢渡を目指し出発した。
学生時代を松本で過ごした彼がいたことで、松本市内の通過は非常に楽だった。
機械のナビに頼らず、人間ナビでスムーズに通過し、予定よりも早く沢渡へと到着。
おかげで3時間以上車の中で仮眠をすることができた。
早朝の沢渡バスターミナル。
平日ということもあり、駐車場はガラ~ンとしたもので、上高地へと向かうバスもかなり空いていた。
ややウトウトしながらだったが、大正池あたりでやっと目が覚めてくれた。
湖面にもやがかかり、その先には吊り尾根が見えた。
今日の天気はやがて雨の予報。
果たしてどのあたりまで持ってくれるか心配だったが、せめてテント設営時まで降ってほしくはないのが本音だ。
上高地バスターミナル。
秋にここを訪れるのは何年振りのことだろうか。
紅葉の涸沢に行きたくても、教員時代の頃は休日を利用するしかなく、とてつもない混雑だったことを覚えている。
7:05に上高地をスタートした。
まだそれほど空腹でなかったこともあり、朝食は途中の徳澤園あたりで食べることにした。
はい、おきまりの場所でおきまりの写真を一枚。
吊り尾根方面を指差しながら、「あれが奥穂であそこがジャン。明日はあそこまで登るよ。」と言うと、少々ビビっているようだった(笑)。
「大丈夫、俺がいるんだから」
などと、いかにも「ベテランに任せとけ!」的なことを言ってしまった。
まぁそれで彼の不安が解消しれくれれば良し。
樹林帯の中を進む。
途中猿の群れとすれ違いながらのんびりと歩いた。
この時期ともなればさすがに高山植物(花)は淋しいものだが、それよりも涸沢の紅葉が楽しみだ。
徳澤園で朝食を兼ねて小休止とした。
「帰りにはここで絶対ソフトクリーム食べよう」
と約束をし、横尾を目指した。
いつ雨が降ってきてもおかしくはない空模様だった。
「こりゃぁ涸沢まではもたないかも・・・」
雨天時でのテント設営や撤収は何度経験してもいいものではない。
だが今日は二人だ。
テントはそれぞれだが、二人で一つのテントを設営すればかなり時間のロスも少ないし、スムーズにできるだろう。
横尾で休憩していると、ついにポツリポツリときてしまった。
まだレインウェアを着る程ではなかったが、この後どのくらいまで強くなってしまうかが心配だった。
「どうかこれ以上雨が強くなりませんように」と祈りつつ、HOPEと一緒に「本谷橋」に向け出発した。
登山経験はまだまだ浅いが、仕事のみならずプライベートでのテント泊や雪山登山に夢を抱いている。
特に雪山登山への憧れは人一倍強く、「こりゃぁいい若者が来てくれた。今年の冬が楽しみになりそうだ(笑)」と、一人でニヤニヤしていた。
夏が過ぎ、恒例の秋のテント泊をどこにしようかと考えていたが、ふと「彼も一緒に連れて行ってみたい。」と思い誘ってみた。
「是非お願いします!」と即答。
「何処か行ってみたいところってある?」と聞いたが、まだよくわからないらしい。
自分が幾つか候補地を挙げてみたところ、その一つである「ジャンダルムに登ってみたいです」と言ってきた。
う~ん、ジャンかぁ・・・。
正直言ってまだ彼の実力がどの程度のものが計り知れていない。
わかっていることは体力と運動神経は問題ないということ。
そこで高所恐怖症について確認したところそれも大丈夫。
「そればらば」となり、二人でジャンダルム行きが決定した。
涸沢をBCとし、テントで2泊が基本。
二日目をジャンダルムアタックとするが、台風の影響がどの程度までになってしまうかが不透明だった。
無理であれば北穂高岳でもOKという承諾を得て、10月2日の夜に沢渡を目指し出発した。
学生時代を松本で過ごした彼がいたことで、松本市内の通過は非常に楽だった。
機械のナビに頼らず、人間ナビでスムーズに通過し、予定よりも早く沢渡へと到着。
おかげで3時間以上車の中で仮眠をすることができた。
早朝の沢渡バスターミナル。
平日ということもあり、駐車場はガラ~ンとしたもので、上高地へと向かうバスもかなり空いていた。
ややウトウトしながらだったが、大正池あたりでやっと目が覚めてくれた。
湖面にもやがかかり、その先には吊り尾根が見えた。
今日の天気はやがて雨の予報。
果たしてどのあたりまで持ってくれるか心配だったが、せめてテント設営時まで降ってほしくはないのが本音だ。
上高地バスターミナル。
秋にここを訪れるのは何年振りのことだろうか。
紅葉の涸沢に行きたくても、教員時代の頃は休日を利用するしかなく、とてつもない混雑だったことを覚えている。
7:05に上高地をスタートした。
まだそれほど空腹でなかったこともあり、朝食は途中の徳澤園あたりで食べることにした。
はい、おきまりの場所でおきまりの写真を一枚。
吊り尾根方面を指差しながら、「あれが奥穂であそこがジャン。明日はあそこまで登るよ。」と言うと、少々ビビっているようだった(笑)。
「大丈夫、俺がいるんだから」
などと、いかにも「ベテランに任せとけ!」的なことを言ってしまった。
まぁそれで彼の不安が解消しれくれれば良し。
樹林帯の中を進む。
途中猿の群れとすれ違いながらのんびりと歩いた。
この時期ともなればさすがに高山植物(花)は淋しいものだが、それよりも涸沢の紅葉が楽しみだ。
徳澤園で朝食を兼ねて小休止とした。
「帰りにはここで絶対ソフトクリーム食べよう」
と約束をし、横尾を目指した。
いつ雨が降ってきてもおかしくはない空模様だった。
「こりゃぁ涸沢まではもたないかも・・・」
雨天時でのテント設営や撤収は何度経験してもいいものではない。
だが今日は二人だ。
テントはそれぞれだが、二人で一つのテントを設営すればかなり時間のロスも少ないし、スムーズにできるだろう。
横尾で休憩していると、ついにポツリポツリときてしまった。
まだレインウェアを着る程ではなかったが、この後どのくらいまで強くなってしまうかが心配だった。
「どうかこれ以上雨が強くなりませんように」と祈りつつ、HOPEと一緒に「本谷橋」に向け出発した。