ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

ヴィーナスへ![6]

2009年09月12日 11時59分26秒 | Weblog
R141を途中で右折し、しばらく走ると真っ直ぐに伸びた道へと出た。
道の両サイドには針葉樹林。ネットで見た風景が続いていた。
「こんな風景の道をずっと走っていたいなぁ」と思わせる道だ。

案内の看板があった。
導かれるように行くと・・・「あっ、ここだ! この建物だ!!」
すぐにわかった。「そうだよ、この建物だよ!」
もう嬉しくて嬉しくて、はしゃぎたい程だった(笑)。
一緒に行った仲間には申し訳なかったが、どうしても来たかった場所だった。

中はレストランと資料館、ショップになっていた。
ドラマに関する資料や懐かしい写真が展示されていた。
「ゆうべ見た夢の中で、僕は石になっていた・・・けれどおはようの朝は来る♪」
いつしか無意識でこの唄を口ずさんでいた。
残念ながらやや曇り空になってきて、すぐ目の前にそびえ立つ主峰「赤岳」はほとんど見えなかった。
贅沢を言えばきりがないが、2階の窓から見える大自然の風景は、まさに「高原」そのものだった。


ヴィーナスへ![5]

2009年09月12日 11時24分16秒 | Weblog
♪空はまるで 君のように青く澄んでどこまでも♪

歌手名も曲名も知らないが、この歌にピッタリの風景が目の前に広がっている。
野辺山へと続くR141。この道は、二十数年前に八ヶ岳を縦走したときに通っているはずなのだが、もう記憶から遠ざかってしまっていた。(涙)
まぁそんなことは忘れて今を満喫しよう。

清里のキャンプ場へ着く前に、数ヵ所立ち寄る計画があった。
(1)「八ヶ岳高原ヒュッテ」
かなり昔の話だが、TVドラマ「高原へいらっしゃい」で使用されたロケ地だ。
リメイクもされたドラマだったが、自分としては最初の方がインパクトが強い。また、テーマソングを歌っていたのが「小室等」氏だった。「おはようの朝」という曲は今でもお気に入りなのだ。
(2)「やまなしの木」
それほど有名ではないのかも知れないが、ネットで八ヶ岳観光を調べているときに偶然見つけたスポットだった。
この木を中心とした風景に心を奪われてしまった。周りは高原野菜の畑しかないのだが、何故か写真で見ただけで「遠くまできたなぁ・・・」という思いに駈られた。
(3)「JR鉄道最高地点」
誰でも知っている場所だが、記念に立ち寄ってみることにした。

ヴィーナスへ![4]

2009年09月12日 01時17分12秒 | Weblog
AM11時過ぎ。ほぼ予定通りに佐久ICに到着。
料金所を出ると、もう目の前には「おぎのや」が!
みんな空腹状態。さっそく釜飯を・・・と行きたいところだったが、メニュー表を見ると、「おっ、キリンフリーがあるじゃないか!」
まぁ喉も渇いたし。全員の思いが一致したところで乾杯♪
本物とは行かないが、汗をかいた後だけに美味かったなぁ。

さて、主役の登場。
これが食べたかった!
ところでこの「峠の釜飯」。実は懐かしい思い出の一品だ。
この釜飯を見る度に、大学時代の夏合宿を思い出す。
夏合宿なんて、早朝から夜中までつらい思い出ばかりが蘇るが、この釜飯だけは別だ。

当時の夏合宿は、長野県の野沢温泉村で行った。
上野駅から急行列車に揺られ、長野市まで。
車内ではバカ話に花が咲きながらも、これから始まる地獄の日々を前に、正直「帰りたいなぁ」と痛切に思ったものだ。
そう思いながらも腹は減る。
先ず初めに高崎駅の「だるま弁当」。次に、まだ横川駅に列車が停車していたため、ここで「峠の釜飯」。最後は長野駅で下車し、「信州そば」。
残念ながらそばが苦手な自分は信州に来てまでうどんを食べていた。
1年の夏合宿で、初めて食べた峠の釜飯の容器(陶器)は、今でも記念にとってある。

早めの昼食を終え、次は食料品の買い出しだ。
5分も走れば「ジャスコ」がある。
この買い出しはいつもながら笑える光景だ。
どうひいき目に見てもうさんくさい男が数人。買い物かごを抱えて食料品コーナーを右往左往している姿は、他のお客さん達から見れば異様に映っていることは間違いない。
「え~っと、調味料は・・・」「おっと、肝心のげそを忘れちゃいけないよなぁ」なんてつぶやきながら店内を歩く。いや、うろつく。
「ママ、あのおじさん達恐い~!」なんて、子供の声が聞こえてきそうだ(苦笑)。

すべての準備が整った。
あとは野辺山、清里方面へ一直線。
店を出れば真夏の日差しがこの上なく嬉しかった。

ヴィーナスへ![3]

2009年09月12日 00時57分23秒 | Weblog
「横川SA」でトイレ休憩をとった。
用を済ませ外へ出ると、何ともいい香りが鼻をついてきた。
焼きとうもろこし、玉こんにゃく、じゃがバター・・・。
思わず食べたくなったが、ここはがまんがまん。峠の釜飯が俺を待っているじゃないか!
・・・が、せっかくなので、腹には溜まらないソフトクリームを食べた。

一服しながら、ふと空を見上げた。
少しずつだが、確実に青空は広がってきている。
雲は・・・、そう一年で一番真っ白な雲。夏の雲だ。
周囲の木々を見渡せば、緑の葉が生い茂り、遠くの山々は蒼く染まっている。
ありきたりの夏の風景が、不思議と懐かしくさえ感じた。

さぁ佐久までもうすぐ。
ここからはトンネルの連続だ。風景を楽しむことはできないが、待ってろよ釜飯ぃ~!!!