ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

ヴィーナスへ![1]

2009年09月10日 22時49分07秒 | Weblog
目的をもってツーリングに出かける。
それは大いなる冒険であり、ありふれた日常を抜け出し、非日常という時間でゆっくりとストレスのボルトを緩める。
「気の向くままに走れたらどんなにか心は躍るだろう。 地図?そんなものはいらないよ。ただアクセルを開け、この道の向こうに待っている忘れられない瞬間を求めているだけ。」

な~んてね(笑)

今の時代、ネットで調べれば観光案内、風景写真、動画まであり、行きたいところの最新情報は手に取るようにわかる。
それでも「あの道の向こうには何があるんだろう。あの地平線まで行けば何かが・・・」
「この森を抜ければ、きっと何かが変わるはずだ。」
そう思い、何度もバイクを走らせてきた。
ツーリングの魅力は何かと聞かれたら。
「爽快感」「感動」「名物料理」「温泉」「キャンピング」「野宿」「仲間」「語らい」等々、数え上げたらきりがない。
そして忘れてはならないもう一つの魅力。
それは「好奇心」だ。
単に「好奇心」を満たすだけの自己満足と言われればそうかも知れない。
だが、行った者だけが知る、走った者だけが得る「好奇心を満たす、ゾクゾクとした瞬間」がたまらないのだ!

前置きが長くなったが、今年の正月明けのこと。
職場のツーリング仲間と、「夏、何処へ行く?」なんて半年以上も先のことを語り合った。
目的地はどこがいい。ルートは。準備物はどうする。飯は・・・。こんな装備が欲しい。etc・・・。
そう、この瞬間に好奇心はすでに走り出していたのだ。

結果として、自分の提案した八ヶ岳を中心としたルート。メインは「ヴィーナスライン」となった。
できれば2泊3日。中日は荷物をキャンプ場に置いたまま、ヴィーナスラインを攻めよう。

ここから多方面にわたり実施計画(案)を練った。
なにせ限られた休暇。ましてや一年で最も混雑が予想される時期だし。
そしてバイクは積載物量に制限がある。不便を楽しむ遊び心をもちながらも、キャンプ場選びから始めた。