通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

岩国城への道

2015年05月14日 | 広島の話題
ロープウェイから

岩国城まで

歩く








「岩国城へ行くために、ロープウェイに乗って山頂駅までやってきました」

「ここから岩国城天守まで5分くらい歩くんじゃが、

 北側・舗装された道と

 南側・山道

の2つのコースがある」







「まずは舗装された道から紹介していこうかの」







「自然休養林(しぜんきゅうようりん)?」

「このあたりに植えてある檜(ヒノキ)から、その皮、檜皮(ひわだ)を取っとるんじゃ」

「檜皮いうたら、むかしの建物の屋根などに葺(ふ)いてあるやつじゃね」





檜皮(ひわだ)の採取について


ここのヒノキは、幹が赤くなっているものがありますが、これは檜皮を採取したものです。
ちょっと痛々しい感じがするかもしれませんが、皮は次第に再生します。
そして数年後にはもとの状態にもどり、10年ほどで再び檜皮の採取が可能になります。

檜皮は、主に神社仏閣などの檜皮葺屋根(ひわだぶきやね)の材料となるもので、日本古来の伝統的な屋根葺(やねぶき)技術です。
山口県内においても、瑠璃光寺五重塔(るりこうじごじゅうのとう。山口市)や功山寺仏殿(こうざんじぶつでん)・住吉神社本殿(下関市)などの国宝建築物をはじめ、多くの重要文化財が檜皮で葺(ふ)かれています。

しかし、近年、檜皮を採取できる大径のヒノキや檜皮を採取する人(原皮師(もとかわし))が減少しており、このままでは檜皮葺建造物(ひわだぶきけんぞうぶつ)が良好な状態で維持・保存できるか危惧されています。

このため、檜皮の供給や原皮師の研修の場として国有林を提供することとしましたので、皆様のご理解をお願いします。


平成14年12月
近畿中国森林管理局
山口森林管理事務所


(説明板より)










大釣井(おおつるい)

この大井戸は、慶長十三年(一六〇九年)築城と同時につくられたもので、非常時の武器弾薬等の収納をはかるとともに、敵に包囲されたり、落城の危機にさらされた場合の脱出口を備えた井戸であったとも伝えられている。

(説明板より)








「おぉ、すごい石垣じゃね」

「これは、復元された旧天守台なんじゃ」

「旧天守台?」

「これについては、次回説明しよう」







「これは?」

「空堀(からぼり)。ここは幅が20メートル、深さが10メートルあって、日本でも最大級のものじゃそうな」







「つぎに、ロープウェイ山頂駅から山道を通って岩国城天守まで歩いてみようかの」

「「ながめ千両」か。山頂駅からの眺めもえかったね」







「細い道を、上ったり下ったりして歩いて行く」







「むかしの石垣がそのまま残っとるんかね?」







「出丸跡から階段を上って行くと…」







「大手門。手前側が二の丸の跡になる」







「いよいよ岩国城じゃね」





訪問日:2015年5月1日





「今日は、ロープウェイから岩国城までの道について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」

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