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猿猴橋復元工事(その31)

2016年03月29日 | 広島の話題
猿猴橋復元工事

被爆70年事業

えんこうさん






↓前回記事は、こちら↓

猿猴橋復元工事(その30)





↓猿猴橋復元工事については、こちら↓

「猿猴橋復元事業について」広島市ホームページ





↓猿猴橋については、こちら↓

猿猴橋復元の会





昔の姿を忘れかね、

その復元を願う声がよく聞かれる。

(「猿猴橋」『広島県大百科事典』中国新聞社 1982年)






広島出身の画家で、『広島百橋』の著作もある

故・四國五郎(しこく ごろう)さんが書かれた一文である。





江戸時代に架けられた猿猴橋(えんこうばし)は、

今から90年前の1926年(大正15年)、

それまでの木橋から、鉄筋コンクリート橋に架け替えられた。





その橋の上には、ブロンズの地球の上に

鷲が羽を広げた像のある親柱や飾り電灯、

そして、2匹の猿が桃をささげている像のある手すりが取り付けられ、

「広島一の豪華橋」と称されたという。





それが、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)に出された

「金属類回収令」によって、

橋にあった金属の装飾部分はすべて供出されてしもうたんじゃ。





そのあたりの経緯(いきさつ)から、

「昔の姿を忘れかね、

その復元を願う声がよく聞かれる。」

という一文が書かれた(と思う)。





その猿猴橋が、戦後70年たってようやく

在りし日の姿に復元された。





そして昨日、3月28日(月)は、

新しくなった猿猴橋の復元完成記念イベント

「えんこうさん」が行われたんじゃ。





「えんこうさん」は仕事で見に行くことはできんかったが、

仕事帰りに立ち寄ってみた。







猿猴橋(えんこうばし)を西側から見たところ。













川上側にある歩道は、こんな感じ。







そして欄干には、橋の名前にちなんで、

2匹の猿が1個の桃をつかんだ金属の飾りも取り付けてある。







その欄干を、橋の東・川上側から見たところ。







猿猴橋を東側から見たところ。













咲き始めの桜がピンク色で、きれいじゃった。

今週末くらいは、このあたりの桜も満開じゃろうの。







川上にある駅前大橋から見た猿猴橋。





今の猿猴橋が架けられた1926年当時、

広島の街は今よりも、もっともっと暗かったはずじゃ。





その中で、このくらい明るく照らされていた(はずの)猿猴橋。

「広島一の豪華橋」と称されたというのも

分かるような気がするのう。







橋の奥、画面中央に高くそびえる

広島駅前Bブロック西棟・シティタワー広島。



こちらは今年の6月に完成予定じゃ。





訪問日:2016年3月28日





今日は、猿猴橋で行われている復元工事も終わり、

完成記念イベント「えんこうさん」が行われたあとの様子

について話をさせてもらいました。





このシリーズは、もう1回、

今度は、昼間の写真を掲載して終わりにしようと思うとります。





どうかお付き合いください。





ほいじゃあ、またの。

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