「昨日(11月4日)は、シネツイン本通りへ『アオギリにたくして』という映画を観に行ってきたんじゃ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/04/c33a36b8e2749720cd4568b481962809.jpg)
映画「アオギリにたくして」は、アオギリの語り部と呼ばれ、広島平和公園の被爆アオギリの木の下でたくさんの子供たちに被爆体験を語り感銘を与えてきた、被爆者の故・沼田鈴子さんをモデルに被爆者の数奇な人生を描いた作品です。
~ヒロシマからの愛の伝言
感涙の物語、待望の映画化!~
「神様は本当に意地悪だ」 結婚式まであと三日、私の人生は一変した――
広島で被爆したアオギリの苗を全国各地で植樹し始めた田中節子。
世界的にひろがりつつあるこの活動に興味を惹かれたライターの片桐千草は、取材中に知り合った節子の妹から彼女の生前の日記を預かる。
そこには原爆により足を失った女性の苦しみが克明に綴られていた・・・
壮絶な人生を歩んだ、過酷にして清澄な女性の軌跡。
(映画「アオギリにたくして」公式WEBサイトより)
「平和公園にある被爆アオギリの下で、ヒロシマの語り部をされよった沼田鈴子(ぬまた すずこ)さんをモデルにした映画なんじゃね」
「「語り部」というのは、自らの戦争体験や被爆体験を若い世代に語り伝えられとる方々のことじゃ」
「その被爆者の高齢化も進んどるんよ」
「ほいじゃけぇ、被爆体験のない方を「語り部」として養成しようという動きもあるんじゃの」
「えーっと、沼田さんはどこで被爆されちゃったんじゃったっけ?」
「勤め先の旧広島逓信局(ていしんきょく。現:中国郵政局。爆心地から約1.3キロメートル)で被爆されたんじゃ」
「沼田さんは、この時のけががもとで、左足を切断することになったんよね」
「そのうえ、結婚式が8月に行われるはずじゃったんじゃが、肝心の婚約者は、7月に戦死されとったんじゃの」
「そこまでは知らんかった」
「そのことを聞かされた沼田さんは、生きる望みを失い、自殺を考えたこともあったそうじゃ。そんなとき、旧広島逓信局にあったアオギリの樹と再会した」
「逓信局にアオギリは、原爆の熱線と爆風にも耐えて、原爆が投下された翌1946年(昭和21年)の春に、芽を出したんよね」
「小さな葉をつけて、力強く生き抜いているアオギリを見た沼田さんは、「私も生き抜こう!」と思われたそうじゃ」
「このアオギリが今、平和公園内に移植されとるんよね」
「この映画の製作状況も、沼田さんの生き方のように大変なものじゃったらしい」
「…というのは?」
「映画のあと、プロデューサーの中村里美(なかむら さとみ)さんと、プロデューサーであり音楽監督でもある伊藤茂利氏、あと、主人公・田中節子の義姉役(兄の妻)の舛井奈美香(ますい なみか)さんが挨拶されたんじゃが…」
「ふんふん…」
「中村さんよると、この映画は途中で一度「死にかけた」そうじゃ」
「死にかけた…?」
「途中で監督の交代があったり、全体の8割を撮り直したりして、クランクイン(昨年8月6日)からクランクアップ(今年6月)まで、10か月近くもかかったそうじゃ」
「そりゃ、大変じゃね」
「そのうえ、この映画を作るために5000万円ちかくもの借金をされとってんじゃそうな」
「…なんで、そこまでしてこの映画を作られたじゃろ?」
「中村さんは、今から27年前に沼田さんと出会い、沼田さんが2年前に亡くなるまで交流があった」
「ほぉ…」
「この映画の挿入歌「アオギリにたくして」は中村さんが、「MOTHER」は伊藤氏が、沼田さんの87歳の誕生日祝いに捧げた曲でもあるんじゃそうな」
「中村さんは、沼田さんの生きざまを見て、「彼女の想いをなんとか伝えたい!」と思われて、この映画を撮りあげちゃったんじゃろうね」
「沼田さんのような、被爆者のような思いをほかの誰にもさせたくないと、いう想いが感じられる映画じゃった」
「死ぬのは簡単だけど、生きて伝えなきゃ」
沼田鈴子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/36/e6f05c27d646b24220e27ec468446c83.jpg)
↓シネツイン本通りについては、こちら↓
広島の映画館サロンシネマ、シネツイン、八丁座の広島地場劇場運営会社【序破急】
↓中村里美さんについては、こちら↓
中村里美のぷらっとハッピ―日記
↓伊藤茂利氏については、こちら↓
伊藤茂利の悶絶Jazz魂
↓舛井奈美香さんについては、こちら↓
舛井奈美香ブログ ★Happy Days★
鑑賞日:2013年11月4日
「映画『アオギリにたくして』が、12月14日(土)から20日(金)まで、シネツイン新天地で、1週間限定で上映されることになりました。まだご覧になってない方、この機会にいかがでしょうか」
(青文字部分、2013年12月8日 追加)
「今日は、シネツイン本通りで11月8日(金)まで上映中の映画『アオギリにたくして』について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/04/c33a36b8e2749720cd4568b481962809.jpg)
映画「アオギリにたくして」は、アオギリの語り部と呼ばれ、広島平和公園の被爆アオギリの木の下でたくさんの子供たちに被爆体験を語り感銘を与えてきた、被爆者の故・沼田鈴子さんをモデルに被爆者の数奇な人生を描いた作品です。
~ヒロシマからの愛の伝言
感涙の物語、待望の映画化!~
「神様は本当に意地悪だ」 結婚式まであと三日、私の人生は一変した――
広島で被爆したアオギリの苗を全国各地で植樹し始めた田中節子。
世界的にひろがりつつあるこの活動に興味を惹かれたライターの片桐千草は、取材中に知り合った節子の妹から彼女の生前の日記を預かる。
そこには原爆により足を失った女性の苦しみが克明に綴られていた・・・
壮絶な人生を歩んだ、過酷にして清澄な女性の軌跡。
(映画「アオギリにたくして」公式WEBサイトより)
「平和公園にある被爆アオギリの下で、ヒロシマの語り部をされよった沼田鈴子(ぬまた すずこ)さんをモデルにした映画なんじゃね」
「「語り部」というのは、自らの戦争体験や被爆体験を若い世代に語り伝えられとる方々のことじゃ」
「その被爆者の高齢化も進んどるんよ」
「ほいじゃけぇ、被爆体験のない方を「語り部」として養成しようという動きもあるんじゃの」
「えーっと、沼田さんはどこで被爆されちゃったんじゃったっけ?」
「勤め先の旧広島逓信局(ていしんきょく。現:中国郵政局。爆心地から約1.3キロメートル)で被爆されたんじゃ」
「沼田さんは、この時のけががもとで、左足を切断することになったんよね」
「そのうえ、結婚式が8月に行われるはずじゃったんじゃが、肝心の婚約者は、7月に戦死されとったんじゃの」
「そこまでは知らんかった」
「そのことを聞かされた沼田さんは、生きる望みを失い、自殺を考えたこともあったそうじゃ。そんなとき、旧広島逓信局にあったアオギリの樹と再会した」
「逓信局にアオギリは、原爆の熱線と爆風にも耐えて、原爆が投下された翌1946年(昭和21年)の春に、芽を出したんよね」
「小さな葉をつけて、力強く生き抜いているアオギリを見た沼田さんは、「私も生き抜こう!」と思われたそうじゃ」
「このアオギリが今、平和公園内に移植されとるんよね」
「この映画の製作状況も、沼田さんの生き方のように大変なものじゃったらしい」
「…というのは?」
「映画のあと、プロデューサーの中村里美(なかむら さとみ)さんと、プロデューサーであり音楽監督でもある伊藤茂利氏、あと、主人公・田中節子の義姉役(兄の妻)の舛井奈美香(ますい なみか)さんが挨拶されたんじゃが…」
「ふんふん…」
「中村さんよると、この映画は途中で一度「死にかけた」そうじゃ」
「死にかけた…?」
「途中で監督の交代があったり、全体の8割を撮り直したりして、クランクイン(昨年8月6日)からクランクアップ(今年6月)まで、10か月近くもかかったそうじゃ」
「そりゃ、大変じゃね」
「そのうえ、この映画を作るために5000万円ちかくもの借金をされとってんじゃそうな」
「…なんで、そこまでしてこの映画を作られたじゃろ?」
「中村さんは、今から27年前に沼田さんと出会い、沼田さんが2年前に亡くなるまで交流があった」
「ほぉ…」
「この映画の挿入歌「アオギリにたくして」は中村さんが、「MOTHER」は伊藤氏が、沼田さんの87歳の誕生日祝いに捧げた曲でもあるんじゃそうな」
「中村さんは、沼田さんの生きざまを見て、「彼女の想いをなんとか伝えたい!」と思われて、この映画を撮りあげちゃったんじゃろうね」
「沼田さんのような、被爆者のような思いをほかの誰にもさせたくないと、いう想いが感じられる映画じゃった」
「死ぬのは簡単だけど、生きて伝えなきゃ」
沼田鈴子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/36/e6f05c27d646b24220e27ec468446c83.jpg)
↓シネツイン本通りについては、こちら↓
広島の映画館サロンシネマ、シネツイン、八丁座の広島地場劇場運営会社【序破急】
↓中村里美さんについては、こちら↓
中村里美のぷらっとハッピ―日記
↓伊藤茂利氏については、こちら↓
伊藤茂利の悶絶Jazz魂
↓舛井奈美香さんについては、こちら↓
舛井奈美香ブログ ★Happy Days★
鑑賞日:2013年11月4日
「映画『アオギリにたくして』が、12月14日(土)から20日(金)まで、シネツイン新天地で、1週間限定で上映されることになりました。まだご覧になってない方、この機会にいかがでしょうか」
(青文字部分、2013年12月8日 追加)
「今日は、シネツイン本通りで11月8日(金)まで上映中の映画『アオギリにたくして』について話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」