「昨日(1月16日)、第85回キネマ旬報ベストテンが発表されたんじゃ」
「新藤兼人(しんどう かねと)監督の『一枚のハガキ』が、日本映画の第1位に選ばれとったね。新藤監督、おめでとうございます」
「新藤監督は、広島県佐伯郡石内村(現:広島市佐伯区五日市町)出身ですけぇの」
「ところで、新藤監督がキネ旬のベスト1に選ばれたのは、何回目なんじゃろうか?」
「ウィキペディアで調べた限りでは、『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(1975年)、『午後の遺言状』(1995年)に続いて3回目になるそうじゃ」
「デビュー作は?」
「1951年(昭和26)の『愛妻物語』なんよ」
「ということは、39歳で監督デビューされたんじゃね」
「この作品で妻の役を演じたのが、のちに新藤監督の妻になられた乙羽信子(おとわ のぶこ)さんなんじゃ」
「戦後、初めて原爆を直接取り上げた映画『原爆の子』(1952年)も作られとってよね」
「1960年(昭和35)に上映された『裸の島』では、モスクワ国際映画祭グランプリを始め、数々の国際映画祭を受賞されとってんよ」
「ところで、新藤監督は今、おいくつじゃったっけ?」
「99歳。今年の4月22日(日)で100歳になられてんよ」
「お元気ですね」
「その新藤氏の100歳を記念して、「『新藤兼人 百年の軌跡』実行委員会」が1月12日(木)に設立されたんじゃ」
「どんなことをするんかね?」
「新藤氏が監督した、ほぼすべての作品にあたる48本の映画と、脚本作品や関連するドキュメンタリー映画、合わせて約60本を上映されるそうじゃ」
「いつごろ?」
「4~5月にかけて、広島市内の映画館や、広島市映像文化ライブラリーなどで上映するんじゃと」
「ほぉ…」
「それだけじゃのうて、新藤氏の誕生会や、出演俳優らの記念トーク、新藤氏の生い立ちや写真パネルを展示する予定じゃそうな」
「すごいね」
「新藤氏の監督した、ほぼ全作品が上映されるのは、これが初めてになるそうじゃ」
「さっきから、「ほぼ全作品」という言い方が気になっとるんじゃけど…」
「新藤氏が監督した作品は全部で49作品あるんよ。そのうちの1作品だけ、フィルム所有者が公開に反対されとるそうじゃ」
「うーん。なんとか上映できるようにして欲しいね」
↓第85回キネマ旬報ベスト・テンについては、こちら↓
2011年 第85回キネマ旬報ベスト・テン
↓新藤監督についての関連記事は、こちら↓
映画『一枚のハガキ』 八丁座
映画『原爆の子』 ニューヨークで初上映
「今日は、「『新藤兼人 百年の軌跡』実行委員会が発足し、今年の春に広島市内の映画館で新藤監督のほぼすべての作品が上映されることについて話をさせてもらいました」
「ほいじゃあ、またの」
「新藤兼人(しんどう かねと)監督の『一枚のハガキ』が、日本映画の第1位に選ばれとったね。新藤監督、おめでとうございます」
「新藤監督は、広島県佐伯郡石内村(現:広島市佐伯区五日市町)出身ですけぇの」
「ところで、新藤監督がキネ旬のベスト1に選ばれたのは、何回目なんじゃろうか?」
「ウィキペディアで調べた限りでは、『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(1975年)、『午後の遺言状』(1995年)に続いて3回目になるそうじゃ」
「デビュー作は?」
「1951年(昭和26)の『愛妻物語』なんよ」
「ということは、39歳で監督デビューされたんじゃね」
「この作品で妻の役を演じたのが、のちに新藤監督の妻になられた乙羽信子(おとわ のぶこ)さんなんじゃ」
「戦後、初めて原爆を直接取り上げた映画『原爆の子』(1952年)も作られとってよね」
「1960年(昭和35)に上映された『裸の島』では、モスクワ国際映画祭グランプリを始め、数々の国際映画祭を受賞されとってんよ」
「ところで、新藤監督は今、おいくつじゃったっけ?」
「99歳。今年の4月22日(日)で100歳になられてんよ」
「お元気ですね」
「その新藤氏の100歳を記念して、「『新藤兼人 百年の軌跡』実行委員会」が1月12日(木)に設立されたんじゃ」
「どんなことをするんかね?」
「新藤氏が監督した、ほぼすべての作品にあたる48本の映画と、脚本作品や関連するドキュメンタリー映画、合わせて約60本を上映されるそうじゃ」
「いつごろ?」
「4~5月にかけて、広島市内の映画館や、広島市映像文化ライブラリーなどで上映するんじゃと」
「ほぉ…」
「それだけじゃのうて、新藤氏の誕生会や、出演俳優らの記念トーク、新藤氏の生い立ちや写真パネルを展示する予定じゃそうな」
「すごいね」
「新藤氏の監督した、ほぼ全作品が上映されるのは、これが初めてになるそうじゃ」
「さっきから、「ほぼ全作品」という言い方が気になっとるんじゃけど…」
「新藤氏が監督した作品は全部で49作品あるんよ。そのうちの1作品だけ、フィルム所有者が公開に反対されとるそうじゃ」
「うーん。なんとか上映できるようにして欲しいね」
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映画『原爆の子』 ニューヨークで初上映
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「ほいじゃあ、またの」