味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

藜口莧腸の者は『菜根譚』

2011-12-17 11:06:58 | ブログ

タイトル---藜口莧腸の者は『菜根譚』。第1083号 23.12.17(土)

 『菜根譚』 11

〈藜口莧腸(れいこうけんちょう)の者は、氷清玉潔(ひょうせいぎょくけつ)多く、袞衣玉食(こんいぎょくしょく)の者は、婢膝奴顔(ひしつどがん)を甘んず。蓋(けだ)し、志は澹泊を以てして明らかに、しかして節は肥甘よりして喪うなり。〉

〔訳文〕 平素、粗衣粗食に甘んじている士人には、氷のように清く玉のようにけがれのない心の持ち主が多いが、(これに反して)、美衣美食に奢る輩には、甘んじてのようなお追従を上位の者にする卑賤な態度の者が多い。思うに、人間の操守は、淡白な生活によってますます磨かれるが、その気概は、豪奢な生活によって次第に失われていくものである。

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〔コメント〕 的を得た訳文・解説であります。人間の一生は人それぞれですが、美しき生き方が、その人の心がけによってもろくも崩れることもあるものです。それは精神に哲学がないからだとも言えましょう。

 自分で自分をみじめにすることほど悲しいことはないでしょう。人生の喜び楽しみは、ほどほどを喜べる位がいいのではないかと常々考えています。

 人生の指南書『南洲翁遺訓』と出会った私は、果報者だと思っています。

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 昨晩は中村天風著『いつまでも若々しく生きる』を聞きながら、健康ランドのジャングルを真っ暗闇の中、歩きました。天風の説く、唯心論は見事だと思います。多くは、目の前の現象世界だけを見て、判断していますが、心ある人は、天風の本を購入して読んでください。二度とない人生、幸せが倍加してきます。

 自分で自分の人生を改革したいものです。それが大きな喜びにつながるからです。


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