味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

萬国咸寧く、一人、慶有るは

2019-06-15 09:06:29 | ブログ
第3802号 01.06.15(土)

萬国咸寧(みなやす)く、一人、慶有るは、必ず、惟れ良、弼(ひつ)と作(な)るに藉(よ)る。俊乂(しゅんがい)、官に在れば、則ち庶績其れ熙(ひろ)まり、無為にして化す。故に堯舜文武、前載に稱せらるるは、咸、人を知るは則ち哲なるを以てなり。多士、朝に盈ち、元凱、巍巍(ぎぎ)の功を翼け、周邵(しゅうしょう)、煥乎の美を光(おおい)にす。214

 万国がことごとく安らかに治まり、天子に国家太平の慶があるのは、必ず忠良の臣が補佐となることによります。すぐれて賢い人が官に在れば、いろいろな功績が広く及び、無為にして化します。それゆえ堯舜や周の文王・武王が昔の書籍に称揚されておりまするのは、みな、人を知ることにおいて哲であったからであります。そして多くの賢才を挙用したから多くのすぐれた人が朝廷に満ちあふれ、八元八凱が舜の高大な功を助け、周公・召公が、周の文王・武王の立派な功績を輝かしました。215

 【コメント】長い人生に処するためには、賢才と言われるように、真摯に勤勉に励み、勤労精神旺盛にして、人々と共通理解をして日々に挑みたいものです。

 そして自分も人様も良かったと言えるように率先垂範して行けば、生きる喜びも湧いてくるだろうと信じます。

 今日は本部道場の空手道教室ですので、子供たちとじゃれあって楽しみたいと思っています。

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 『善の研究』第250回

 即ち或事を想像するというのとこれを実行するというのとはどうしても異なるように思われるのである。しかし更に一歩を進めて考えて見ると、こは程度の差であって性質の差ではない。想像も美術家の想像において見るが如く入神の域に達すれば、全く自己をその中に没し自己と物と全然一致して、物の活動が直に自己の意志活動と感ぜらるるようにもなるのである。次に思惟と意志とを比較して見ると、思惟の目的は真理にあるので、その観念結合を支配する法則は論理の法則である。132

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