京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2020 10/4の拝観報告1(大徳寺 黄梅院 呈茶)
-
写真は、東禅軒。
日曜日です。
この日は朝から午前中出かけます。
前回の掲載で10/2までの独自公開の際は、拝観料1000円で初めて内部の写真撮影が可能になりました。
しかし今回の10/3からの京都春秋主催の秋の特別公開では、拝観料800円で再び前庭のみ撮影可で、内部は不可に戻りました。
ではそんな状況でなぜわざわざ再び黄梅院に来たのか。
それは奥の茶室で呈茶があると聞いたからです。
10:00なので1番乗り。
もうお茶室に直行ですw
呈茶のあった東禅軒は、方丈の裏庭である作仏庭にあります。リンクの写真の左手に見えています。
呈茶料は500円。
もちろん1人でした。
呈茶の担当はお寺の方でした。
そこでダメもとで「お茶室の写真、ダメですよね・・・」と聞くと、
「茶室内なら、いいですよ」ってことでしたw
6畳、8畳、8畳の広間で、比較的新しいお茶室で、今回初めて入りました。
奥の窓からは隣の龍源院のお庭が見えていました。
一応境内を一通り見て10:30頃にこちらを出ました。
コメント ( 1 ) | Trackback ( )
2020 10/3の拝観報告5 最終(角屋 都林泉名所図会に描かれた庭の歴史)
-
写真は、かつての玄関。
11:30頃に帰宅し、用意された具材を調理して昼食を作ります。
次男くんは自宅で塾の宿題をしており、妻はAMは外来バイト、長男は中学校で妻も長男も12時過ぎに帰宅予定。
それまで僕が昼食を用意しておく必要があったのですw
要領よく準備して、僕と次男は先に昼食。
12:00過ぎに妻と、長男がそれぞれ帰ってきたところで、12:20頃に再び自宅を出ました。
地下鉄東西線で二条城前駅~二条駅。
JR嵯峨野線で二条駅~丹波口駅。
そこから13:00前に徒歩でやって来たのが、角屋です。
この日はNHK文化センターの講座の『都林泉名勝図会』に描かれた庭の歴史の1回目がありました。
まあこちらに参加した1番の理由は11月の講座ですねw
アマデウス会からも、至誠館さん、松戸在住さん、いざ上洛さん、シヲさん、Tさんが参加しておられました。
個人的には庭園にある茶室の曲木亭を近くで見たかったので、チャンスがあるとすれば今回とも思ったのですが。
まあこれで諦めはつきましたw
がっつり通常参観をして、14:30頃にこちらを出て帰宅しました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 10/3の拝観報告4(東北院)
2020 10/3の拝観報告3(迎称寺)
-
写真は、本堂。
真如堂を出て、やって来たというか戻って来たのが迎称寺(こうしょうじ)です。
10:00もまわったので、京都時宗道場御朱印めぐりに復帰します。
こちらは一時期荒れ放題になっていました。
しかし昨年ご住職が着任されたということで、御朱印めぐりにも参加できるようになったようです。
表門を入ってすぐ前にある書院で御朱印を頂けました。
先に1人おられて2番目でしたが、当日は蚊がメチャメチャいました。
もう視野に飛んでいる蚊が5匹ぐらい見えるレベルw
前の方も結構刺されておられましたが、不思議なことに僕の方には蚊がほとんどこないんですよ。
虫よけもしてないのになぜ?・・・と思ったら、護摩の煙効果ですよねw
御朱印を頂く際に本堂のお参りをお願いしたら、OKでした。
本堂の内部については今後の本編で。
先を急いで、次へと参りました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 10/3の拝観報告2(真如堂 元三大師堂 護摩供養)
-
写真は、元三大師堂の内陣。
9:50頃に極楽寺を出て、次は残りの2ヵ寺へ行くのかと思いきや、この日のメインはそれではありませんでした。
真如堂に戻り、本堂左手奥にある元三大師堂へ。
毎月3日の10:00から、元三大師堂で護摩供養が行われるので来ました。
これも情報通の方ならお気づきのように、12月の「そうだ 京都、行こう」で真如堂のツアーがあり、それに元三大師堂が組み込まれていたので来てみました。
10:00前にはお堂は開け放たれ、和尚さんお2人が準備しておられ、お参りに5人来ておられました。
10:00からお参りが始まり、間もなく護摩も焚かれました。
最後までいるつもりはあったのですが、11:30頃には家に戻らなくてはならなかったので、10:45頃に途中で失礼しました。
元三大師堂内もしっかり拝見出来たので、本編途中に追記しておきました。
まあこれで12月のイベントの申し込み(10/18)はスルーすることが決定しましたw
なかなかつながらないので、しなくていいとなると随分負荷が減りますね。
10:45頃にこちらを出ました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 10/3の拝観報告1(極楽寺)
-
写真は、表門。
10月になった土曜日です。
朝9:00過ぎに車で自宅を出て、9:30頃に真如堂にやって来ました。
真如堂に用事があったのですが、まずその前に真如堂の北側にある時宗の極楽寺へ。
ここで時宗のワードでピンときた方もおられると思います。
10月から時宗道場御朱印めぐりが始まりました。
今までイマイチ人がおられるのか分からなかった寺院も、これでお声掛けがしやすくなりました。
このエリアには3ヵ寺ありますが、10:00前から御朱印をしてくれるのは極楽寺だけだと思い、最初に来ました。
こちらで専用の御朱印(1500円)を頂き、さらにこちらの御朱印を貰いました。
その間に本堂にお参します。
こちらの毘沙門天像は昨年春の時宗聖絵と時宗の名宝にて京博でお目にかかりました。
しかしこの日もですが、通常お厨子は閉まっています。
まずは下準備をして、次へと参ります。
コメント ( 1 ) | Trackback ( )
2021(令和3)年 第55回 京の冬の旅の速報(事前予約優先制)
ー
写真は、智積院の密厳堂(左)と求聞持堂(右)。
開始が延期になりました。
秋の非公開文化財特別公開が地味に始まっています。
さて今回はアマ会の松戸在住さんから早くも来年の京の冬の旅の一報が入りました。
期間は2021年1/9(土)~3/18(木)です。
今回は事前予約制と書いています。
ただし予約がなくても、その場で枠に余裕があれば拝観可能だそうです。
例年の傾向からいうと、拝観開始間近の土日とかでなければ予約がなくても大丈夫ではないでしょうか。
ちょっと面倒ですが、こういうご時勢ですので仕方ないですね。
さていつものように拝観場所の速報とレア度評価を行います。
ただし寺宝公開系については詳細が不明なので、予想になります。
分類の解説
頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ
拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される、非公開の重文クラス以上の文化財が公開される
3:普段は全く拝観謝絶
A-1 方広寺 あまり知られていませんが、通常から拝観可能です。何か付加価値があるのかは不明です。
A-2 智積院 密厳堂と求聞持堂の内部が公開されるようです。1/31までと2/1から公開内容が変わるとあるので、それぞれを期間を変えて開けるのかもしれません。
A-2 妙蓮寺 通常拝観+普段は予約が必要な収蔵庫でしょうね。
今回も既視感のある所が多いです。
細かいところでの久しぶり感があるという感じでしょうか。
大徳寺 聚光院、瑞峰院の平成待庵、龍安寺 蔵六庵辺りはそうでしょう。
未訪問の方はこの機会にぜひ。
智積院の密厳堂と求聞持堂の内部はレアですが、ちょっとマニアックですねw
総評としては、「これはヤバい」というほどの大物はないですが、「ああ、これは久しぶり」といういいところの焼き直しが結構あるかなという感想です。
コメント ( 21 ) | Trackback ( )
妙蓮寺(西陣散策10)
ー
写真は、十六羅漢石庭
堀川今出川の北に堀川寺之内があります。このあたりにお寺が密集しています。
まず、寺之内通を西へ入って、しばらく行った右手に、妙蓮寺の“山門”があります(簡易地図)。
山門を入ると、正面に立派な袴腰型の“鐘楼”があります。
石畳を挟んだ鐘楼の向かい側には“御会式桜(おえしきざくら)”があります。
いわゆる不断桜で、10月末~4月中旬まで咲きます。
石畳の左手に本堂があります。
石畳を進むと正面に庫裏が見えますが、この左手に“妙蓮寺椿”があります。
ここまでは拝観無料です。
庫裏の寺務所で拝観料500円を納めます。
中庭を経て表書院へ。
“表書院”からは枯山水の“十六羅漢石庭”が見えます。
さらに奥にある“奥書院”から見ると庭の正面になります。
庭内中央の青石は、“臥牛石(がぎゅうせき)”と言われ、秀吉が寄進したものです。
奥書院には通常は銀の襖が入っていますが、特別拝観ではここに “鉾杉の図”などを入れて展示します。
またさらに奥には四季それぞれの部屋があり、幸野豊一(幸野 楳嶺の孫)の“四季の襖絵”(春の野、夏の池、秋の山、冬の川)となっています。
表書院の奥には本堂への渡り廊下があります。
その渡り廊下の途中の右手に寺宝館があります。
通常は非公開ですが、事前予約をすれば+300円で寺宝館にある長谷川等伯一派の“鉾杉の図”などを見ることも出来ます。
2014年 春の非公開文化財特別公開
その際に修復を終えた本堂内部が公開されました。
須弥壇には釈迦如来像と多宝如来像など通常の日蓮宗の像がお祀りされています。
本堂の右手奥には日像と日慶像などが、左手奥には大覚大僧正像などがお祀りされています。
また内陣の天井は龍図、外陣の天井は妙蓮寺椿が描かれています。
除夜の鐘
12/31に門前で受付をし、100円以上の志納で整理券をくれます。
整理券の番号は関係なく、鐘楼前に並んで順で撞きます。
11:15ぐらいから鐘楼内の準備をされます。
しかし鐘楼中央の階段が急なので、近年は下に垂らした紐を引いて下から撞く形式になりました。
ですが、11:15に準備されている時には「入っていいですよ」と言われたので中に入り、2階にも上がりました。
11:30からご住職の読経が5分ほどあり、その後順に撞きます。
1階から長い紐を引いて撞くのでコツが要ります。
助走をつけて、最後に撞くときに紐を手放すとよく鳴ります。
コメント ( 5 ) | Trackback ( )
千本ゑんま堂(西陣散策9)
ー
写真は、紫式部供養塔と満開の普賢象桜
正式名称は引接寺(いんじょうじ)で、5/1~5/4の“念仏狂言”で有名です。
ここも少し離れます。今度は西陣の北西の端になります。
千本今出川から千本通を信号4つ分北上した、盧山寺通との交差点の左手にあります(簡易地図)。
化野(あだしの)、鳥辺野と並んで、平安京三大葬地の1つである“蓮台野”の入口であるため、それぞれに死霊に引導を渡すお寺があります。
化野には“福生寺(廃寺)”、鳥辺野には”六道珍皇寺”、そして蓮台野にはココ”引接寺”です。
コンセプトも六道珍皇寺」と同じで、お盆前には“お精霊迎え”があり、ゑんまさまがおられます。
お寺自体は小さく拝観無料です。
本堂の内陣には本尊の“ゑんま像”がお祀りされています。
かつては小野篁作のものでしたが応仁の乱で焼け、現在のは1488年に復刻されたものです。
通常はお厨子が閉まっており、目のあたりだけが見えます。
しかし毎月16日はお厨子がご開帳され、ゑんま像が見えます。
右手には司命尊、左手には司録尊がお祀りされています。
また本堂左手の寺務所に申し出て500円を納めると内陣参拝が出来、その際はお厨子を開いて下さいます。
境内の右手奥には、“紫式部の供養塔”を飾るように、普賢象桜(ふげんぞうさくら)があります。
これも遅咲きで4月中旬から下旬に咲く、花冠の大きな八重桜です。
散る際に花冠からボロッと落ちるので、無常観を象徴しています。
毎年、4月の第3土曜日に“普賢象桜の夕べ”というイベントをやっています。
お精霊迎え
8/7~8/15はお精霊迎え、8/16はお精霊送りが行われています。
7:00~21:00です。
まず本堂内では水塔婆の受付をしておられ、ゑんま像もご開帳されています。
右手から本堂を出て、正面の鐘楼で迎鐘(8/16は送り鐘)を突きます。
境内右手奥の舞台には地蔵菩薩像や小野篁像がご開帳されています。
この舞台の裏の池に水塔婆を流します。
池にはたくさんのお地蔵さんの石仏があり、水が吹き上がっています。
5/1~5/4までは、境内でセリフがある狂言が無料で行われます。
場所は本堂右手に仮設の舞台が作られ、その前に椅子が300席ほど用意されます。
5/1と5/2は、19:00~2時間程度。
5/3と5/4は、13:00~と18:00~2時間程度の2回公演です。
夜は4~5演目、昼は7演目ですので、昼の方が長いのでしょう。
1演目見て帰ることも可能です。
セリフがあり言葉遣いは昔の言葉が多いですが、基本は身振り手振りのドタバタ劇で笑えます。
セリフが理解できているとは思えない小学生でも笑って楽しんでいましたので、どなたでも楽しめると思います。
御殿飾り雛公開
2月末から3月いっぱいまで、寺務所の右手奥にある茶室で御殿飾り雛の公開があります。
8畳のお茶室の中に御殿のあるお雛さまが飾られています。
茶室の外から観るだけなら無料ですが、500円で中に入って呈茶を頂けます。
お茶室の付書院の天袋は、かわいい蛙の絵でした。
さらに奥にも4畳半のお茶室があり、床柱に自然木を使っているのが面白いです。
コメント ( 3 ) | Trackback ( )
2020 9/30の拝観報告3 後半 最終(世界遺産 仁和寺 僧侶による特別プライベートツアーとご昼食)
-
写真は、階段の上の太鼓橋。
10:20に松林庵の前に文化財担当の部長さんが来られました。
一緒の境内のツアーです。
松林庵を出て、収蔵庫前を通過し、二王門や土塀の説明をして、中門へ。
御室桜の歴史や品種の話をしながら、まずは五重塔へ。
五重塔は内部に入れました!
2013年の京の冬の旅での公開では、開いた扉から覗くだけだしたので、これはうれしかったです。
そして九所明神から経堂へ。
こちらも中に入れたのですが、説明の途中で「この輪蔵は現役で回るんですよ。4人いるね。4人いたら回せるけど、回しますか?」って・・・。
そりゃ~~回すでしょ~~~っ!って、回させて頂きましたw
回しだして慣性が付くまでは結構重かったですね。
これもポイントが高かったです。
次は金堂。
金堂も左手から中に入りました。
内陣では翌日の法要に向けて準備中でした。
内陣の説明がありましたが、裏堂は普段真っ暗らしく行きませんでした。
しかし裏堂の五大明王壁画は毎年5/28に公開されているそうです。
その流れで水かけ地蔵と御影堂。
最後は観音堂でしたが、こちらは外観だけです。
10:20から始めて、ここまでで12:25。
2時間まわっていましたが、御住職が話しっぱなしでしかも結構興味深かったので、僕はあっという間でした。
12:30頃に松林庵に戻り、昼食。
1階の8畳間で上幸(うえこう)さんの精進料理を頂きました。
お弁当、煮物にお味噌汁、水菓子。
食後は再度写真撮影会。
お庭にも出られました。
13:30まで時間はありましたが、僕は14:00には仕事に戻らなくてはならなかったので、13:05頃にこちらを出ました。
個人的には16,500円でも十分に満足できる内容でした。
ご興味ある方は、是非行ってみてください。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 9/30の拝観報告2 前半(世界遺産 仁和寺 僧侶による特別プライベートツアーとご昼食)
-
写真は、松林庵 2階の8畳間。
8:45に浄教寺を出て、車でやって来たのが仁和寺です。
今更仁和寺と思われるかもしれませんが、今日のメインは松林庵です。
2018年4月から仁和寺が宿坊をオープンしたのを聞かれたことがあるでしょうか。
それが松林庵です。
仁和寺の寺侍・寺医を務めた久富家の旧宅を「いろはにほん」プロジェクトで再生されました。
「いろはにほん」プロジェクトとは「日本文化に興味を持つ外国人旅行客」を対象とした滞在型の文化体験プログラムです。
要するに「古い建物を壊すのはもったいない、けど維持管理するお金がないのなら、インバウンド利用を目的として運営のお金は補助しましょう」ってことのようです。
仁和寺の松林庵の場合は、夕の閉門から朝の開門まで貸し切りでの体験プログラム込みで、素泊まり1泊100万円という料金設定が印象的でしたね。
今回は仁和寺の拝観と、松林庵での食事がセットになった特別拝観でした。
ですから上の経過からもやはりインバウンドの宿泊がなくなった、けれど何の使用実績もないでは上に報告が出来ないので、これが企画されたそうです。
要するにこれもコロナ禍の副産物と言えるでしょうw
これが9月までだったので、アマ会でfripertronicsさんが同行者募集をかけたら、同志が4人集まりましたw
それほどレアなところが1泊100万円の宿泊なしで行ける訳ですから行きたい人は多いと思うのですが、問題は料金です。
2名で37,400円、3名で52,800円、4名で66,000円、5名で77,000円、6名85,800円と、1人増えるごとに1人頭1,100円安くなります。
我々は4名でしたので、1人16,500円でした。
しかしこの料金設定にもかかわらず人気なようで、10月も開催延期になりました。
興味がある方は、是非このレポートを参考にしてください。
さて10:00に二王門前に集合。
係の方がお迎えに来られます。
早速松林庵へ。
場所は収蔵庫の位置を挟んで反対側、御室会館の西側に松林庵への真新しい門があります。
ここから入って、苔と白砂がきれいなアプローチを歩きます。
すると御室会館の裏側、ちょうど土塀を挟んできぬかけの路のすぐ隣に松林庵はありました。
まずはここでお茶が出て、10:20に説明の御住職が来られるまで待ちます。
待ちますというか、既に写真撮影会ですよw
松林庵の内部を敢えてざっくり説明します。
1階はかなりリノベーションされている印象。
2階の方が数寄屋の要素が色濃く残されています。
特に印象的なのは、階段を上がると3畳の水屋だったお部屋があります。
階段の反対に2畳の茶室があります(写真奥の中央に床の間のお軸が見えています)。
その茶室と水屋をつなぐのが、木製の短い太鼓橋なんです。
しかもその太鼓橋は、階段の上を跨いでかかっているのです。
面白過ぎですねw
さて10:20になったので、ツアーが始まります。
長くなったので続きは明日に。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 9/30の拝観報告1(三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺)
写真は、光明(税込2000円)。
水曜日です。
前日の火曜日も有休休暇でしたが、この日も14:00まで時間休を頂きました。
事前に火曜日に休む予定しか本来はなかったのですが、急遽frippertronicsさんが提案された案に乗っかることにしましたw
しかしその前にも時間があったので、話題の件も追加することにしました。
車で自宅を出て、8:00頃にやって来たのが、四条寺町下がるにある三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺です。
まあ単純に言えば、三井系列のホテルに来ただけなんですが、皆さんも報道等で聞かれたかもしれませんね。
もともとこちらにあった浄土宗の浄教寺が、ホテルと一体になった新しい寺院の在り方を模索した件なんです。
9/28にオープンしたばかりです。
こちらの2階に福岡の和食店「僧伽(さんが)小野」が県外初出店となる「僧伽小野 京都浄教寺」も出来、外来でも食事が可能でしたので来てみました。
集合したのは、frippertronicsさん、シヲさん、Tさんと僕の4名。
拝観のメインはこの次ですが、まずは前座!?から。
外観はまさにホテル。
ホテルの入口の奥に石柱がありその奥が浄教寺ですが、ご丁寧にガードマン付きなので関係者以外は奥には入れません。
ただ浄教寺が燈籠堂と呼ばれていたためでしょう、石柱の前には大きな黒い燈籠がありました。
ホテルに入るとロビーがありますが、ロビーに本堂を覗ける小窓がありました。
内陣に向かって左から観ることが出来ます。
エレベーターで2階へ。
2階に僧伽小野 京都浄教寺があります。
平日でしたが、オープンしてすぐということもあり盛況でした。
モーニングはメインを3種類から選べます。
僕は鯛茶漬けの光明にしました。
内容は写真のような感じ。
鯛もあり、デザートも付いているので、モーニングとしては決して安価とは言えないですが、コスパは良かったと思います。
美味しかったですね。
8:45頃にこちらを出て、車で次へと向かいました。
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 9/29の拝観報告4 最終(対鳳庵 呈茶)
写真は、対鳳庵。
伊藤久右衛門を出て、宇治橋方面に進みます。
平等院参道に並行する府道15号線を進み、平等院裏側の駐車場に駐車します。
13:00頃にやって来たのが、対鳳庵です。
宇治市が造ったお茶室です。
今まで何度も来ようと思って、後回しになっていました。
広間での薄茶だけなら予約は不要ですが、小間で頂くには濃茶と薄茶のセットを予約しておく必要があります。
しかし今回無意識だったのですが、小間での濃茶の開催は7月~9月と12月から2月の閑散期だけだったんですね。
今回は9/29だったので、なにげにギリギリでしたw
まずは露地を経て躙口から小間に入ります。
こちらで濃茶を頂きます。
このご時世ですので、点前座との間は透明のシートで仕切られていました。
さらに当然ですが、お点前も1人1椀ずつで。
言われるまで分からなかったのですが、1人ずつで点てると今までの5人分のよう濃くは立てにくいそうです。
量が少なすぎて練りにくいそうです。
なので今回はやや薄めの濃茶でしたw
そしてまた露地を経て、広間に移動。
今度は広間で薄茶でした。
本来は薄茶は点て出しのようですが、平日で我々しかいなかったこともあり、お点前して下さいました。
席主の方とも楽しくお話させて頂きましたし、同行の方も煎茶、濃茶、薄茶と経験出来て満足しておられました。
14:00頃に終了し、僕は仕事に向かいました。
もちろんそのまま休みでもいいのですが、どうせ休んでも翌日の仕事が倍になるので、余った時間は仕事を片付けた方がいいのでw
それにまだ「明日の事情」もありましたw
それは明日に。
この日はこれまででした。
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
2020 9/29の拝観報告3(伊藤久右衛門)
-
写真は、にしんそば ゆば付、かやくご飯・ミニパフェセット 1,690円。
11:45頃に萬福寺を出て、昼食に向かいます。
12:00頃にやってきたのが、伊藤久右衛門 本店の茶房です。
京阪の宇治駅から徒歩だと結構距離があるので、車で来たときは伊藤久右衛門に行きがちですw
土日だとかなり並ぶこのお店も、平日は楽勝でした。
しかし12:15を過ぎた頃からは満席に近くなり、1組帰っては1組が来て、待つ列はないものの満席の平衡が保たれているような感じでしたw
食事は茶そばがメインで4種類ほどあります。
僕はにしんそばにしました。
にしんそばにゆばが付いた単品 が1,090円(税込)。
オプションでかやくご飯付きにすると 1,350円(税込)。
さらにミニパフェセットにすると 1,690円(税込)です。
伊藤久右衛門に来て”ノーパフェ”では帰れないので(笑)、にしんそば ゆば付、かやくご飯・ミニパフェセットにしました。
いずれも非常に美味しかったです。
12:45頃、こちらを出て、次へと向かいました。
コメント ( 3 ) | Trackback ( )
2020 9/29の拝観報告2(僧侶のご案内でめぐる 黄檗宗大本山 萬福寺で特別煎茶体験)
写真は、有声軒の本席。
三室戸寺を出て、府道の並走する裏道をまっすぐに進みます。
10:00前にやって来たのが、萬福寺です。
この日は「僧侶のご案内でめぐる 黄檗宗大本山 萬福寺で特別煎茶体験」に申し込んでいました。
火曜日と木曜日しかない企画なので、どうしても平日でした。
まずはお坊さんの案内で時計回りに境内を案内して下さいます。
開山堂→寿塔→天王殿→大雄宝殿→法堂でした。
ここで10:45。
ここからは有声軒での煎茶体験です。
広間にテーブル席が用意されおり、その上に必要なお道具がセットされています。
すべて指示に従って進めます。
まずは湯冷ましにお湯を入れて、50度ぐらいになるまで待ちます。
玉露の茶葉を5g、目分量で量って急須に入れます。
じっくり煮だして、2つのお椀に濃度が均等になるようにお湯を少しずつ「ウェーバー制」の要領で分配しながら入れていきます。
まずはやや温めのお湯で、玉露の甘みを楽しみます。
結構うまく煎れられましたw
そして2回目は先ほどより湯冷ましを短くしてやや暖かめのお湯で煎れ、渋みを楽しみます。
1煎目よりはやや渋く煎れられたように思います。
そして体験の後、奥にある本席に案内して下さいました。
有声軒はこの広間じゃなくて、本席が奥になったとは知りませんでした。
だるままつりの茶席でも、お願いすれば見学できることもあるそうです。
本席は純煎茶式のお茶席だそうです。
詳細は本編の最後に追記しておきました。
席を担当して下さった方がおっしゃられていましたが、この企画はやはり京都市観光協会から提案されたもののようですね。
このコロナ禍で煎茶の方もお茶席や5月の全国煎茶道大会も中止になったそうです。
そこで使われていないこの有声軒を使って何かできないかということで実現したそうです。
なのでいわばこの企画は「コロナ禍の副産物」だったのかもしませんね。
まだ10月末の1回の予約枠が残っていますよ。
煎茶体験も楽しかったですし、有声軒本席もじっくり見学出来たので大満足でした。
11:45頃にこちらを出ました。
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 前ページ | 次ページ » |