goo

東本願寺6 渉成園2(枳殻邸) 特別公開

-
写真は、滴翠軒の内部。

渉成園でもいろいろなイベントやと特別公開があり、その際に通常非公開の建物内部が公開になることがあります。

下京・京都駅サマーフェスタ2013
2013/8/24の上記イベントで、園林堂内部の公開と閬風亭内部が公開されました。
園林堂
園林堂の手前の間には棟方志功氏の襖絵が、奥の仏間には阿弥陀如来像がお祀りされていました。
この時は内部には入れず、開けられた襖を外から見ました。

閬風亭
閬風亭は非常に広い大広間です。
ここから広大な庭園が一望できます。
内部にある”閬風亭”の扁額は石川丈山筆、”渉成園”の扁額は徳川慶喜筆です。
広間の奥の一角に嘉楽の間という8畳間があります。
明治天皇御行幸の際には、こちらで休憩されたそうです。

2014 秋の特別公開
2014/11/1~11/3に臨池亭と滴翠軒でのお茶席(500円)や閬風亭と園林堂の内部が公開されました。
臨池亭
まずは臨池亭に上がります。
手前から4畳、6畳、8畳間と並びます。
間の欄間は中国風です。
8畳間には床の間、違い棚があります。
前には大きな池のある庭園が拡がります。
滴翠軒
橋伝いで滴翠軒にも入れました。
滴翠軒は手前から3畳、6畳、8畳間で、笹の意匠の欄間。
床の間の袖壁は半円形になっています。

臨池亭を出て通常の庭園拝観をした後、帰り口にある大玄関から中に入ります。
雁行の廊下を進み、閬風亭へ。
閬風亭には漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して描いた屏風”親鸞”が展示されていました。

園林堂
さらに廊下を進むと園林堂の内部です。
中央の6畳の仏間、左右に7畳の部屋、手前に4畳の部屋があります。
内部は棟方志功氏の襖絵です。
園林堂を出て廊下を進むと、臨池亭の向かい側から外に出て終了でした。

2017 京の夏の旅で、蘆庵内部が公開されました。
蘆庵
2階建ての茶室で、1階は7畳と板の間で8畳、奥に4畳の次の間があります。
奥の階段を登ると、手前の3畳の次の間と4畳半があります。
2階の窓からは傍花閣がきれいに見えます。

2021年12/5のそうだ 京都、行こうツアー「お庭の専門家とめぐる名勝渉成園」で内部に入れました。
漱枕居は縮遠亭に向かい際の船の待合です。
手前が土間で、土間の奥は3畳と4畳半です。
4畳半の天井は中央に正方形の枠に牡丹が描かれ、その正方形から台形状に駆け込み天井になっています。
池側の外には手摺付きの縁があります。

大玄関
本来の正門である南門を入ると馬車まわしがあり、その奥に大玄関があります。
大宮御所から移築されたもので、4間の広い車寄があります。
中に入ると2間の内玄関、その奥に8畳間が2つあります。
その奥の廊下右手を雁行状に進むと閬風亭です。

2023/5/4~5/12のARTISTS’ FAIR KYOTO2023で展示場として公開されました。
入場料は2,000円でした。
内部は向って右手の棟の手前に点前座のある3畳、奥に相伴席のような4畳間があります。
そして右手へ渡り廊下を挟んで3畳の小高い上段の間があります。
島の1番高いところにあるので、見晴らしがいいです。

左の間には赤松の床柱、二重棚に三角の地袋があります。
右の間には丸太柱に天袋があります。



コメント ( 1 ) | Trackback ( )
« 2021 1/16の... 仁和寺6 松林... »
 
コメント
 
 
 
渉成園 (西京極)
2023-03-02 00:33:45
「ARTISTS' FAIR KYOTO 2023」の渉成園は、歴史的建造物8カ所で展示だそうですね。建物はどこまで入れるのかわかりませんが、傍花閣に上がれたりして(流石に階下で展示ですよね)。重信会館も気になります。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。