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光清寺

写真は、心和の庭
光清寺(こうせいじ)は西陣にある寺院で、重森三玲の庭園があることで知られています。
アクセス
丸太町七本松の交差点を、洛和会丸太町病院の角から北へ向かいます。
丸太町七本松から約300m、右手に地福寺を通過した次の右T字路を右折します。
約70m先の右手に光清寺の表門があります。
基本的に拝観は断られます。
庫裏前の心月庭は表門からでも見えますが、本堂前の心和の庭は門の隙間からしか見えません。
しかしその門も1/1~1/3や、8/13~8/16は開けておられます。
表門の脇の小口から入ると右手が庫裏で、その前に心月庭があります、
正面に真っ直ぐ石畳の参道が続き、突き当りには門があります。
この門の奥が本堂前庭の“心和の庭”で、右手奥に本堂があります。
石畳の左には鐘楼があり、左手前には弁天堂があります。
弁天堂の右側面には牡丹と猫の絵馬があります。
これが出水の七不思議の一つ、浮かれ猫です(これはレプリカ)。
江戸時代後期、この辺りには遊里がありました。その遊里の弦歌につられて、絵馬の猫が女性に化けて踊り出すと大騒ぎになった。
それを聞いた住職が法力で猫を絵馬に閉じ込めたのだが、絵馬の猫の化身が「もう世間を騒がせないから許してくれ」ということで、
法力を解いてやったという伝承があります。
心月庭は州浜形の築山の上に石組がある庭園で、心和の庭は白砂に苔が州浜形に配され、その上に立石が配されています。
奥は竹垣になっており、右手は本堂です。
本堂内部
毎月1回日曜日、AMに写経会、PMに座禅会が事前予約制であります(HP参照)。
庫裏から入り、まっすぐに奥に進みます。
途中の右手に書院とその前庭があり、突き当りが本堂です。
書院は8畳間が3つあり、2023年秋の特別公開ではこちらで呈茶がありました。
本堂の内陣中央には本尊の聖観世音菩薩立像お祀りがされています。
また本堂の左手には浮かれ猫の額のホンモノが掛けられていました。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
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また、あそこの庭園は見たいが、まだ果たせていないという庭園はあるのですか。
差し障りがなければ、教えてください。
いつも門の隙間からは見えるのですが、全開で観たのは元旦で2回目です。
>あそこの庭園は見たいが、まだ果たせていない
一応「京都の特別名勝および名勝庭園は全部制覇した」のですが、まだ見たい庭園はありますよ。
大きな庭園では、真々庵、怡園、百花園(西本願寺)あたりでしょうか。
あの後北野天満宮で「勧学守」を購入した後、ダメもとで光清寺に寄ってみました。
法要があったために表門は空いていましたが「心和の庭」の門はやはり閉まっていたので隙間からのぞき見る形になりました。
「浮かれ猫は」どう見ても写真だったのでどこか他の場所にあるのかとウロウロしていると墓所から住職らしき人が出て見えたので本物はどこにあるかとお聞きしところ、本堂の方にあるとのこと。
見せていただけないかとお願いしましたが、断られました。
機会があればまたトライしてみます。
いつから写真に変わってしまったんでしょう・・・。
2015年9月19日土曜日に、庭の入口が開いていることを確認しました!
彼岸法要のためだと推測します。
2025年4月26日(土)~29日(火)
9時~16時30分(受付終了16時)
11時~解説、14時~砂紋引き実演(10分程度)
料金800円、お茶席700円
パンフレットの一番上に「重森三鈴氏作庭 心和の庭」とありますから、庭の拝観は間違いないでしょう。また、「写真撮影はスマートフォンのみ可能です」と書いてあります。