豊見城市 民俗遺跡巡り(4)『名嘉地地区』

2007年11月30日 00時05分21秒 | 沖縄現地情報
豊見城市 民俗遺跡巡り(4)『名嘉地(なかち)地区巡り』
県道231号線「名嘉地北交差点」を東に入った所に、「名嘉地石獅子」があります。私の前を歩いていた中学生に、場所を聞いたら「そこに見えます」と言われて先を見たら、交差点を渡った直ぐの角(電柱にそば)に座っていました。
この石獅子は、豊見城市の村石獅子の中でも、保存状態が良く唇が厚くユーモラスな顔をした村石獅子です。
 
▲<左:名嘉地北交差点、右:名嘉地村石獅子>
村石獅子から左側へ入ったひとつ目の角に「ウフヤガー(ウフヤメーカー)」がありました。水は入っていましたが、写真の通り塞がれていました。

▲<会社と住宅の間にひっそりとあったウフヤガー>
さらに高台住宅街の、畑の中に「ニーガー」がありました。ここは、完全に個人の持ち物で畑の農業用水で活躍している様子でした。
そこから、少し東へ行った駐車場の一角に、新しい殿(個人所有?)がありました。
 
▲<左:畑の中のニーガー、右:新しくて美しい殿>
その一つ上、道沿いの公園に「チーナー御嶽(うたき)」があります。
 
▲<左:公園北側の高台にある祠、右:東側にあった石のみの拝所>
「チーナー御嶽」から西へ歩いて約50mの所に、「クイジヌ殿」「イチグスクガー」がありました。少し上がった南面高台にクスノキの御神木と琉球砂岩の碑が4本あり、一番高い所には屋根のある祠がありました。


 
▲<上:殿の全体、左:イチグスクガー、右:西側にあった碑のひとつ>
住宅街西側端の道を上がった道路沿いには、「ツボガー(チブガー)」がありました。
 
▲<左:ツボガー、右:美しい屋根シーサー>
名嘉地最後の「クイジゥガー」は、那覇市の町境「松川入口バス停」付近にあるはずだったが、その場所には2年前「葬祭の富士会館」が建設されていた。従業員の方にも、お聞きしたが判明せず探せなかった。名嘉地地区巡りは、ここで終了する。


沖縄の不思議&驚き(4)『大人の物忘れ』

2007年11月29日 00時05分24秒 | 沖縄現地情報

沖縄の不思議&驚き(4)『大人の物忘れ』
仕事をお願いした時の話で、大の大人が「忘れていました」とさらりと言いう事に驚きました。
我が家の、風呂窓のノブが動かなくなり修理をお願いした。修理をするために工事担当者がノブを会社に持って帰ったら、ひと月経っても取り付けに来てくれない。
寒くなってきたので、管理会社を通じて確認すると、工事担当者から電話があり、「交換の部品は届いているのですが、忘れていましたので、直ぐに取り付けに行きます」との返事があった。
いつ来て頂いても良いが、出かけている時に来られると無駄足になるので、電話してから来て下さいと伝えたら。その日は電話が掛からず待ちぼうけで終わった。
一週間して電話を掛けたら、「忘れていました」と、あっさりと言い、2日後に大人二人でやって来て、爽やかな笑顔で「申し訳ありませんね」といって、5分位で取り付けが終わりました。

こちらの人には、あまり怒ると自分の器が小さく思えて来るから不思議です。

豊見城市 民俗遺跡巡り(3)『田頭地区』

2007年11月28日 00時05分03秒 | 沖縄現地情報
(3)『田頭(たがみ)地区巡り』
自宅から徒歩15分位にある那覇市隣接地「豊見城市田頭」地区を巡ります。
県道231号線南下し「名嘉地(なかち)交差点」を右に曲がる。直ぐ道は無くなるが、ビニールハウスのあぜ道を進むと終わった所に「ンソガー(ウブカー)」がありました。今でも、農業用水として活躍している様子です。
さらに、住宅地へ入る道沿い最初の住宅手前に「カミガー」がありましたが残念ながら、井戸内は埋められていました。
 
▲<左:ンソガー、右:カミガー>
そこから集落に入った、田頭共同利用施設手前の丸いカブーになった道を右へ入って、二つ目、住宅の間にある道を奥に進むと「カミガー」がありました。住宅裏の雑草の中に、井戸がありましたが、こちらも井戸の中は埋められていました。
そこから、約10m西に「ヌルガー」がありました。こちらは、小さな石垣囲みがあり、湧き水は無かったが湿り気があり、水が湧くのではないかと思われる状態でした。
 
▲<左:カミガー、右:ヌルガー>
村の東入口と西入口に、古い村獅子があるはずですが今回は探せなかった。
「井泉」や「村獅子」のある場所を、地元と思われる方に聞いても、殆どの人は知りません。それと、「井泉」は村の所有物ではなく、個人の物も多く、地主さんがお祓いをして埋める事も多いと聞きました。
 
▲<左:ヌルガーとカミガーの間にあった小さな拝所、右:フーフダ(文字の意味は、七種の幸福が得られる)>
 
▲<古いシーサーと新しいシーサー>
豊見城市教育委員会文化課の地図は、平成8年作成で10年以上前の物ですから地形も変わっている事が多く、探す事もなかなか困難です。

沖縄の不思議&驚き(3)『スーパーのレジ袋詰め』

2007年11月27日 00時05分17秒 | 沖縄現地情報
沖縄の不思議&驚き(3)『スーパーのレジ袋詰め』
沖縄に来て、スーパーマーケットで驚きがありました。どこのスーパーでも、レジでは店員が買った商品の袋詰めをしてくれます。丁寧に詰めて汁物や生鮮品はさらにビニールに包んでくれます。最後に袋の端をリボン結びまでしてくれます。

混雑時には、「自分で、お入れ下さいますか?」と言われる事はありますが、平常時はすべてやってくれます。私は、それでレジが混むと思っているのだが・・・。

あるスーパーでは、店員の袋詰めを止めようと試みた事があったらしいが、客からのクレームが続出して元に戻したらしい。

大手スーパーには、自分で袋詰めをするレジが1~2ヶ所あるが、余程混まないと殆ど誰も並ばない。
確かに、コンビニではやっている事だが、購入品数が違う。

本来スーパーは、「マイセルフ・エブリディ・ロープライス」が基本精神と思うのだが、どの会社が始めたのか解らないが、沖縄では当分変わらないだろうなぁと思う。

豊見城市 民俗遺跡巡り(2)『豊見城地区』

2007年11月26日 00時07分47秒 | 沖縄現地情報
豊見城市 民俗史跡巡り(2)『豊見城(とみぐすく)地区』
豊見城地区は、歴史民俗資料室から県道68号線に入り右折して、豊見城交差点から県道7号線を北上する。県道7号線は、宜保を越えた所で2つに分かれる(同じ7号線)。右側の道を北上し、豊見城バス停前ホットスパー)を左側して住宅街へ、2ブロック入った所に「豊見城公民館」があります。
 
▲<フスミ御嶽(フクズミ之御嶽)とフスミガー>
豊見城公民館周辺には、地図上に「井泉(ガー)」が、たくさん存在します。車から降りて歩きましたが、公民館の角にある「梵字の石敢當」がなかなか見つかりません。公民館のどの角に位置するのか解りにくく、近くを通った高校生に聞くと違う角にあると聞いてそちらへ移動する。
 
確かにあった!文字が風雨で削られて読みにくくなっているが確かに刻まれていた。▲<梵字は「ア・ビ・ラ・ウン・ケン」と書かれているそうです。>※意味は、胎蔵界大日如来の真言で、すべての願い事が叶えられるという強い言葉だそうです。

 
そこから少し坂を登った住宅街の中にも、「泰山」がついた「古い石敢當」があった。▲<文字は、「ウン泰山石敢當」と書かれているそうです。>

そのすぐそばには、「ハレ石」(市歴史民俗資料室の説明にあった石です)が民家のブロック塀と電柱の間に無造作に置かれてあった!(少し心配)
 
▲<ノロ殿内とヒーシャーガー(樋川)>
豊見城跡へは、今回は訪れずに探索は終了しました。

豊見城市 民俗遺跡巡り(1)『豊見城市歴史民俗資料展示室』

2007年11月25日 05時06分10秒 | 沖縄現地情報

▲<一階が資料展示室で、二階が図書館>
豊見城市 民俗遺跡巡り(1)『豊見城市歴史民俗資料展示室』
豊見城市(とみぐすくし:那覇市南側に隣接する人口急増中のベットタウン)の民俗的遺跡を回ろうと思い立ち、情報収集に市役所へ行ったが土曜日で休業中。
急遽、市役所から車で約10分の「歴史民俗資料展示室(中央図書館と併設)」へ。

▲<中央は絣の機織り機、左は綱引きと旗頭>
「歴史民俗資料室」を一通り見学する。沖縄戦・移民・祭り・生活がコンパクトに整理されていた。私が見たかった「民俗遺跡」については、「ハレ石」「明治時代の沖縄地図」が参考になった。

▲<戦前は、沢山の方が海外へ移民した>
「中央図書館」へ行き、郷土資料室で「豊見城市民俗遺跡一覧」を探す。
担当者から、「教育委員会文化課」が作成した「井泉、御嶽、殿(トゥン)分布図(平成8年製作)」を見せて頂く。早速、コピーを取らせて頂く(A4、一枚10円、A全版だったので計80円)。

▲<貸し出し不可の資料、●印が井泉▲印は御嶽>
合わせて、同じく教育委員会が作成した。「豊見城市民俗史跡巡り」の小冊子もコピーをさせて頂く(こちらの冊子は、教育委員会が休みでなければ頂けたかも)。
 ▲<小冊子:豊見城市民俗史跡巡り>
「井泉・御嶽・殿分布図」には、豊見城市内の井泉(114)、御嶽(35)、殿(19)印されていた。願わくば「石獅子」が入っていたら完璧なんだが・・・。
資料片手に、まず豊見城地区への「梵字の石敢當」を探しに行く。

沖縄の不思議&驚き(2)『中学生の飲酒補導』

2007年11月24日 00時05分52秒 | 沖縄現地情報
(現場ではありません)
沖縄の不思議&驚き(2)『中学生の飲酒補導』
沖縄の地元新聞には、時々「中・高生の飲酒補導」の記事が出る。
11月14日の琉球新報の朝刊に、「13日午後1時頃から3時頃まで、中学一年生の女子が6名、公園で缶チューハイを集団で飲み、その中の一人が公園のトイレで倒れているのを見つけ、119番に通報し、病院に搬送された。病院に駆け付けた生徒の親から110番通報を受け、警察が公園に居た少女5名を補導した。」と、書かれていた。女子中学生だけ6名で、昼に公園で酒盛りをしていた事には驚いた。少なくとも、倒れなかった5名は、酒を日頃から飲む習慣があったと思われる。
(現場ではありません)
沖縄では、居酒屋で夜遅くまで、子供も一緒に食事をしている風景を見る事がある。ファミレス替わりと思ってもらえればよい。子供用のメニューもあります。親が酒を飲む姿を小さな頃から見ていて、酒に対する抵抗感が少ないのかなぁ思います。


沖縄の不思議&驚き(1)『トイレ床の排水口』

2007年11月23日 00時34分36秒 | 沖縄現地情報
 ダイワハウスのトイレ
沖縄不思議&驚きシリーズその①『トイレ床の排水口』
沖縄では、マンション内のトイレにも床に排水口があり、本土育ちの私には違和感があった。
しかし、今回分譲したダイワハウスの新都心の「高級分譲タワーマンション」にもすべてあったので聞いてみて解決した。
沖縄では、マンションのトイレも戸建同様に、タイル張りになっていて、水で洗う事が習慣になっているとの事だった。
実際に、ウチナンチューが本土で大学生活をした際、賃貸マンションのトイレを水を流して洗ってしまい下の部屋に水を漏らしたという話も聞いた。
 我が家のトイレ
若い人に聞いても、水を流さないと気持ちが悪い。拭くという事は、まったく考えられないという事でした。
TOTO沖縄営業所の悩みは、温水洗浄便座の漏電らしい。掃除の時に便器に水を掛ける事によって起こるらしい。他の県では、一切ない故障らしい。

『がじゃんびら公園と美空ひばりの碑』

2007年11月22日 00時05分52秒 | 沖縄現地情報

私の家から車で約10分の所に、「がじゃんびら公園」があります。今日、小禄のジャスコに行ったついでに立ち寄ってきました。今まで、那覇港が見え、夜景が綺麗な公園と、聞いていたが訪れていなかった。

小高い丘の頂上から東側を望めば、眼下は米軍の那覇軍港、向い側は那覇港ターミナル。右手に「御物グスク」、左手に「三重城」が見えます。

公園の入口近くには、碑の前に立つと美空ひばりの歌が聞ける、オートサウンドシステムがありました。歌は、「花風の港」と「愛燦燦」です。

「花風の港」(作詞:西沢爽、作詞:猪俣公章)は、琉歌の花風をモチーフにしたとされています。「愛燦燦」は、小椋桂作詞作曲で私の大好きな歌です。

美空ひばり本人の歌声がはっきり聞こえる素晴らしいものでした。碑の文字は、作詞をした西沢爽氏のものとの事です。

那覇市史跡探訪 番外編『首里寒川樋川(スンカーヒジャー)』

2007年11月21日 00時05分44秒 | 沖縄現地情報

「首里金城の石畳」からバス停2つ西側にある。「寒川樋川(スンカーヒジャー)」は、18世紀初頭に造られた「首里古地図」にも印されている村ガー(共同井戸)です。長く付近住民の大切な生活水として使われてきました。
 
琉球石灰岩で造られた半月形の水溜めと、背後の石垣は三段の「あいかた積み」になっています。水留の縁石は、石敷きと一体になっていて、縁石の角は擦り減っていて丸みを帯びています。
 
水溜りの水は、飲料水に用いられ、石敷きでは洗濯などが行われ、溢れる水は、下にある別の水溜めに集められて、農業用水などに活用されました。
南斜面にあり、陽当たりも良い場所に造られています。
 
バス停留場名にもなっている西口の石段は今も、生活道路になっており、人が十分に擦れ違えるほどの大きさで奇麗に整備された坂道です。
東口石段は、あまり使われていない様子ですが、こちらは味のある古い石畳です。
 
うしろの石垣の高さは、今まで見た中でも一番高く、「金城の大樋川」にも負けないくらいの美しい樋川です(那覇市内でも希少です)。
金城石畳から、少し観光コースから離れているので、訪ねる人も少なく勿体ないなぁと思ています。観光に時間のある人だけはでなく、時間を割いてでも是非、訪れて頂きたい樋川です。

『泡盛学』キックオフ・シンポジュウム参加記

2007年11月20日 16時10分24秒 | 沖縄現地情報

11月19日、13:30~20:00まで、首里沖縄都ホテルで「泡盛学キックオフ・シンポジュウム」が開催されました。

内容は、①基調講演「鹿児島大学における焼酎学と寄付講座開設の経緯」、シンポジウム②「泡盛の歴史と文化」、③「泡盛産業の現状と課題」、④「古式泡盛製法の復活」、⑤「泡盛の製造技術について」、⑥「泡盛学将来展望」、⑦パネルディスカッション、⑧交流会(古式泡盛「翠古」を飲みながらの立食パーティ。参加費3000円也)。

このイベントのキャッフレーズが、「産官学連携で琉球泡盛を世界ブランドに」で、琉球大学のコーディネート。進行がまるで学術研究発表会だった(しかたがない)。

あまりにも、民(顧客志向)が抜けていたので、最後に意見を言える場があったので、挙手して「この『泡盛学』は、琉球大学の死に学問になりそうで心配だ。」と意見を言ったら、副学長から丁寧な反論が出て、最後に少し盛り上がりました。

その後、忠孝酒造の大城社長さんが交流会の挨拶で、「琉球大学には、醸造学の博士が居ない。だから、社員を東京農大に行かせ沖縄で初めての博士を作った。大学は基礎を、もっと大切に研究してほしい。」と言い切られて、なるほどと感じ入った次第。

泡盛マイスター協会の副会長伊波氏には、泡盛をどう広めるかの活動をお聞きし、民間活用で意見交換が出来た。
しかし、聞いた内容から沖縄の泡盛の現状と課題が整理出来、日頃からの沖縄泡盛が、なぜ県外に盛り上がらないかの疑問が解決し、私的には参考になり面白いイベントでした。

那覇市史跡探索散歩 コースF.『首里真珠道』(4)補足

2007年11月19日 01時13分48秒 | 沖縄現地情報

以前、首里金城町の石畳周辺の井戸(金城大樋川、新垣ヌカー、仲之川)を探索した時に、何度探しても見つからなかった「潮汲川(ウスクガー)」を、今日探せました。
先日は行ったり来たりした所から、なんと、少し下を見た所に何か見えると降りたら、ありました!何度探しても見つからない物を探した時と同じケースでした。

「汐汲川」は、かってこの井戸の近くまで入り江になっていたため(現在はずいぶん那覇市の高台ですが)、井戸水に塩気があった事からウスクミガーと呼ばれ、それが転じてウスクガーとなりました。

「金城大樋川」よりは、小振りですが石組が美しいガーでした。
住宅街に、こっそりあるカーを見つける楽しみも、すごく嬉しい散策散歩です。

右家のシーサーはユーモラスで、左家の猫は石垣に逃げ込んでじーとこちらを見ていました。


沖縄県『社会・経済100の指標』2007年度版(3)

2007年11月18日 00時21分17秒 | 沖縄現地情報

物価水準:47位(全国平均100に対して96.2)
現金給与総額(一人当り):47位(253,623円全国平均の75.73%)
可処分所得(一世帯当り):47位(327,847円)全国平均425,513円
貯蓄年収比率:47位(121.43%)全国平均229.13%
年収に対する負債額:47位(108.79)
持ち家比率:46位(51.79%)東京47位、大阪45位
一世帯当り乗用車保有台数:25位(車社会と思われがちだが意外に少ない)
共働き世帯割合:45位(22.39%)全国平均26.32%(前回46位)

完全失業率:1位(有効求人倍率0.43、全国平均0.98)
新卒無業者比率:高卒2位、大学1位
月間総実労働時間:女性2位→14位、男性4位→32位(仕事が少ない?)

医療施設(一般診療所数、10万人当り):45位(56.26所)全国平均76.26所
老人福祉施設の定員数(65歳以上10万人当り):36位(97年度は1位)

自主財源割合:45位(27.67%)全国平均50.71%(今回最下位脱出)
一般会計に占める公債負担額:43位(大規模公共投資などの補助率が高い)
県民一人当たり地方税額:47位(15万4719円は東京の約3分の1)

データーから見ると、年間の所得や持ち家率など、都会と格差が開いている。しかし、気候や風土など代えがたいものも多い。悪いのも良い物もすべて沖縄です。昔から住み人は別にして、移住する人においては、その人が何に価値をおいて沖縄に住むかという事は、このデーターには表れていない。その人が創るものだと私は思います。

沖縄県『社会・経済100の指標』2007年度版(2)

2007年11月17日 00時31分35秒 | 沖縄現地情報

沖縄県『100の指標』2007年度版パート2.(一部重複しています)

平均気温:1位(22.7度)全国平均14.9度
最低気温:1位(14.3度)全国平均 0.4度
離婚率:1位(2.71件/1000人)全国平均2.08件/1000人
幼稚園就園率:1位(81.67%)全国平均57.73%

100歳以上人口(10万人当り):1位(54.09人)全国平均22.22人
婚姻率(1000人当り):2位(6.5件)全国平均5.66件
上水道普及率:2位(99.93%)全国平均96.59%
死亡率(1000人当り):47位(6.7人)全国平均8.6人
ガンによる死亡数(10万人当り):47位(185.2人)全国平均258.3人
脳血管疾患死亡数(10万人当り):47位(58.5人)全国平均105.3人
心疾患死亡数(10万人当り):47位(93人)全国平均137.2人
不慮の事故死数(10万人当り):47位(20.9人)全国平均30.67人

何よりもすごいのは、「死亡率」「ガンの死亡率」「脳血管疾患死亡率」「心疾患死亡率」が、全国一番少ない事です。私の持論であります、暖かいので寒い地域よりは、死ににくい所であるという事です。老年期の人にとっては、一番住みやすい県だとデーターが実証しています。


沖縄県『社会・経済100の指標』2007年度版(1)

2007年11月16日 00時05分25秒 | 沖縄現地情報

沖縄県の社会・経済の位置を示す『100の指標からみた沖縄のすがた』(2007年度版)が、まとまり地元新聞に公表されました。
県企画部と県統計協会が編集した11分野165項目のうち、全国1位は17項目。最下位は31項目でした。
前回(2004年)、最下位を脱した一人当たり現金給与総額は(常用労働者)今回、再び最下位に転落。負債年収比率(一世帯当たり)も、前回全国4番から1番になった。回復基調とされる景気が県民生活に結びついていない実態も浮き彫りになっている。

反面、平均年齢や年少人口、人口の自然増加率は、1位。社会増加率も大都会を抑えて3位と、潜在成長力は高い。
女性の平均寿命は最長で、がん、脳血管疾患の死亡率もそれぞれ全国一少ないなど、健康・長寿面は歓迎される項目が並んだ。

それ以外には、開業率と廃業率はそれぞれ全国一位。進学率は高校・大学ともに全国最下位。新規学卒者の無業者比率も最悪が続き、雇用の厳しさが続いている。

共稼ぎ世帯の割合も全国で下から三番目で、働き口が少ない雇用環境の厳しさが反映している。
意外なのは、65歳以上の親族がいる世帯の割合も全国で三番目に少なく、「お年寄りのいる大家族」という沖縄のイメージとは実態は異なっている。
貯蓄高は依然全国で最下位。年収に対する負債も全国一位と、生活は苦しいはずだが、消費支出に占める食費の割合(エンゲル係数)は、21位で数字上は意外にもゆとりも、一日当たりの余暇時間も全国15位。所得に占める消費支出の割合も19位で、生活を楽しんでいる傾向がうかがえます。

「なんくるないさぁ」の精神でしょうか。(10月30日、琉球新報の記事より)