「グアバ」の花

2010年04月29日 09時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<「グアバ」の花>

グアバは、沖縄で一番ポピュラーな果樹です。
別名「バンジロウ」の果実は、生で食べるかジュースにする。
ビタミンCの含有量が多く、ビタミンAも高いので健康食としても価値が高い。
ペクチンを多く含んでいるので、ゼリーの原料にも適している。
最近は、健康食品のお茶葉として期待されている(健康茶として注目を集めるかも)。

しかし、沖縄には、あまりにもそこらじゅうにあるので、子供も食べない。
戦後、お菓子が少なかった時代には、学校帰りにもぎ取り良く食べたらしい。

▲<沖縄に移住した年の夏、グアバの果実を観ては感激してシャッターを押していた(2007年8月那覇市高良にて)。>

スーパーにも売っていない(牧志公設市場には、観光客用に置かれているくらい)。


庭の植木の中でも、持ち主が植えたのを忘れているくらい可哀相な果実だ。
熟れても食べないから、道路に落ちた果実が潰れてカスが茶色くなったのを見るたび、いつも私はもったいなぁと思う。

先日、散歩していて偶然にグアバの花が咲いているのを見た。
私も、じっくり観た事がないが、美しい花だったので撮影した。
ご覧のように、可憐で清楚な花だ。

◎連休が始まった。昨日(4月28日)は、久し振りに午後から夜中まで小雨が降り続いた。今日は、朝から晴れているが、20-23度と少し肌寒い。5月2日は、レンタカーが品切れたと聞く。沖縄県への観光客は、3月から前年を回復したらしい。今年の夏休みは、約一ヵ月間高校総体が沖縄県下で行われるので、相当混雑が予想される。一般の観光客は、夏休み期間を外される事をお勧めする。

沖縄県キャリアセンターで講師をしました。

2010年04月27日 15時30分00秒 | 沖縄の生活

▲<「ハローワーク」の3階にある。「沖縄県キャリアセンター」は、明るい雰囲気で関連図書や無料サービスの飲み物コーナーもある>

4月26日の13:00~14:40まで、沖縄県キャリアセンター(那覇市おもろまち沖縄職業総合庁舎3階)で、「スキルUP就活セミナー」の講師をしてきました。
事前予約制(定員10名)で、3日間連続して行われる。
第一日目は、「自己分析」、第二日目は、「応募書類の書き方」、第三日目は、「模擬面接」。
参加者は、現在就職活動中の既卒者25~33歳の男女9名でした。



私に依頼されたテーマは、第一日午後の「採用担当者&企業の目線」でした。
講義の主な内容は、「現代のキャリア形成は、川下り型=自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」、「自分は探すものではなく、創り上げていくもの=人は、自分が思っている以上に成長・変化する」、「コミュニケーション能力が重要=面接官の質問を正しく理解し返答する」、「面接は自分という商品をセールスする場だ」、「必ず聞かれるどんな仕事をしてきましたか?の問いに対して、プライドを持って自分のしてきた事を語る」、「人は見かけによる=メラビアンの法則」、「明・元・素=明るく・元気・素直」、「自分の視点=心の持ち方を変えて、日頃から精神レベルを上げる努力をする」
等々をパワーポイントを使って行った。



90分の講義の後に、質問タイムを設けて質問に答えた(30分の予定が40分なった)。



厳しい就職活動状況下なので、就職活動に希望が持てて、元気が出る講義内容になるように心がけた。
講義中や質問タイムに、受講者から笑いが出ていたので、少しは元気になってくれたのではないかと感じて会場を後にした。

屋良文雄さんを悼む

2010年04月25日 01時30分00秒 | 沖縄現地情報

▲<我がマンションの9階から望む4月22日の夕陽。薄曇りの風が強い日だったが、28~23度(湿度80%)の暑い日だった>

もう20数年前になるが、沖縄に3年に一度くらい訪れていた時、夜のコースは決まっていた。
夕食は、安里の「うりずん」。その後に行くのは、泉崎にあるジャズバーだった。
そのジャズバーの名前は「寓話」。
ビルの2階にある喫茶店のような、小さなジャズバーです。
「寓話」のオーナー&メインプレイャーが、屋良文雄さんです。
占領下の米軍キャンプでも弾いていたすごい人で、今でも現役で沖縄ジャズ界の重鎮。
その店では、集った人達が、みんな仲間のような感じで、屋良さんの弾くピアノを静かに楽しんでいました。
私は、屋良さんが観える席に座り、屋良さんがピアノを弾くのを覗き込むようにして聴いていました。
数曲弾くと、泡盛?ウィスキー?を飲みながら、お客さんと語っているのを見るのが好きでした。
その場は、すごくアッホームで、暖かな気持ちになったのを今でも覚えています。

▲<在りし日の、屋良文雄さん。2009年12月那覇市開南「コーヒーハウスぽえむ」にて(琉球新報4月9日追悼記事より)>

沖縄移住して少し経った頃、屋良さんの体調が悪く店に出ていないと、風の噂で聞こえてきた。
その後、昨年9月16日。沖縄に来てから知り合った伊良皆善子さんの「青い目の人形平和コンサート」で、ピアノを弾く屋良さんを久し振りに観る事が出来た。
入院先から一時外出の演奏だった。そして、それが屋良さんを見た最後の日でした。

▲<2009年9月16日「青い目の人形平和コンサート」舞台にて演奏をする屋良さん>

今頃は、天国で先に行った仲間達と演奏をしている事だと思います。
ご冥福をお祈り致します(合掌)。
(屋良文雄:2001年沖縄ジャズ協会会長、2002年沖縄県文化功労者受賞、2010年4月8日死去、享年70歳)

恩納村の「うら庭」でアフリカ太鼓を聞きながら夕食を。

2010年04月23日 00時30分00秒 | 沖縄の生活

▲<昼の店のたたずまい。東南アジアの雰囲気に、右片隅には神社もある。何とも言えないようなコンセプトが気をそそられる>

4月16日の夕方、タイムシェアマンションに泊まった2日目の夕食をどこに行こうかと、考えながらパソコンを触っていたら、ベランダにいた妻が眼下に見える「うら庭」に、お客が吸い込まれて行くのを見て、叫んだ。「うら庭に、お客が吸い込まれて行くよ!」

それで、2日目の夕食は、どんな店だろうかと興味があった「うら庭」にした。

▲<入口のオープンスペースのコーナーでは、沖縄の新鮮な魚を選んで料理を指定出来る>

「うら庭」は、ライブがある。月・火・水曜日は「沖縄三線ライブ」、金曜日は「シャンペ(アフリカ太鼓)ライブ」、土曜日は「三線・アコースティクギターライブ」。

本日は、木曜日。アフリカ太鼓が、どんなものか知らないが、ライブの時間を聞いて予約した。でも行ったら、もうやっていた。

店員に勧められて、一日限定10食の「石垣牛のステーキ」2,415円を注文した(最後の一品と言ってたが、その後もオーダーが入っていたような気がする)。

▲<左、運ばれてきた一日10品限定の「石垣牛」、右「メニューの石垣牛」なんか少し小さい気がしたが、気のせい?>

加えて、「ゴーヤチャンプル」892円を頼む。

30分くらいしたら、アフリカ太鼓が鳴りだした。そしたら、すぐ小さな子供が太鼓の前に走りだし、嬉しそうに見ている姿が好ましかった。

▲<左、雰囲気がある「プロのアフリカ太鼓奏者」。右、太鼓に近付く弟を引き止めている姉>

少しすると、店のお客が乗り、手拍子を打ち始めた。
さすがに、プロだ。お店全体を盛り上げ、拍手と歓声につつまれた。



こうして、恩納村のシーズンオフの夜は、盛り上がっていたのだった・・・。

「うら庭」は、完全に観光客相手の店(料理の値段も那覇の店に比べてやや高い)。
しかし、送迎車4台で、周辺のホテルを巡り観光客を運ぶシステムでシーズンオフにもかかわらず、約100席もあろうかという店が、ほぼ満員になっている。
観光客にとってアルコールが入った後、宿泊ホテルに送り届けてもらえるのはありがたい。
そのようなかたちで集客を考え工夫する経営手法はえらい!(マーケットインの発想は、不景気時には強い)近くに、系列が他に2店舗あり恩納村で健闘しているのだろう・・・。

※来場プレゼント「沖縄観光品」とクーポン誌に書いてあった。
もらったものは、ちんすこう2個入りを2つだった(次回サービスの500円券も2枚付いていた)。

恩納村に「月桃の花」がいっぱい。

2010年04月22日 00時05分00秒 | 沖縄の生活


恩納村のタイムシェアマンションに泊まった翌日、58号線を北上して、名護市南端にあるザ・ブセナテラスホテルヘ行く途中に道路わきの月桃の花が満開していたのを見た。
ホテルからの帰路に、その場所立ち寄り、満開の月桃の花を感激しながら撮影をしました。

月桃の花は、4月中旬~5月末くらいにかけて開花します。
さやの様な傘が外れると白桃の様な形をした、大きくて上品な白い花が現われます。
しかし、この花が開花すると、蘭の様な鮮やかで艶やかな花に変身します。


昨夜降った雨が、月桃の葉にしっりとしたつやを与えていました。
私は「月桃の花」が咲く頃の季節が好きです。
この花が咲き終わると、沖縄は本格的な夏に入ります。


ザ・ブセナテラスホテルに「でいごの花」が咲いていました。

2010年04月21日 06時30分00秒 | 沖縄の生活


4月16日、恩納村のタイムシェアマンションに泊まった翌日、昼食を食べにザ・ブセナテラスホテルへ行った。

じつは、移住前、沖縄に家を探しに来た時、奮発して、ザ・ブセナテラスホテルに宿泊した。
夕食直前に、妻の歯が痛くなり、食事をしに行った中華レストランで、私は美味しかったのに、妻は歯痛で味わう余裕がなかったので、今回リベンジに行った次第。

到着したら、中華レストランの前に、「でいご」が、満開だったで、感激して撮影をした。

※「デイゴ」は、「うりずん(4月頃)」の季節を飾る、沖縄の県花に指定されている「三大名花(デイゴ・オオゴチョウ・サンダンカ)」の一つです。沖縄では、「デイゴ」がたくさん咲く年は、台風がたくさん襲来する年だと言われていますが・・・。

中華レストランのランチは、エビチリや麻婆豆腐など5品から選び、スープ&飲茶の3品付きで1,500円。今回は、料理をきっちり、美味しく頂けました。

恩納村で、「ソフトシェルクラブ」を食べる。

2010年04月20日 08時30分00秒 | 沖縄の生活

▲<「オーシャンズクラブ」の店内は、バリ風?大画スクリーンには、少し不鮮明な海中映像が流れていた>

4月15日、恩納村のタイムシェアマンションに着いた夕方に、付近を散策をしていて、58号線の向かい側にあった、「オーシャンズクラブ」というシーフドレストランを見つけた。
店の外に、あったチラシに出ていた、「ソフトシェルクラブ」(1,250円)に興味を持って。早速、妻を連れて、その日の夕食に訪れた。

▲<店内から我がマンションが見える>

ソフトシェルクラブとは、脱皮したての「マングローブ蟹」を油で揚げて、そのままバリバリと食べる料理らいしい。

▲<「ソフトシェルクラブ」が3匹並んでいる>

それをメインに、妻は「タコライス」(780円)を、私は、「県産豚しゃぶと島豆腐のごまダレサラダ」(860円)を注文した。

▲<タコライス>

出てきた、ソフトシェルクラブは、パリパリしてなく、ふにゃふにゃしていて、何とも言えない触感だった。少し油ぽかったのは、揚げる温度の問題?。

「県産豚しゃぶと島豆腐のごまダレサラダ」は、ボリュームがあり実に美味しかった。


※店の外に置いてあるチラシかクーポン誌を持参すれば、4名まで生ビール&ソフトドリンクが一杯サービスになる(私のように支払い後に、気付くと後の祭りになる)。

プロ野球「巨人VS阪神」を観戦

2010年04月19日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

4月16日~18日、那覇市営奥武山野球場(沖縄セルラースタジアム那覇)で、プロ野球ファーム交流戦がありました。
2011年の春季キャンプから巨人軍が使用する事が決まり、新しく作り直した野球場の完成記念イベントとして、プロ野球(ファーム)の交流戦が企画されました。

4月16日は、巨人VS沖縄電力(ナイター:沖縄電力が7対5で勝った!)、4月17日巨人VS阪神(ナイター)、4月18日巨人VS阪神(デーゲイム)があった。

ファームとはいえ、沖縄でプロ野球の試合は珍しいのと新しい球場も観たいので、18日の試合を観戦してきました。

観戦チケットは、ゆいレールの駅で購入すれば、2,000円の内野自由席が、1,600円で購入出来、しかもゆいレールの500円券付きでした。

最初は、巨人側に座って観戦していたが、5回くらいから阪神側に移動して観戦。

▲<当日は、19~24度のうす曇りで、観戦にはちょうど良かった>



▲<レフト側外野席には、阪神の私設応援団もいてトランペットや太鼓で応援をしていた>

試合は、初回に阪神が1点をリードしてスタートしたが、途中から巨人が3回の田中大二郎、6回の小田嶋正邦のホームランで逆転した。

阪神が最終回、1対4で満塁になったが、最終的には追加点が1点しか取れず2対4で負けた。


恩納村のタイムシェアマンションに泊まる。

2010年04月18日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<高台にあるマンションは、全住戸東シナ海に面している。我々の部屋は、最上階の11階左端です>

以前、このブログでも書いた、恩納村のリゾートマンションが利用出来るようになりましたので、4月15日~17日まで宿泊体験をしてきました。
4月15日は、小雨の降る日だったので、沖縄中北部西海岸とはいえ、20度くらいの肌寒い日だった。
那覇市の自宅を15時過ぎに出て、豊見城市名嘉地から高速道路に入り、法令速度(80km)で走り16時に到着(約50分)。

▲<キッチンは、黒で統一した家電が揃っているので、食材を持ち込めば食事も可能>

家具付き、3LDK(85㎡)の部屋は、直ぐに使える状態になっています。
広いリビングには、地デジ対応の40インチのテレビがあり、大きなソファーでゆったりとくつろげます。
天井の照明は、回転羽根付きで、リゾート気分を満喫させてくれます。
  
▲<左「テレビ」と「ソファー」、右「食卓テーブル」このテーブルでブログを作成しています>

バスルームの窓からの眺望は、遮るものは一切無く、湯船に入った状態で、東シナ海の水平線が見えるだけ(晴れた日は、夕陽が沈むのを見ながらバスタイムを満喫出来る)。


30㎡あるベランダからは、恩納村の東側~北側が一望出来る(北側には、本部町半島や伊江島が見える)。

▲<ベランダ左手(東側)は、眼下に「ムーンビーチホテル」が見える>

▲<ベランダ右手(北側)は、右端に「リザンパークホテル谷茶ベイ」が見える>

我が家の使用期間は、4月10日~5月9日です。
今後、恩納村を起点に、沖縄本島中・北部の探索レポートが増えそうです(ご期待下さい)。
  
▲<玄関ロビーやエレベーターホールには、沖縄の国際的版画家「名嘉睦念(ナカボクネン」さんの版画が飾られています>

「鯨岡阿美子が愛したきもの展」

2010年04月17日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<那覇の中心街、ビルの谷間にある琉球料理店「美栄」>

以前、那覇市久茂地のビジネス街の一角に、忽然と現れた時代を感じる琉球古民家に出会う。その建物は、今も「琉球料理店」に使われている事を知る。
予約の電話をしたら、昼5,000~6,500円、夜7,000~12,000円と聞き、二の足を踏んでいた。
その店、「琉球料理 美栄」で、4月9日~11日に、「鯨岡阿美子が愛したきもの展」がありました。

▲<左「店の入口には、手書きの案内文あり」、右「入口を入り美しい小道を通って玄関へ」>

故鯨岡阿美子(クジラオカアミコ:1922~1988)さんは、毎日新聞政治記者から日本テレビのディレクターになり、戦後のファッション界の草分け的存在となり、晩年は、夫(故・古波蔵保好=ダンディな沖縄出身のエッセイスト)の故郷である沖縄の染織家達と深い関わりを結び、沖縄の染織界に新風を吹き込んだ。

▲<左、二階に上がる階段の壁に展示された着物。右、二階に上がった踊り場に展示された菊の図柄の着物>

今年は、鯨岡さんの23回忌にあたり、古波蔵家に残された鯨岡さんの収集した着物・帯・羽織など、「美栄(古波蔵邸)」を使って展示された。

▲<左、中国清朝時代に織られ、琉球王家に伝わる御蠎緞(ウマントン)の類似品「青地龍瑞雲嶮山模様繻裂」、右「故城間栄善藍型作品 青地扇流水草花模様着物」この2点は、4月7日に沖縄県立博物館・美術館に寄贈されたと、琉球新報に報じられていた。>


▲<鯨岡さんの著書と帯>




                     ▲<「久米島絣」>

「きもの展」の開催期間中は、食事をしない人でも、琉球料理店「美栄」に、入れると聞き、かねてより、興味があった建物内を見学をさせて頂いた。さらに、鯨岡さんの貴重な収集品も、鑑賞させて頂き大変幸運だった。

▲<数ある展示品の中でも、私が美しいと感動した着物の図柄2点。>
※鯨岡さんに興味をもたれた方は、鯨岡阿美子追悼記念集「粋の彼方」を参考にお読み下さい。

映画『密約』

2010年04月15日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<若き、北村和夫、吉行和子、大空真弓の演技が見もの(特に、吉行和子の演技がいい)>

4月9日、1972年沖縄返還をめぐり日米が交わしたとされる財政負担に関する「密約文書」の公開を求めた訴訟の判決が全面勝訴の判決が出た。

▲<4月9日、裁判に臨む原告達。左端から元毎日新聞記者西山太吉、原告共同代表沖大名誉教授新崎盛暉、原作者澤地久枝さん。4月10日琉球新報より>

この裁判ルーツである『外務省機密漏洩事件』をテーマにした映画「密約」が、22年振りに沖縄でも緊急上映されたので、4月12日、桜坂劇場に観に行った。

当時の東京地検特捜部検事の故佐藤道夫(テレビに正義の味方役で良く出ていた)が、生前マスコミの取材に応え「『知る権利』に、押し潰れそうになったので、空気を変える方法を考えた」との言葉にあるように、法廷は「密約」の真相解明ではなく、「情を通じて」の言葉で、男女の問題にすり替えられ、当時毎日新聞記者西山太吉氏が有罪になった。

澤地久枝さんの本(「密約-外務省機密漏洩事件」岩波現代文庫」を原作に作られた映画を(1978年に、テレビ用映画として35ミリフイルムで製作。88年に初公開)が22年振りに上映されたのを観て、今回の判決に至る長い過程を知る。
映画の中で、大空真弓演じる澤井久代(=澤地久枝)が語った「当時、沖縄基地返還を求める時に必要な費用だと、なぜ言ってくれなかったのか?」に、納得!
この言葉が、当時の政治家から国民に伝えられていたら、その後の沖縄米軍基地移転問題の長期化が、しなかったのでは?
今回の普天間基地の移転費用負担など、もっと形を変えていたと思うと、時間の経過とともに残念でならない。
<4月9日「琉球新報」のインタビューに、答える澤地久枝さん>



「人財Qubic」第1期生卒業式&第2期生説明会

2010年04月13日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

4月10日、13時から那覇市小禄の「沖縄産業支援センター」一階大ホールで、NPO沖縄人財クラスタ研究会主催の沖縄型次世代リーダー発掘・育成プログラム「人財Qubic」の第1期生卒業式と第2期生募集説明会が行われ、学生や教育関係者が約120人が集いました。

▲<講師陣によるパネルディスカッション。右から「比嘉俊次(琉球放送アナウンサー)」「水澤幸一(リュウボウインダストリー人事課長)」「平良由乃(プラザハウス社長)」「白石武博(カヌチャリゾート社長)」「湧川盛順(沖縄県観光商工部雇用労政課長)」「平山文男(パム取締役/元リクルートエージェント関西支社長)」「島田勝也(ファシリテーター:沖縄大学地域研究所特別研究員)」敬称略>

その中で、講師陣6名のパネルディスカッションがあり、私も講師の一人として、壇上で話をさせて頂きました。
与えられたテーマは、「キャリアを伝えるということ【カッコイイ大人であるために】」で、講師が講義で伝えたかった事と、これから参加しようと思っている人へのメッセージを話し合った。

私は、「人生を決め過ぎない・固め過ぎない=自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」「ネアカ・のびのび・へこたれず」「悲観論者・運を嘆く人は、運が逃げる」「身銭を切って学ぶ事は、一番身になる」などを話した。

▲<生徒たちの「人財Qubic」から得た気づきの発表>

半年前に会った生徒たちの急成長に驚き、「人は自らが腹に落ちた時、素晴らしい行動をし予想以上の成長をする」事を実感し感動した。

▲<第1期生の卒業式。座長の梅原一剛さん(東急ホテルズ取締役相談役)から、修了証書が一人ひとりに手渡された>

「人財Qubic」は、NPO沖縄人財クラスタ研究会が企画する沖縄型次世代リーダー発掘・育成を目的とする高校生と大学生を対象にする有料の自己啓発教錬場です。土日を使い半年間かけて、第一線の沖縄経済人が教壇に立ち小グループで学ぶ実践教育が特徴です。


「我喜屋監督優勝祝福会」

2010年04月11日 09時00分00秒 | 沖縄の生活


4月10日、19時から那覇市寄宮「JA真和志支店」大ホールで、興南高校野球部監督我喜屋さんの優勝祝福会がありました。
今日の昼に、夏の県予選シード権を争うチャレンジマッチが北谷球場であり、糸満高校(県春季大会優勝校)との試合(6-2)があり、少し遅れて到着された。


▲<会場には200名以上の人がお祝いに駆けつけていた(監督到着まで決勝戦を観戦)>

我喜屋監督から、興南高校野球部員の指導法、特に『心=感性』の指導を直接お聞きした。
◎「早寝・早起き、整理整頓、朝の散歩、朝食」
感性を養なわせる「朝の散歩」は、個別に散って歩かせる。
6時起床後、顔を洗ったら朝食前に散歩に出す(散歩では、何かを感じさせる=5感を鍛える)。
散歩の途中、ゴミを拾わせる(捨てる人より拾う人になれ)。寮に帰ったら、1分間スピーチをさせる(季節の移り変わりなど、それにより感性を養う)。話せない者には、新聞を読んで記者が何を言いたいかを話させる)。

▲<到着した我喜屋監督も12回の攻撃を観戦>

食事は、味わう事で5感を朝から呼ぶ効用あり。音を立てないで食べさせる。食器を汚さない。残飯を出さない(次の人の仕事を楽にする事を考えさせる=送りバントが出来るようになる)、(相手の心が読める=第6感が身に付く)。

▲<我喜屋監督の優勝報告挨拶。会場は、割れんばかりの大拍手!>

桜も根をしっかりしておけば、翌年も花が咲く。子供たちの人生はこれから、卒業して社会人になっても通用するような人間に育てている(ガッツポーズや胴上げは、やらせない=相手に失礼だから)。優勝しても、自分の足元を見失わない。

▲<司会者からの質問インタビューに答える監督>

▲<優勝記念タオルを手にして>

恒例、「育陶園卒業パーティ」参加記

2010年04月09日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<高江洲忠さんを囲み、育陶園の工房庭で、夜空の下のパーティ(この夜は、19度くらい)>

4月1日の夜、那覇市壺屋にある壺屋焼「育陶園」の陶芸教室生徒3月卒業パーティに、参加してきました。
参加者は、3月卒業の生徒さんや在校生を中心に、育陶園6代目高江洲忠夫妻の楽しい仲間達です。
6時くらいからの開始だったが、当日、関係会社の新入社員入社歓迎パーティが同じ時刻にあり、遅れて8時から参加しました。

▲<すでに来られていた首里龍染の大城社長と合流>

着いた時は、宴はたけなわで、50名以上の人達が、夜空の下で、泡盛やオリオンビールを飲みながら会話を楽しんでいました。

▲<名物の焼窯で焼いた手造りピザ>

▲<人気が高い「たこ焼き」>

▲<工房内も使うので、昼に創っていた生徒さんの作品が作業台に残っている>

この会の良さは、初参加の人でも、即仲間に入れる事です。
これは、高江洲夫妻の人柄が大きく、いつ参加させて頂いても、大変気持ちの良いパーティなのです。

▲<23時頃の様子。こうして夜は更けてゆく・・・。>

「マイレージ、マイライフ」

2010年04月07日 00時05分00秒 | 生き方・人生観


ジョージ・クルーニー主演のアカデミー賞ノミネート作品です。
私は今、ハリウッドで、一番カッコいい役者はジョージ・クルーニーだと思う。
頭に白いものが混じりだした今が、若い時よりも渋みが出てきて、益々いい俳優になっている。
硬派の作品の監督をやるなど、ブラッド・ピットなどハリウッドの中堅俳優達の兄貴的存在で、人間的な魅力もある。
その彼が、NHKBS放映していた、「アカデミー賞授賞式」の会場に居て、この作品を知った。
役は、「リストラ宣告人」で、アメリカ各地を飛び回るビジネスマンを演ずるとなれば、絶対に観たくなった。

しかし、アカデミー賞ノミネート作品にしては、内容的にはいまいちの作品だった。
首切り役を映画にすると、こんな人物(マイレージをせっせと集める男)を創り出さないと、暗くなりすぎて観客が入らないか・・・。
それにしても、内容が浅すぎ!若い監督と聞いたが、興行を優先して甘くなった?

主人公の生活信条や若手後輩の描き方が浅くて現実味がない。
恋愛相手も、美人ではない(この辺だけがリアル?)。

ジョージ・クルーニーだったから観たのだが、アカデミー賞の選考基準が解らないくらいの作品だった(一番悪いのは、ジョジ・クルーニーか?!)。

この作品のでは、唯一、リストラされる人を演じた役者達のリストラを宣告された時の演技(ひとり数分間)が素晴らしかった。