「沖縄ワールド」の有形文化財古民家とエイサー

2008年04月30日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<コダチヤハズカズラの花が満開でした>
南城市玉城前川にある沖縄ワールド内「琉球王国城下町」には、登録有形文化財の琉球古民家が4軒あります。
旧喜屋武家、旧田場家、旧伊礼家、旧上里家の家屋を1995~6年に移築されたものです。旧喜屋武家は、明治後期に造られた木造平屋建て、赤瓦葺き寄棟造りです。
<3月22日付、琉球新報の記事>
「琉球王国城下町」は、沖縄ワールドの奥にあり、「紅型・三線・藍染・写真館」に活用されています。
屋根には、当時の物かは未確認ですが「シーサー」が乗っているので、行った際は、毎回撮影をしてしまいます。


「王国歴史博物館」も併設されていて、「世界のシーサー」や「日本のシーサー・狛犬」の変遷が観られます。▼

▲<左、「大城考栄」(初代)の漆喰シーサー。右、「日本製の石狛犬」>
入園料が、600円必要ですが一度は、訪問して見て下さい。
日に4回(11:00、12:30、15:00、16:00)行われる「エイサー群舞」は、無料ですのでエイサーを観たことがない方は、旧盆の夏にしか行われず本物はなかなか観られないので、入門編としてご覧下さい。
<沖縄犬の「海くん」>

玉城垣花(タマグスクカキノハナ)集落周辺

2008年04月29日 00時05分34秒 | 沖縄現地情報
「垣花樋川」へ寄った際、周辺も散策しました。その時のレポートです。

▲<「垣花城跡」の傍に咲いていた百合>
<「垣花城跡」の碑>
「垣花城跡」と、「垣花樋川」との間に集落があります。

大きな、お屋敷があったと思えば「売店」があったり。▼
<「なんでも屋さん」>
降り注ぐ、太陽の日差しが集落を明るくし、ゆったりとした時間が流れる町でした。
cafe「風樹」の一帯だけが、車が留っていて別世界。

▲<「cafe風樹」の向かいにある現代建築住宅>
少し下りた南端、住宅地の一角には「拝所」がありました。▼

那覇空港から車で15分にあるビーチ

2008年04月28日 00時05分46秒 | 沖縄現地情報

「豊崎総合公園」に行って来ました。
ここは、那覇空港に飛行機が降りる時に、下に見える埋め立て地のビーチです。

豊見城市にあり、「アウトレットモールあしびなー」や「トミトン」がある新しい街です。

最近は、OTSやオリックスレンタカーなどの、レンタカーターミナルが移転したので、観光客も行く機会が増えている所です。

3月末に、沖縄自動車道の「名嘉地IC」が開通して、北部へ行くのに大変便利になりました。

今日(4月27日)は、曇り空でしたが、日曜日で家族づれが水辺で楽しんでいました(日曜日でこれだけの人数は、東京では考えられないくらい少ない!)。

遊泳禁止にもなっていないので、これからはもっと人が増えるのでしょう。
こんなに近くに、美しいビーチがあるなんて沖縄は、素晴らしいです。


「cafe風樹」のテラスでアセロラジュースを飲む

2008年04月27日 00時05分23秒 | 沖縄現地情報

垣花樋川を見て大満足したので、垣花集落に戻って入口付近にあった「風樹」で一休みしました。
この喫茶店は、以前から地元誌で見て知っていたが場所が解らず、まだ訪れてなかった(こんな所にあったのか)。
斜面地に立っているので、入口の一階は厨房になっている(元から植わっていた樹木が部屋を貫いている)。
二階が客席になっているので、靴を脱いで階段を上がる。
幸い、テラスの席が空いていたので、そこへ座ってアセロラジュースを頼んだ。

目の前には、太平洋がパノラマで拡がる。斜面地に立っているので、遮るものは何も無い。

両サイドの樹木には、鳥が鳴き蝶が舞っている。
適度な距離の海から吹き上がって来る風が、頬に心地良い。

▲<左、林の中にあるテラス。右、入口>
時の経つのを忘れ、つい永居してしまうほど、心がだらーんとしてしまう。
たまには、心にも栄養を与えて上げるのも良いと思ったcafeでした。
『cafe風樹』南城市玉城垣花8-1 098-984-1800(休:火曜日)

1500匹の「鯉のぼり」

2008年04月26日 00時05分32秒 | 沖縄現地情報

▲<那覇市役所正面玄関中庭に上がった1500匹の「鯉のぼり」>
4月24日に、那覇市役所の横を通ったら、一杯の「鯉のぼり」があった。
帰宅して琉球新報を見たら、『4月24日の午前、子供達の健やかな成長を願って、那覇市役所の中庭に市内の幼稚園や保育園児約120人が参加して、翁長市長と共に、ロープを引いて鯉のぼりを上げた。子供達手作りの鯉のぼり約1500匹は、5月18日まで見る事が出来る。』と、夕刊に詳しい記事が載っていました。
<元気に泳いでいました>
沖縄には、官公庁は問わず各個人の家でも、沖縄の行事は勿論の事ですが、本土の行事の「ひな祭り」や「鯉のぼり」なども、しっかりやる習慣が残っています。

垣花ヒジャー(2)

2008年04月25日 00時50分41秒 | 沖縄現地情報

「垣花樋川(シチャンカー)」には、毎日大量の綺麗な水が湧き出ています。
「ンマミンガー(馬浴川)」の傍には「クレソン畑」が、下流には「田芋の水田」があり、植物へ命の水を流し続けています。
子供が生まれた時には「初ウビー(産水)」として使われ、誕生を祝う水として使われた「村の聖水」でした。
垣花村の人々は、「シチャンカー(垣花樋川)」で水浴び、洗濯、野菜洗い、水汲みをするために「カービラ(川の坂)」を行き来しました。
石畳道の途中には、女性達が休んだといわれる場所「中休み石(ナカユクイイシ)」や「上休み石の平石(イーユクイイシヌヒライサー)」が、今も残っています。▼


▲<石畳の坂道は、陽が当たらなくていつも湿っている。当日は、晴天でしたが石畳の上を「井守(イモリ)」が、ゆっくり歩いていました。>

▲<左、「女の川(イナグンカー)」。右、「男の川(イキガンカー)」>

▲<左、「クレソン畑」。右、「馬浴川(ンマミンガー)」どちらも日当たりが良く、奥には太平洋が開けていて、気持ちの良い場所です。>

垣花ヒジャー(1)

2008年04月24日 00時05分09秒 | 沖縄現地情報

南城市玉城垣花に「垣花樋川(かきのはなヒジャー)」があります。
昭和60年の「全国名水百選」に選ばれた湧水です。最初の31件に入ったというから、いかに美しい湧水かがお解りでしょう。
集落南側の斜面下にあるので、集落から深い急な石畳の坂道(カービラ)を約100m下りて行きます。▼


降りた切った所は、急に目の前に太平洋が開けていて急に明るくなります。
水の流れる音と、爽やかな空気とあいまって、何とも言えないリラックス出来る空間がそこにあります。▼

左側が、「イナグンカー(女の川)」で、女性が使い。右側が「イキガンカー(男の川)」で、男が使ったそうです。▼

その下の浅い水溜まりは「ンマミシガー(馬浴川)」、全体をまとめて「シチャンカー(下の川)」と呼ばれ、樋川から流れた水は下の田畑を潤します。
現在も、簡易水道として地域の飲料水など、生活用水や農業用水として活用されています。▼

⇒後編に続く。

漆喰シーサーがいっぱいの町

2008年04月23日 00時05分55秒 | 沖縄現地情報

南城市の知念「斎場御嶽(セーファウタキ)」へ太平洋側の県道331号線を南下していたら、車窓からチラリと民家の屋根に「漆喰シーサー」が見えた!
車を脇道に止め、集落に入ったら驚く事に美しい古民家や屋根のそこかしこに、かわいい「漆喰シーサー」がいっぱいいました。
一つの地区に、これだけ多種多様な漆喰シーサーが観れたのは、私の経験では初めてでした。






ここは、「知念安座真(チネンアザマ)」という所でした。
ほんの、30分位でしたが約30匹の漆喰シーサーを撮影出来、大変幸せな気分になれました。
途中、神谷さん宅のシーサーを撮っていたら、栄養ドリンクを頂き、さらに庭園を案内して頂きました。
この町に車を止めて歩いたのは、何かの導きとしか思えないような、偶然の出来事でした。

海老だらけのレストラン

2008年04月22日 00時05分35秒 | 沖縄現地情報

南城市知念に、車海老の養殖場が経営している海鮮レストランがあります。
海に向かって窓際に座れば、目下には「車海老&海ぶどう」の養殖場があり、その先には、太平洋が広がっています。

日替わりランチは、1050円です。私は「車海老天丼」(1300円)を、家内は「太郎御前」(1900円)を食しました。

▲<大きな丼に海老が3匹、ゴーヤ、カキアゲ、紫芋、人参、カボチャ、茄子の天ぷらが山盛りに入っています。ビールは別料金。>

▲<刺身、トコブシ、茶碗蒸し、車海老料理3種等々・・・。>
他に「小車海老のから揚げ」(580円)は、食べなかったが魅力的だった。

▲<遠くに久高島が見えます>

▲<「斎場御嶽」のある半島>
『わちばる太郎』南城市知念字知名1159番地 098-947-3732(定休:火曜日)

与那原(ヨナバル)巡り③

2008年04月21日 00時05分55秒 | 沖縄現地情報

「阿知利世主」西側の道を海岸へ歩いて行くと突き当りに「大田木材店」があります。その手前角に「村石獅子A」があります。与那原の石獅子は、顔は犬のようで坐り方が可愛いのが特徴です。

そこから、一筋南側の道に戻り、えびす通りへ歩いた十字路の一角に「村石獅子B」がいます。少し解りにくい所に座っていますので、探す楽しみを味わって下さい。

そこから海岸沿いの道を歩いていたら「ひまわり」畑を見つけました。

小川に掛った橋を渡ると、図書館裏に「御殿山(ウドゥンヤマ)」がありました。「御殿山」の名前の由来は、山原から首里の御殿に納める木材の置き場に指定された事によります。聞得大君(キコエオオキミ)の御新下り(ウアラウリ)の際に、最初の休憩地となり御仮屋が設けられた場所です。
<意外に小さかった「御殿山」>
最後に、与那原交差点近くにある「村石獅子C」を観てから与那原を後にした(与那原には7匹のシーサーが現存しているが、今回は3匹を観る事が出来ました)。

▲<県道331号線沿いの歩道にちょこんと座っています>
与那原は、確かに小さな町ですが、何かほっとするような町です。ひょこと屋根に漆喰シーサーが見えたり、住宅地の町角には、ユーモラスな「村石獅子」が座っていたり、綺麗に保存された文化財が点在し、住んでいる人の人柄がうかがえる町でした。8月3日の「大綱曳」を観る予定を入れておこうと思いました。

与那原(ヨナバル)巡り②

2008年04月20日 00時05分50秒 | 沖縄現地情報

▲<3匹の漆喰シーサーが出迎える美しい民家がありました>
中央通り南側の道を東へ進むと「街角図書館」がある。そこに「親川(エーガー)」があります。

▲<沖縄の郡部では、ほのぼのとした街角図書館を時々見かけます>
「親川」は、天地開闢の昔、御殿山に天降りした天女が、御子の出産にあたり産湯を召したとの神話発し、琉球王朝時代には、国王の久高参詣の東御廻い(アガリウーマーイ)や聞得大君(キコエノオオキミ)の御新下り(ウアラウリ:除任式)、最初の休憩地で「お水撫」の儀式を行った重要な拝所で、首里王府へも元旦の若水が献上されました。

▲<美しい建物に、地元の方々の敬いが感じられます。>
同じ敷地の東側には、「大綱曳資料館」があります。2階の資料館は、自由に見学出来ます。「よなばる大綱曳」は、旧暦の6月26日に行われていましたが、最近は観光的見地から26日以後の日曜日に行われています。平成20年は8月3日17:00となっている(祭りは前日の土曜日から始まる)。


▲<広くないが、効率良く展示されていました。>
同じ通りを次のブロックへ進んだ所、民家の間に「宗之増(ソーヌマシ)」があります。「宗之増」は、与那原発祥の門家、宗之増を祭った神屋です。

▲<左「宗之増」、右「咲き始めたデイゴ」>
そこから、海側へふた通り入ったブロックに「阿知利世主(アチリユーヌ)」があります。「阿知利世主」は、与那原最大の門中、上原一門が祟拝している拝所。宗之増一族の協力者であった上原一門の祖先を見出し共に村建てに尽力した実力者とのこと。

▲<大きなガジュマルの木の奥にあります>
⇒次回へ続く。

与那原(ヨナバル)巡り①

2008年04月19日 00時07分55秒 | 沖縄現地情報
<偶然に見つけたひまわり>
4月の良く晴れた日に「与那原」を訪れた。
与那原は、那覇市から東へ9㎞にあり、面積は5.02㎢の沖縄本島で一番小さな町。人口は、1万5774名5600世帯。この町には、沖縄三大綱曳きの「よなばる大綱曳」があります。
<綱曳資料館>
現在、沖縄県の中城湾マリンタウンプロジェクト「マリンタウン東浜(アガリハマ)」が、平成5年~22年で進められており、平成20年4月5日から第3期分譲(57区画)が開始されている。価格は、203.19㎡~603.2㎡、1178万円~3992万円(坪単価19万円~22万円)です。

▲<旧市内から望むマリンタウン東浜>
以前から、与那原にはユニークな形の「村石獅子」があるので、観に行きたかった。

「えびす通り」を海に向かって歩いたが、探せなかったので、図書館のそばにあった「教育委員会」に立ち寄って、シーサーの場所を聞いた。

▲<親切にして頂いた、恩河・吉田・富川さん。ありがとうございました!>
シーサー以外の「御殿山(ウドゥンヤマ)」「親川(エーガー)」「宗之増(ソーヌマシ)」「阿知利世主(アチリユーヌシ)」も教えて頂き再度、スージグワァしに行く(お陰で、すべて観る事が出来ました)。
⇒次回に続く。

那覇裏町スジーグア(路地裏散歩)「松尾2丁目」後編。

2008年04月18日 00時05分09秒 | 沖縄現地情報
松尾2丁目は、国際通りの南側、牧志公設市場の西側にあります。
街区の中央には、斜めに「浮島通り」が走っている。
「浮の島通り」両サイドには、個性的な小さなショップやBarが多く集まっていて、楽しめる通りです。
その南側は、完全な住宅街です。
南西の突き当りに、「松尾公園」があります。
最近は、綺麗になりすぎて、ノラ猫がどこかに消えてしまいましたが、ぶらぶらとスジーグワアしながら「松尾公園」まで散歩しました。














▲<すべて、2008年4月10日午後に松尾2丁目で撮影しました。>

那覇裏町スジーグア(路地裏散歩)「松尾2丁目」前編。

2008年04月17日 00時19分10秒 | 沖縄現地情報

牧志公設市場を西側に「にぎわい市場」という、ぽっかりあいた空間があります。

▲<左、牧志公設市場に搬入中の40㎏の豚肉。右、休憩している人のテーブル下でおこぼれを待つノラネコ。>
「にぎわい広場」は、元牧志第二公設市場があった所で、再開発後空き地の有効活用として、平屋のショップ2室&貸ホール一室の中途半端な活用方法で、今日まで放置されている(ここは、喫茶店や食堂は不可です。立地を活かしたインキューべション施設の使用も考えらてれません)。
那覇市「街の活性化室」は、本気でこの土地を活用する気が無く、なんとも勿体ない空間として放置しています。

▲<左、そこかしこに奇妙なオブジェが設置されています。右、建物内の一つ、委託ボックスだけの部屋。>
私は、立ち寄ってはトイレを借りて、広場前のデッキに座って、休憩します。
「国際通り」から、2分中に入った場所とは思えないような、静かな所です。
私に任せれば、地元の若い起業家のインキュベションのメッカとして、かつ観光客の憩いの場所として、大いに活用してあげるのに!と、いつも思っております。



▲<なんとも、のぞかなノラネコの昼寝。那覇市「街の活性化室」の様。>

那覇ノラ猫事情。『希望が丘公園』

2008年04月16日 00時05分02秒 | 沖縄現地情報
「希望が丘公園」は、国際通り「てんぷす那覇」と「牧志公設市場」に挟まれた小高い丘の公園です。この公園は、ノラ猫が異様に多くいる事で有名です。

今日も、ノラ猫がのんびりと生きていました。
ここのノラ猫は、カラダに傷を負ったり病気のネコが多い。

沖縄は、本土と違って冬の無い。だからノラ猫が生き延びられるのだろう。

しかし、沖縄県は年間9000匹位のノラ猫を処分し、ノラ猫の避妊にも1億円以上の費用を投じているらしいので、猫好きの私としては、ここの公園の猫を見ていると、「捨て猫」だけは絶対に止めて欲しいと、声を大にいして言いたくなります。