「地元高校生のTシャツを買う」

2008年10月31日 00時05分19秒 | 沖縄現地情報
浦添工業高校のデザイン科スクリーン印刷班の生徒が運営するオリジナルTシャツショップ「MAMOYA(マモヤ)」という店があります。
10月18日~11月3日まで土日祝の14:00~18:00まで、那覇市が運営する「にぎわい広場」に、出店しています。
<タテ15㎝×ヨコ10.5㎝の生徒が作った小さなチラシ>
作品は、5ブランド35種類です(卒業生含)。
出店に関わった3年生17名は、4月からデザイン~印刷まで、すべて生徒で行ったとの事。
「販売を通じて、デザインする事の意味や接客を学びたい」喜友名仁美店長(3年生)。「各ブランド間で競い合って頑張りたい」島袋理沙さん。
私も、その中のひとつを購入しました(1点1000円消費税込)。

※ブランド名の由来は、生徒たちを指導した大城守先生の「マモル」から。
※このMAMOYAの活動は、地元メディアでも大きく取り上げられ、スタートしてからわずか一年目で、沖縄の大手Tシャツブランド“海人(うみんちゅ)”とデザイン契約を交わすまでに至りました。
※日本法人アップルジャパンから、同社のイメージTシャツデザインの依頼を受けた。同社は「MAMOYA」がデザイン、販売するTシャツ7種類100枚を買い取り、依頼したTシャツとともに顧客へのプレゼントとして活用する方針。「MAMOYA」の取り組みは同社ホームページでも紹介されている。大城守教諭は、「アップル社が自社製品以外をプレゼントとして使うことは非常にまれ」と説明。(琉球新報:8月7日と10月20日の記事を参考にしました)

「p.s. I Lave you」を観て来ました。

2008年10月30日 00時05分20秒 | 沖縄現地情報

突然、最愛の夫が死んだ。
生きる気力を無くして、引きこもっていた主人公に、死んでしまった夫から、ある日、突然10通のラブレターが届き始める。
ラブレターには、亡き夫からの指示が書かれていた。
彼女は、それに動かされて行動し始める。
誰が出しているのか?なぜ?という感じで、どんどん観客は引きずり込まれて行く。

原作の「p.s. I Lave You」は、アイルランドのセシリア・アハーンが21歳の時に書いた作品。
世界で500万部以上のベストセラーになったこの作品を、「プラダを着た悪魔」の制作陣と「マディソン郡の橋」の脚本家が映画化した。
主役は、ヒラリー・スワンク(「ボーイズ・ドン・クライ」と「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のアカデミー主演女優賞を受賞)で、母親役がキャシー・ベイツ(「ミザリ」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞)という事で、面白くないはずがない。

最初、ヒラリー・スワンク演じる主人公の気の強さと、気丈夫さに気持ちが引いてしまったが、だんだん可愛くなってくるから不思議だ。
周囲の人たちの応援を含めて、生きる事の素晴らしさを、じわーと感じさせられる等身大の、人間ドラマの秀品でした。

桜坂で映画と猫を観る。

2008年10月29日 00時05分53秒 | 沖縄現地情報
10月26日、那覇市国際通りで「琉球王朝絵巻行列」を観た後、夕方東京から来た友人と会食までの時間があったので、桜坂劇場で「川島雄三監督生誕90周年記念レトロスペクティブ」が行われていたので、「グラマ島の誘惑」を観た。太平洋戦争中の南洋の孤島で、森繁久弥とフランキー堺、桂小金治が、浪花千栄子率いる慰安婦の女性たちと繰り広げるドタバタ劇。若き淡路恵子、岸田今日子、宮城まり子、春川ますみ、轟由夕子、新珠三千代、市原悦子などが出演していた。そして、脱出したその島は、のちに原爆実験に使われるのだが、皆で踊る歌は「安里屋ユンタ」だったり、奇想天外な設定だった(1959年当時に、この様な映画を創っていたとは驚いた)。

★桜坂周辺には、野良猫が多くいる。今回も、いつもの通り何匹か撮影した。







今日の、最優秀主演賞は、このトラネコでした(眼を開けて寝ているのか、いくら近づいても動かない)。




『旗頭ガーエー(演舞)』

2008年10月28日 00時05分20秒 | 沖縄現地情報

10月26日、那覇市国際通りの「琉球王朝絵巻行列」後に、第8回全島旗頭フェスティバルが行われました。
県内23の自治会・青年団による「旗頭ガーエー」でした。


統一の衣装をまとった集団で、代表の持ち揚げ手が、高さ8m・約60kgの旗頭を、一人で倒さない様に、腹に巻いた白帯に止めて持ち揚げる姿は、華麗かつ豪快です。
打ち鳴らされる太鼓と鐘の音ど掛声で盛り上げ、倒さない様に、周りをかぎ棒で支え役が守ります。

8mの棒先には、鼓灯篭(チジンドゥール)とサンマー(下の飾り)があり、意匠(デザイン)の工夫がありそれぞれ異なり個性を表現しています。

何年位参加すれば、持ち揚げ手になれるのかは知らないが、先輩から後輩へ引き継がれている技です。

沖縄では、エイサーを始め、青年団の先輩が後輩の育成を行う行事(祭り)がまだ残っており、地域の団結力を強くするための良き伝統が残されています。


『琉球王朝絵巻行列』が、国際通りで行われました。

2008年10月27日 00時05分54秒 | 沖縄現地情報

10月26日(日)12:30~14:30まで、国際通りを封鎖して「琉球王朝古式行列」が県庁側から牧志側へ行われました。

観光客の大半は、行われている事すら知らなかったと思う。
首都圏で市販されているの観光パンフレットには、掲載されていない行事です。

気の利いたホテルなら、宿泊客に案内していると思うが、ほとんどの観光客は知らないで、当初予定の観光地へ朝から繰り出していたと思う。





地元新聞には報道されているが、地元の見物人が溢れ出ているという感じはない(沖縄の伝統行事は、いつも移住者と米軍関係者が、興奮して鑑賞しているのだ)。

先々週の、「那覇大綱曳き」に比べて、規模が小さいが、街の中心街で行われる、交通を遮断した「京都の葵祭」に匹敵するような古式伝統行事である。
※今年も、本格的な「琉球王朝祭り古式行列」は、11月1日12:50~15:30に、御庭~龍譚池~首里駅(鳥堀交差点)で行われます。

第32回『沖縄の産業まつり』へ行ってきました。

2008年10月24日 17時52分59秒 | 沖縄現地情報

10月24日~26日まで、那覇市奥武山公園と県立武道館で、沖縄県産品フエアが開催されています。
10月24日の午後から家内と二人で見物してきました。ゆいレール「奥武山公園駅」で下車し、グランドから見始める。
うるま市勝連漁港の「もずく餃子」を試食する(もずくというより餃子の餡が美味しいい。いい味にしている)。
「首里(スイ)あん」一個100円を買って食べる(月桃の葉に包まれていていい香りがする)。

「トミちゃんのジーマーミ豆腐」の永井さんがブースを出していたので激励する。

忠孝酒造の新製品「マンゴー泡盛」を試飲する(アルコール度数44度だが、新酒なのにツンとしなくてまろやか。マンゴーの香りは思ってたほどはしない。一升瓶で2700円也発売記念で2本セットで5000円也)。
久米仙酒造とタイアップして「泡ラム」を製造販売している綱田さんに説明を聞きながら試飲させて頂く(サトウキビ粉末エキスを泡盛に混合したラム酒風泡盛。純粋ラムではないが、色んな楽しみ方が出来る新しい酒だ。3年前から熊本から沖縄に住して、販路を開拓しているらしい。720mlで2500円は高いが、応援したくなる人だった。)

武道館の方へ移動して、館内の展示・ブースを回る。

島豆腐のオカラで作った、クッキーを試食(美味しいし、低カロリーなので上手に宣伝すれば売れるはず。楽天モールにショップを出している砂辺さんに紹介してあげよう)。

最後に、武道館の出たところで、いつも快眠の家内が青パパイヤのエキスで作られた健康飲料を試飲していた(効用は良く眠れるとの事)、「おい!これ以上、寝てどうするんだい」と、後ろから飲むのを止めさせたのでした。

▲<屋台で鯛焼を焼く味のあるおばぁ>
今回も、会場には400件以上のブースが出店(展示)されている。
各企業の製品は、大変な努力・工夫がされているものばかりだ。
しかし、昨年も感じたのだが、どの企業も売り方が弱いのです。
沖縄県は距離的なハンディを抱えているので、販路の開拓が他県より大変なのです。
このような、産業フェアでは、販売会社やマスコミの応援をどうマッチングするかが、主催者の力の見せ所だと思うのだが・・・。
また、沖縄県では、たくさん商品開発されるが、売れる前に他府県の企業にマネられたり、県内で模造品が出たりして、開発企業が利益を得るまで辿り着きにくいと聞く。
沖縄県には、今までメーカーが育たなかったが、ITなどをうまく活用して、販売の成功例を本気でつくる時期が来ていると思う。

『半島芸術祭in南城』を少し観て来ました。

2008年10月20日 00時05分20秒 | 沖縄現地情報

▲<「ポランのひろば」のサンデッキから望む久高島>
10月18日~26日まで、沖縄本島南城市知念半島の各所で、地元の芸術家&作家の芸術展が開催されています。
会場は、「がんじゅう駅南城(知念)」を中心に、コア会場(参加者)34か所です。
各会場は、陶芸工房を始めレストランや喫茶店、ペンション&ミニギャラリーなどがスペースを開放しています。

▲<「がんじゅう駅の展示会場。奥には「ぶくぶく茶」のコーナーも>

▲<太平洋が一望出来る広場の見晴らし台。>
今日は、午後から出発したので、最初に「がんじゅう駅」へ行き総合パンフレットを入手してからと思ったが南城市・観光ガイドマップしかなく会場の掲示板を参考にする。
「がんじゅう駅」の下にある。喫茶&ペンション「ポランのひろば」へ行って、遅いランチをとる。丁度、名物の「そ食(賢治)セット」が、残っていたので頂く。

▲<左「ポランのひろば」の正面。右「屋根付きの月見縁、浮きガラスの明かりの下で飲む泡盛は美味しいだろうなぁ>

▲<「そ食セット」1000円。地元食材を上手く使った、身体に優しい手料理>
以前から行きたかった、ニライカナイ橋の上にあるはずの、木工ギャラリー「木創舎(キヅクリヤ)」を探す。
今回は、芸術祭の幟があったので、すぐに見つける事が出来た。
大城美恵子さんの「結びの世界へようこそ」の会場にもなっていて、城間光雄(木工芸家)さんの作品と同時に観れました。

▲<水引や、紐の結びで創る作品>
琉球松の「子供椅子」が気に入ったので衝動買いをする。

▲<購入作品は、一番手前の一点。>
南城市は、陶芸作家や芸術家が多く住んでいる地域です。
そんな状況をうまく活かした今回の第一回の芸術祭です。
町の個性を生かしたこのような試みは、是非成功して欲しい。
これからも、続く事を願っています。

▲<木創舎のデキッキから望む佐敷方面中城湾>

「タイワンモクゲンジ」

2008年10月19日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報





久し振りに、雨が止んだので、歩いてSKYSPORTSへ行く。
途中の街路樹が、真っ赤になっていた。
良く見ると、薄紅色をした房(ブーゲンビレアに似ている)だった。



先日まで、青い葉しかない地味な樹木だと思っていたら、突然に咲いた。
木に掛かっていた名札を読んだら、「タイワンモクゲンジ」と書いてあった。

台湾産の落葉高木。葉は羽状複葉。9月に黄小花が咲き、続いて紅褐色の美しい果実を付ける。
花のように思っていたのは、果実らしい。いつのまにか「黄色の花」が咲き終わった後らしい。果実が鈴なりのように付き、鮮やかで花と間違います。

昨日、11月16日は、朝から雨の沖縄でした。

2008年10月17日 00時05分03秒 | 沖縄現地情報

▲<豪雨の中でも桑の実を食べる鳥(クチバシに桑の実が付いている)>
夜明け頃から降った豪雨が、お昼前に止んだ。
11:00~12:50くらいまで晴天で、紫外線も強くて、日焼けしそうな天候の回復。
しかし、また豪雨が始まる。
結局、15:30過ぎまで降り続けた(国頭村には大雨注意報が出てた)。
そんな頃、窓の外が鳥の声で騒がしい。
ベランダに出て、確認したら何と、こんな豪雨の中で、ベランダ先の隣の庭の桑の木に鳥が集中していた。
良く見ると、鳥が数十匹、桑の実を食べに来ていたのだった。
なんでこんな雨の中で?と、思ったが沖縄の鳥は「雨にも負けず風にも負けず」とばかりに、桑の実を食べるのだと、悟った次第。



▲<別の場所にある街路樹の桑の実>

第一回『沖縄大好き検定』を受けました。

2008年10月14日 00時05分48秒 | 沖縄現地情報

▲<10月の晴れた日の豊崎ビーチ>
10月13日、11:00~12:10「沖縄会場」(那覇商業高校)で、第一回沖縄検定を受けて来ました。
検定試験の実施が、今年が最初なのは少し遅すぎたが、何はともあれ「沖縄大好き人間」にとっては、喜んで参加しました。
東京・大阪・那覇と全国3カ所で行われた検定は、何名ぐらい受験したのだろうか?

▲<イメージ:昨年に行った「サイプレスリゾート久米島」>
私は、2級は自信が無かったので、3級を受験したが、3級でも100問中70問が合格ラインとの事だが、歴史と文化が難しかった。
ウチナァクッゥバもまだまだの分らないレベルだった。
合格スレスレという感じ。
同日に行われた、2級はもっと難しかったのだろうなぁ・・・。
11月下旬の発表を首を長くして待つ事にします。
<カヌチャベイリゾートホテル敷地内の居酒屋看板>


『那覇大綱挽』を今年も挽いてきました。

2008年10月13日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<西綱>

▲<東綱>
10月12日、那覇大綱挽が今年もやって来ました。
奥武山公園の那覇まつりをのぞいた後、12:00過ぎに久茂地交差点に到着。
14:00頃に、国道58号線をストップさせて、那覇市内各町の旗頭が入って来た。
東西に各7本の旗頭が揃う。晴れた青空になびく姿が美しい。

人垣で、旗頭の演技の動きは見えないが、旗頭だけはシッカリ見える。

▲<東の旗頭>

15:00過ぎから、接合の作業に入る。今年も、西側の綱に東の綱を通す。

今年は、地元「小禄」側の西を挽く。挽き手は、なぜか80%が外国人。


曳き方が揃わないなぁと思っていたら、西が負けた!
3年連続東の勝ち12勝12敗11引き分け。
約6分間だったらしいが、息が切れてしまった。
声を出し過ぎか、力の入れ過ぎか、頭の芯が痛い。
服に縄屑が一杯付いてしまった。
終わった後は、楽しみの挽き手綱を切って持ち帰る。


「佐野眞一出版記念講演会」に参加してきました。

2008年10月12日 10時46分45秒 | 沖縄現地情報

10月10日、18:30から那覇市泉崎にある「琉球新報社ホール」で、佐野眞一著「沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史」の出版記念講演会が催された。
うかつにも、尊敬する佐野氏が、「月刊プレイボーイ」で3年間も沖縄をテーマに連載していた事は全く知らずにいた。
今回、10月10日(沖縄大空襲の日)の日を佐野氏からの指定で那覇での講演会が決まったとの事(氏いわく、63年後、紙空襲の意味を込めている)。

講演内容は、ベビーブーマー(氏は、団塊の世代とは言わない)の佐野氏にとって戦後高度成長要因の「教育の画一化」「メディアの確立」「消費」で3部作を書いた。その後、その方向を決めた「満州」を研究して2冊上納。
日本の戦後を語る時、縦軸のスタートが「満州」で一番下の現在に「沖縄」があり、その線上真中に「日本」がある。

これからの日本の進路を知る上でも「沖縄」を知る必要を感じたとの事。
沖縄を約8年前から調べ始めたが「大江健三郎」を始めとする沖縄に「謝る」か「いたわる」ものが殆どで、全く真実を書いていないと感じた。
そこから、佐野氏の真骨頂と言われるデュープな取材が始まった。
同行した副編集が語るには、約400枚の名刺があるとのこと。
関連書物の読破は勿論の事、氏は、沖縄や本土で、政・警・財界からアンダーグランドな人にも取材を重ねた。

そして、3年間の連載後、今後これだけの情報は取れないだろうと思われる内容(600P)になった。
沖縄の人たちも知らない戦後史をまとめた佐野氏の仕事に、今回も尊敬した次第。
講演の話し方も、作家の割には(失礼)話が聞き取り易く、理路整然としてすごく解り易かった。
時々、話に中に出てくる人への評価も、はっきりしていて、気持ちが良かった。
この本は、本土の沖縄研究家よりは、沖縄に住む若者や学生に、是非、読んでもらいたい本だと思いました。

沖縄のリゾート結婚式に参列してきました。

2008年10月06日 00時05分15秒 | 沖縄現地情報

10月5日の12:30から、読谷村にある「アクアグレイス・チャペル」で行われた結婚式に参列してきました。
残波ロイヤルホテルの海側にあるコンパクトな施設で、沖縄ワタベウエディングが運営している結婚式場でした。
チヤペルの向こうには、東シナ海が開けて美しく、結婚式の間も風景が楽しめる素晴らしいロケーション。

宴会場も併設されていて、同じ敷地内ですべて行われた。
チャペル前で、シャンパンを片手に集合写真を撮るなど、色んな工夫があり面白く進行されていた。

ウチナンチューの若いスタッフ達が、楽しくキビキビと働いていて、気持ち良くて清々しかった。
30~40分カップルが海辺での記念写真撮影中、宴会場で待たされたが、直射日光の下で本人たちも大変だったろう。

▲<宴会場の2階から見下ろす東シナ海>
宴会の中で、スピーチが無い分、若手2名による三線と太鼓による沖縄民謡があったが、せっかくなら、もう少し上手な唄者であったら、盛り上がったのにと思い残念だった。
今回、偶然に沖縄のリゾートウエディングに参加出来たが、これからも、ワタベウエディングを中心として、沖縄での結婚式が増える事を期待したいので、予算面での問題もあると思うが、結婚式場側の運営にもっと改善の余地があると思えたので、これからももっと頑張って欲しいと思った次第。