沖縄のシーサーその5

2006年04月30日 00時53分43秒 | 沖縄シーサー
モノレール首里駅から首里城に行く途中に県立沖縄芸術大があった。その校門にユーモラスなシーサーが4つあった。いずれも、学生の作品であろう現在的なものです。学内のコンペで選ばれたものだろうか?すべてお見せしたいが、ひとつだけ紹介する。色といい、ポーズといい瓦職人には無い発想がある。県立芸大からも若手のシーサー作家が産まれてきている様子。ここ数年、国際通りの土産屋でも、漆喰のユニークな作品がたくさん見られるようになって来た。この傾向は、私には嬉しい。新しい潮流に期待をしている。沖縄らしいのびのびとした、楽しいシーサーがたくさん出てくる事を楽しみにしています。

沖縄のシーサーその4

2006年04月27日 18時32分54秒 | 沖縄シーサー
シーサーの由来話。19世紀の頃、沖縄本島南部東風平町(コンダンチョウ)、富盛(トモリ)では、たびたび起こる火災に悩まされていた。そこで、久米村の風水師「蔡応瑞」の言葉に従い、石造りのシーサーを創り、火難の元凶である八重瀬岳に向けて安置したところ、火難から逃れることが出来た。それ以来、シーサーは魔除けとして力を持つ事を他の集落にも伝播していった。道端のシーサーが、いつのまにか家の守り神となり、屋根の上のシーサー、さらに門柱のシーサーになったという。昔の人の火災や災難を恐れる気持ち。それをあの小さなシーサーに託す純朴な信仰心が、現在にも伝えられる。そんな信仰心が残る沖縄が大好きだ。そんな沖縄を大切にしてゆきたい。最近は、本島も赤瓦と漆喰の家が少なくなりつつある。瓦を焼く所も少なくなる一方だ。竹富島の様に保存された所のみになる前に、本島でも大切にして行って頂きたいと思います。今回、撮影させて頂いた首里の方々のシーサーは、本当に味わいがあったものが多かった。いいものを拝見させて頂きました。ありがとうございました。

沖縄のシーサーその3

2006年04月26日 17時52分29秒 | 沖縄シーサー
シーサーは、沖縄の狛犬・唐獅子です。赤い瓦屋根に漆喰止めの上が良く映える。それもそのはずで、製作者は瓦職人です。材料は、使い捨てられる予定の瓦と漆喰です。顔の表情やポーズは、瓦職人の気に召すまま。だから、素朴で力強いものが多いのだ。しかし、漆喰は雨や潮風に溶かされる。黒ずんできたりする。だけど、私は陶器職人が創った立派なものよりも、台風や雨風・太陽に耐えた漆喰シーサーが好きだ。皆さんも、今度沖縄に行った時に、そんな目で民家の屋根を見て欲しい。そこに、ユーモラスな顔をした溶けかけたシーサーが居たら、頑張れよー!と、声を掛けて上げて欲しい。

沖縄のシーサーその2

2006年04月25日 15時29分45秒 | 沖縄シーサー
シーサーのふるさとは、古代オリエントです。獅子(ライオン)が原型。ライオンのことを「シ(SHE)」といった。中国では、この「シ」という音に「獅」の字を当てた。沖縄では、「獅子(シシ)」を琉球語で、シーサーと発音した。シルクロードを横断し、13~15世紀頃に中国から沖縄に伝わった。アジアにいなかったライオンを、想像してアジアの獅子の姿になった。(日本では、狛犬・唐獅子となる。ちなみに朝鮮半島から伝わったものは、狛犬。中国から伝わったものは、唐獅子。)どちらにしても、古代オリエントや中国の人々の獅子に対する崇拝が、沖縄に根付いたロマンを感じます。

沖縄のシーサーその1

2006年04月25日 13時39分01秒 | 沖縄シーサー
沖縄や先島の屋根や門にシーサーが居ます。私は、竹富島や壷屋のシーサーを見て、すっかりシーサーの虜になりました。沖縄旅行では必ず、シーサーを撮影します。今回は、首里のシーサーを撮影してきました。色んな形があるのをご覧下さい。

渡嘉敷島へ初めて渡る

2006年04月24日 14時53分58秒 | 沖縄現地情報
これまで、沖縄及び先島など20数回行っている私ですが、初めて渡嘉敷島へ行ってきました。3月まではホエールウォッチングで賑わい。夏は、家族の行楽地としてにぎわう事は知っていたが、今回初めて渡った。那覇(泊港)からフェリーで70分(高速船35分)の距離。港から峠越え約10分のところにある、トカクシビーチホテルのプライベートビーチで今年の初泳ぎをしました。当日は、薄曇でしたが海中の透明度は充分で熱帯魚と戯れられました。

沖縄へ行ってきました。

2006年04月24日 14時34分48秒 | 沖縄現地情報
4月16~19日にかけて、那覇に行ってきました。今回は、那覇の友人との情報交換が目的。着いた日は、東京と変わらない寒さで驚き。首里の県立美術館へ行ったら、移転のため閉鎖中。気を取り直して、初めて名所の石畳の坂を下りた。帰路の登り坂は、たった10分位だが息が切れて死にそうだった。観光客はどうしているのだろうか?「気を付けよう甘い誘惑と、首里の石畳」。