▲<「沖縄県立博物館・美術館県民アトリエ」で行われた講義風景>
6月15日、9~17時まで「沖縄県主催未就職卒業者体験事業6月生」の講師をしました。
一日中の講師は、初めてだったが、何とか一人で7時間を務めた。
受講者は、一名欠席で8名。18~25歳の現在就活中の人達。
まず最初は、「やる気に大切なスタンス」から入り、「気に入られる新入社員像」へと続けた。
▲<少しでも和らげるために、席の配置を変えた>
充分に時間があったので、講義だけでは受講者がきついだろうと思い、一人20分程度の面接&面談を行った。
なぜ、自分は、面接で落ちたのだろうか?面接官は、どこを見ていたのか?どんな人を入れたいのか?などを解説し、面接判断シートを一人一人に終わった後、コメント入りで手渡してあげた(前に出て面接をしている人以外は、その人の面談の姿を観て、自分を投影して気づき・学ぶ)。
学校の試験は、終われば答え合わせがあるが、企業面接は落ちても答えは教えてくれない。その事が、面接で落ちた者には、その後の対策をどうしていいか解らないので、一番落ち込み・挫折する原因になってると私は思っている。
▲<面接&面談で個別指導>
▲<面接&面談で個別指導>
▲<「面接判断シート」をもとに、ひとり一人に面接後の講評とアドバイスを行った(もちろん良い点にも触れて、今後始める就活への激励にした)>
企業で、採用をしてきた人間としては、就活生に対して、企業は企業防衛の観点でどんな人を入れたくないか、どんな人を入れたいのかを説明をしてあげた。
この点は、大学や高校の進路指導担当教員には、教えられない最大の不明点だろう(進路指導担当教員の能力不足と言っているのではない。経験した事がない事は教えられないという話です)。
受講者共通傾向としては、就活の基本準備や働く事への心構えがまったくといって出来ていない事だ。進路指導担当教員に、添削指導された文字原稿をそのまま話そうとして、忘れてしまい思いだすのに時間がかかり落ちた例もあった。文字原稿を読むのと、劇の脚本のセリフを読むのは、まったく違う事を知らないで面接に臨んで失敗した(解決策は簡単だ、話し言葉で面接を受ける。普段使わない難しい言葉を使わなければいいのだ)。
座学とはいえ、一日中の講義を最後まで、頑張って学んでくれた(少しは、元気が出たのではないかと思う)。
今後始まる、「4カ月間のインターンシップ」に対して、企業側は、忙しくて人材の余裕がなく、採用の当てのないインターンシップ生を受け入れるのは、本当は嫌で、出来れば引き受け入れたくない企業側の気持ちを伝えた。「インターンシップ」を受け入れてくれた企業へ感謝の気持ちを持って参加・体験してくれれば嬉しい・・・。
▲<最後は、一人ひとりの受講の感想を話させて、私から、これから始まる「インターンシップ」への激励を行った>
沖縄に、移住する時に考えていた「沖縄県へ貢献」が、この様な形カタチで少しずつ実現している事に対して、沖縄での「縁」に感謝でいっぱいだ。