「沖縄の島守」を読破

2014年03月31日 00時05分00秒 | 沖縄の生活


田村洋三著、「沖縄の島守」(中央公論新社)を約3カ月掛かったがようやく読み切った。

文庫本で、526ページの大作。副題「内務官僚かく戦えり」とあるように、太平洋戦争末期に沖縄県に赴任し、終結時に死亡した沖縄知事「島田叡(しまだあきら)」の物語である。

昨年の8月「生きろ」というTVドラマが放映されていた。島田叡を緒形直人が演じていて、凄い人がいたのだなぁと思った。

太平洋戦争末期、敗戦色濃くなる中、前任泉知事が敵前逃亡のような形で、他県の知事に脱出。知事不在となる沖縄に、大阪府内政部長から、なり手の無い「官選最後の沖縄知事」を引き受け、在任わずか5カ月足らずの間に、県民の疎開や食料調達、戦場での避難誘導に全力をあげた末、43歳で沖縄南部に散った島田叡を戦後生き残った人や資料から詳細に書き記した力作。

沖縄県で空襲が激しくなる中、県庁が那覇市内の各地に点在する防空壕内に置かれ転々とした。

その移動所在を自らも沖縄戦で、九死に一生を得た、沖縄の民間研究者「知念堅亀」氏の全面的協力を得て、14壕における島田知事の行動を明らかにして行く(島田知事の遺骨は、いまだに発見されいていない)。

私には、地名が解るので話にはついて行けたが、防空壕を転々とする様は、淡々と進み話の展開が同じようなので、なかなか読み進めなかった。

海軍が、「小禄の海軍壕」で自決した後、陸軍は、沖縄本島を南下し、降伏せず時間を消費した。

沖縄戦終結直前、陸軍兵が沖縄の民間人が隠れていた壕から追い出し、泣く赤子を殺した筆舌に尽くしがたい話も書かれている。

だから今でも、沖縄県民を無差別空襲や艦砲攻撃で殺戮し、約20万人以上殺した(軍人含む)アメリカ軍よりも、日本軍の方が嫌われている事実は、同胞として辛い・・・。

この本は、決して偏った戦争批判ではなく、島田叡知事の生き方から、リーダーとは何か、どうあるべきかを学べる良書です。

糸満漁民食堂(2)

2014年03月30日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<「マグロ中落ち&ネギトロ丼」880円(ご飯は少なめでお願いした)>

3月28日の昼、「糸満うまんちゅう広場」に、野菜を買いに行った。

その前に、隣接地にある「糸満漁民食堂」で、昼のランチをした。


▲<3月28日の「ランチメニュー」。11時30分頃に既に、無くなる料理も・・・>

私は、「マグロ中落ち+ネギトロ丼」を食べた(ご飯を少なめにして正解だった)。

家人は、「マグロあら煮定食」880円を食べる(マグロのあらが凄く入っていたので私も手伝った)。

「マグロ中落ち丼」か「ネギトロ丼」の片方で充分。ダブルでボリュームが凄い。


▲<食堂の中から見える庭の植栽が綺麗>

食事を終えて、「糸満うまんちゅう広場」で、野菜をたっぷり買って帰る。

果実が色づく頃

2014年03月27日 10時30分00秒 | 沖縄の生活

▲<つい先日、ここで「桜の花」を撮影したと思っていたら>

咲いていた「寒緋桜」の花が、実になって色づいていた。





昨日(3月26日)は、26度になり「真夏日」だった。

浜に行き本を読んで、少しうとうとした・・・。

風が強く、1時間くらいで読書を終えた。

今朝は、午後から雨が降る予定で、湿度は96%で蒸し暑い。

一番嫌いな「梅雨」に入ったような感じ。

沖縄国際映画祭終わる

2014年03月26日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<那覇市「桜坂劇場」会場>

3月20日~24日まで、宜野湾市の「コンベンションセンター」周辺と那覇市「桜坂劇場」で、第6回「沖縄国際映画祭」(吉本興業主催)が、行われていたが終了した。

芸能人を真近に観れ、このイベントで一番盛り上がる「レッドカーペット」は、今まで「北谷」と「宜野湾」だったのが、今年は、土曜日に「宜野湾」。日曜日に那覇の「国際通り」で行われ、国際通りに凄い観客が集まったらしい。


▲<「桜坂劇場」前の上映スケジュール表>

24日、顧問先の仕事が終わってから、「桜坂劇場」へ寄ってみたら、コンベンションLaugh部門「アントボーイ」が、上映していたので観てみた(今年は、映画は無料で鑑賞出来た)。

製薬会社の研究学者が、動物の能力を人間に活用する薬の研究を止められた事で、会社を恨み社長の娘を誘拐を企てる。

それを助けるのが、同じクラスメートで、こっそり彼女に憧れている主人公の少年(12歳)。

この少年は、博士が作った薬を与えた「蟻」に噛まれ、偶然に「蟻」の能力を持つヒーローになる。

同じく博士は、「ノミ」の能力を身体に入れ、社長の娘を誘拐して社長に膨大な金を要求する。少年が、彼女を助けに行き博士と闘う・・・。単純な内容だったが、「スパイダーマン」の少年版で、結構面白かった。

映画が終わり、外に出たら次の作品「サイコパス」の入場を待っている人の長蛇の列に驚く(監督の舞台挨拶があった模様)。

※今年は、鑑賞は無料になったらしいが、どこで何をやっているか主催者のHPを見ないとさっぱり解らない・・・。

日頃から、たくさん映画を観ている私でも、映画祭の事前情報が入らない。事前PRが何とかならないのか?良いイベントなので、もったいないと、本気で思った。


丁度、昼食時間になっていたので、同じく本日で終了する三越の「長崎物産展」で、「長崎ちゃんぽん」を食べる。


▲<800円。食べようと目の前にあった「コショウ」を振りかけたら、全て蓋が開き「コショウ」が大量に入る(驚!)凄くコショウが効いたピリピリした味になってしまった(泣)>

日本三大大和和牛まつり

2014年03月23日 13時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<金曜日、新聞に入っていたイベント告知のチラシ(一部)全て1パック1,500円と出ていた>

3月23日、9時~16時、豊見城市豊崎の「上原ミート」本社工場で、三大和牛「松阪牛」「神戸牛」「近江牛」の即売会があった。

ラジオで「尚学園×報徳高校」の甲子園を聞きながら、車で隣り町の豊見城市の豊崎を目指す。

11時頃だったので、まだ客は少なかった。


▲<肉は、冷蔵庫工場の中で販売>

私は、「神戸牛(すき焼き肉)」と「近江牛(ステーキ)」を購入(いずれもいパック1,500円)。





外の屋台には、「スペアリブ」「から揚げ」「三大和牛牛すじカレー」があった。



私は、「三大和牛牛すじカレー」500円を購入。

「あぐー豚汁」(無料配布)と、一緒に頂く。


▲<少し甘いカレーだったが牛すじがとろとろで美味しい。豚汁は、薄味だった・・・>

帰り際、会場隣にある「YONAR‘S」の店が出ていたので「野菜チップ」2袋を1,000円を購入した。

今夜は、「神戸牛」の「すき焼き」だ。

「うりずん」の季節へ

2014年03月20日 10時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<「スポーツセンター」に歩いて行く道に咲く花々>

先週の金曜日(3月14日)の那覇は、16-14度で、さすがに寒かった。



その日、東京は夏日で20度を超えていた(沖縄の方が寒かった)。



今週に入り、昨日(3月19日)の那覇は、25-20度で真夏日。


▲<「山桃」の実も色づいてきた>

週末の「彼岸日」(3月21日)は、北風に変わりまた冷え込むようだが、これが最後で、週明からは暖かくなり「うりずん」の季節に入る。



※「うりずん」とは、春分~梅雨に入る前の初夏の頃を指す言葉で、「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源だそうです。



瑞穂酒造第7回「蔵開き」

2014年03月17日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<天気に恵まれた「瑞穂酒造蔵開き」。テントの後ろに掲げられているのは、沖縄NO1の旗頭「首里瑞雲の旗頭」>

3月16日、昨夜、「古民家食堂会」のメンバー友利さんから教えて貰った瑞穂酒造「蔵開き」イベントに行く。

瑞穂酒造がある、「市民病院前」は、「赤嶺駅」から、ゆいレールに乗れば20分くらい。

12時前に到着する。まだ朝だったが、さっそく「ふるまい酒」を頂く。


▲<テントの下に、無料の「ふるまい酒コーナー」がある>


▲<「ふるまい酒」は、12度の泡盛ロック。「沖縄天ぷら盛合せ」は、300円で買った>

凄くいい天気で、日差しが強く、日焼けになるくらい。

ふるまい酒をロックで「4杯」も頂くと少し酔ってくる(笑)。


▲<テントの下では、瑞穂酒造各商品の即売が行われている>


▲<珍品「ロックボーイ」は、25年以上前に発売されたレアもの(瓶詰してから25年以上の古酒になった)>


▲<12時から、会場内の舞台で、地元「首里末吉町獅子舞保存会」演舞が始まる>


▲<次から次へと、舞台に出し物が出る「琉球民謡」>


▲<「かぐや姫」のコピーバンドの「かぐやひも」>

少し遅れて友利さんが到着する。


▲<貴重品「原酒53度」黒糖酵母仕込 5,000円を購入してご満悦の友利さん>


▲<私は、お酒は購入せず、スタッフが着ていた「瑞穂酒造ポロシャツ」を1,500円で購入>

「魚まる」健在!

2014年03月15日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<ゆいレール「赤嶺駅」から、徒歩3分くらいの所にある「お魚居酒屋魚まる」の店内>

3月14日、晴れていたが冷たい風が吹いている(15~14度)。

16時、久し振りに、我が家から徒歩3分にある「魚まる」に、少し早い夕食に行った。

少し行かない間に、店内が凄く賑やかになっていた。







天井や壁のいたる所に、魚のオブジェが飾られていて、水族館の中にいるような感じになっていた。

昼のランチは終了していたので、本日のランチは食べられなかった。

妻は、「スズキの定食」(1,180円)。




▲<メインの「スズキのバター焼き」以外に、「刺身2品」「サラダ」「魚の子」「ご飯」「味噌汁」「漬物」「デザート」>

私は、「マグロ腹身のステーキ」の単品(定食の値段から▲200円で980円)に、ビールを付けた。


▲<「マグロのバター焼き」ニンニク風味。結構ボリュームがあり満腹>

久し振りに、魚屋さんがやっている「お魚食堂」を堪能してきた(地元クーポン誌「ちゅらグルメ」のクーポンを使ったので10%offにして貰えた)。

「古民家食堂」3月例会

2014年03月13日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<少し寒い沖縄(でも18度)。まだ「鍋」が嬉しい>

3月11日の夜、「古民家食堂会」があり参加した。

今回も「囲炉裏部屋」で、メイン料理は、「牡蠣の土手鍋」。



材料は、那覇市泊「ゆいのまち」(那覇漁市場)で買ってきた「広島の牡蠣」らしい。

鍋が出来るまで、突出しの「まぐろの刺身盛合せ」と「スーチキー」を頂く。


▲<「スーチキー」は、「豚三枚肉の塩漬」。沖縄の保存食です>

その間に、メンバーの瀬崎さんが、勤務先の「沖縄県盲学校」で今日配布された南風原町の災害時備蓄食料の賞味期限前の放出品でひと話題花を咲かす。


▲<右側の缶が、うるま市工場製の「缶入りソフトパン」【37カ月保存・2009年スペースシャトルに積載】レーズン入りで美味しい。左側が「非常用飯」水を入れて1時間で白飯になる。水を多く入れたら「おかゆ」にもなる優れもの>







遅れて参加した友利さんが持参した「日本酒」を皆で飲む(日本酒大好きな小出さんは、体調不良で不参加)。


▲<昼にトレーニングに行って、一滴も飲まないで参加したのでビールが美味しい!今夜の服装は、パイカジ製の「ヨット柄七部袖かりゆし」>




▲<「牡蠣の土手鍋」の締めには、「沖縄そば」を入れた。「牡蠣」と「野菜」に「赤味噌」が、いい感じに交じり美味しかった>

冬に咲く花「オオバナソウシンカ」

2014年03月11日 11時00分00秒 | 沖縄の生活


「寒緋桜」すっかり散った後、高台の斜面地民家の庭先や道路の街路樹に赤い大振りの花が咲く。

初めて見た時は、冬なのに「こんなに綺麗な大きな花が咲いている!」と感動した。

その花の名前を調べたら「オオバナソウシンカ」別名「アカバナハマノキ」だった。



葉が、羊の蹄の形に似ているので「羊蹄木(ヨウテイボク)」とも呼ばれる「ソウシンカ」の一種。

5~10月以外の寒い季節に咲く種類。


▲<「小禄バイパスの街路樹」に咲いているので、レンタカー店に行く際に見て下さい>

2月~3月の時期に咲くと、鮮やかなだけに良く映える。

今年初めて、ビーチへ読書に行く

2014年03月06日 09時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<3月1日の「豊崎美らSANビーチ」様子(まだ泳げない)>

沖縄の2月の末~3月上旬は、20度前後だが、雨が降り北風3~5M/秒(風速1に対して1度下がる)で、肌寒い日が続く(しかし、車は、窓を開けて走っている)。

3月1日は、珍しく朝から晴天だった!

昼過ぎに、豊見城市の「ヤマダ電機」に行ったので、「豊崎美らSANビーチ」に立ち寄り、ビーチの「管理棟」屋上で、今年初めての読書を30分くらいして来た(「沖縄の島守」田村洋三著)。


▲<屋上には、「クローバー」の花が満開>

当日の服装は、「少し長い短パンにTシャツ」。裸足になって、本を読んでいたが、寒くなくいい気持だった。


▲<頭上には、那覇空港から飛び立つ旅客機が頻繁に飛んで行く>


▲<駐車場の車の前の柵に寄って来た「鳥」>

翌週の月曜日からは、また雨が降り始め5日まで続いたが、今日6日は、5日振りに朝から晴天になった。

※3月3日、5時11分に「震度4の地震」発生。昼にも「震度3の地震」が続いた。久し振りに朝から飛び起きた(沖縄に来る時には、沖縄は「花粉症」と「地震」が無いと聞いていたような気がしたが、「地震」は時々起きる)。

残念!「アメリカンハッスル」アカデミー賞完敗。

2014年03月05日 00時05分00秒 | 沖縄の生活


第86回アカデミー賞、最多10部門ノミネートされていた「アメリカンハッスル」が、今回も無冠で終わった。

1970年代に実際にあった汚職スキャンダル「アブスキャム事件」を基に、FBI捜査官に協力を強要された天才詐欺師の話。

アトランティック・シテイのカジノ利権に群がる政治家とマフィアを罠にはめるFBIの危険なおとり捜査。

天才詐欺師×FBI×市長×天才詐欺師の愛人×天才詐欺師の妻が、最後の最後まで騙し合う(「ハッスル」とは、詐欺の俗語)。

アカデミー賞は、外しましたが観て損のない作品です。

※監督は、デヴィッド・O・ラッセル(「ザ・ファイター」アカデミー賞6部門、「世界にひとつのブレイブラック」アカデミー賞8部門と、今回の「アメリカンハッスル」で、3作連続で作品賞・監督賞にノミネート)された。主役の天才詐欺師は、クリスチャン・ベイル「ダークナイト」が、ブヨブヨお腹の一九分の変身で演じる。マフィアのボス役で出ていた、ロバート・デニーロが、最後まで本人とは解らなかったという話もあるくらい力演。

第27回「喜業会」

2014年03月03日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<「琉球豆豚」を食べる>

2月28日の夜、那覇商工会議所OB会「喜業会」の例会を行った。

今回のゲストスピーカーは、メンバーの上原一晃さん(レビオ株式会社代表取締役社長)。

彼が、この会社の社長になって早や2年が経った。

レビオの事業内容は、「バイオテクノロジーの研究開発及び生産物販売」や「土地改良剤を用いた環境保全」など。

納豆菌とオカラを使用した「高機能性発酵物サプリ」で、沖縄県産豚の肉質を向上させた商品化したらしい。

会社の内容は、我々には難しいので、まず、そのサプリを使って育てた「琉球豆豚」を食べて、彼の仕事を理解しようと本日開催した次第。

「琉球豆豚」のサンプルを那覇市久茂地にある「和磊」に持ち込み、古館店長に無理を言って料理をしてもらった。




▲<「刺身」>


▲<「沖縄天ぷら」>








▲<〆は、「和磊」名物の「照喜名そば」>


▲<デザートの「パイナップル」>


▲<私の左側が、上原さん>

「琉球豆豚」は、一般の豚と比べて低カロリーで、旨み成分のグルタミン酸・イノシン酸は、7~17%程度多く含まれている。さっぱりとした美味しさに豊かなコクと旨みが売り。