「桜坂のスージーグワーと猫と忘年会」

2008年11月30日 00時05分57秒 | 沖縄現地情報

▲<左、竜宮通りのブーゲンビレアが美しい家。右、桜坂のスナック「ヒーロー」。>
28日の金曜日は、那覇市内も寒くなったと思ったら、15度-18度で冷え込んだ。





桜坂市民大学受講日だったので、桜坂周辺をスージグワーした。
16:45まで、授業を2つ受講し終わったら、直ぐに下の桜坂劇場で「インジビブル・ターゲット」を観る。
2007年香港映画で、若手俳優のスピード感ある演技と悪役の強くてしぶとさが印象的だった。

その後、少し時間つぶしをしてから、21:00から行われる地元若手経営者の勉強会の「語ろうの会」の忘年会に参加するために、おもろまちにある沖縄そば専門店「けんぱー」に向かう。
忘年会は、男女20名の参加者で、沖縄を元気にしたいというエネルギーに満ち溢れた元気をもらえた会でした。
1時で解散となったが、名残惜しい4人で若狭のスナックへ流れ、家に帰ったら4時だった・・・。記憶がところどころとぎれていた。
翌日の土曜は、朝9:00から公民館の清掃活動です。

宜野湾市「軽便鉄道真志喜駅」周辺散策記②

2008年11月26日 00時05分35秒 | 沖縄現地情報

宜野湾市大山にあった、軽便鉄道「真志喜駅」付近の「メンダカヒーガー」の美しさと凄さに感激した後、真志喜地区北東端の「森川公園」を目指して、なだらかな坂を登りました。
有名な、「米軍基地普天間飛行場」南西側境界の高台に「森川公園」があります。
その西側に「西ヌ嶽(ウガンヌカタ)」と「森の川(カミヌーカー)」が隣接していました。
「西森御嶽」の“西”は、北方向の事で、この森を大謝名(オオジャナ)の中心地から見て、北の方向にある事から名づけられました。
「西ヌ嶽」は、ニービヌフニ(微粒砂岩)の石門が森の中にたたずんでいます。

「森の川」は、琉球石灰岩の石畳が敷き詰められた、素晴らしく美しい井泉です!

▲<当時を偲ぶ美しい「山下清」調の陶板です。>
バランスの良い樋口から、湧き水が流れ出ている気持ちのいい場所です。
白色の丸い飛び石が4個、水面にリズミカルに置れていて美しい。
特筆すべきは、湧き口の上流に、石造りのアーチがあり、その中が拝所になっていて、人が3人位の入れるスペースが造られていた事です(この場所は、少し前までは、神人しか入れなかったそうです)。

▲<左、入口から見た所。右、樋口側から見た風景。>

▲<左、樋口上にある拝所に入る石畳。右、拝所に入るくぐり口(高さ60cm位)。>

▲<左、拝所のくぐり口を入った所の階段。右、拝所。>
ここの湧き水は、真志喜地区の産水や正月の若水に使われ地元の方々には、今でも重要な泉です。
この場所は、「森の川」で沐浴していた天女と奥間大親(オクマウフヤ)が出会った所です。一男一女が生まれ、男子はのちの中山王になった、天女伝説の場所です。
尚清王の第七子を初代とする尚氏伊江家子孫の聖地です。

公園の中腹には、「天女」のレーリーフが設置されていました。

公園から住宅地へ下る。
真志喜公民館東側には、再建された「ノロ殿内(ヌンドゥンチ)」がありました。

宜野湾市真志地区は、保存状態の良い美しい街でした。
しかし、大山地区の樋川などに歴史文化財産の解説標識が無いのはもったいないと思いました(案内に必要だけでなく、地域住民への啓蒙としても重要)。

宜野湾市「軽便鉄道真志喜駅」周辺散策記①

2008年11月25日 00時05分07秒 | 沖縄現地情報
11月23日に、沖縄コンベンションセンターで行われていた「離島フェア」を見に行ったついでに、「軽便鉄道」跡地周辺に残る歴史文化遺産を見学してきた。
コンベンションセンターから、宜野湾警察の隣にある「シチャヌカー」(下ヌカー)を目指して歩く。
「いすのき児童公園」と「国道58号線」の間にあり、今でも美しい水が湧き出ていた。



▲<1946年(昭和21年)作成のコンクリート製の標識>
そこから少し大山側に入って、昔「真志喜駅」のあった所にある「カーグワー」と「メンダカヒーガー」を観に行く。
残念ながら、「カーグワー」は草の中にあり柵があって入って観る事が出来なかった。
<草の下にあるのだが見えなかった>

その代り西側にあった「メンダカヒーガー」は、ワンダフルなものだった!
住宅横のコンクリート坂を下りると、道路側の小山下西斜面にあった。

3つの樋口から出る水量がすごく豊富で姿も美しかった。



西斜面にあるので付近は陽があたり明るく、上の木立に小鳥がたくさん集まっていて鳴き声がすごく、周囲一帯に活気が満ちあふれていた。
すごい量の湧き水は、下の畑の流れ、田芋などに役立っているとの事でした。
手入れがされ保存状態も抜群で、今日でもこれだけの水量があり、生活に溶け込んでいる樋川は、一見の価値ある歴史的遺産です。
※「軽便鉄道」とは、沖縄本島に大正3年~昭和20年まであった県民の足でした。戦後から今まで復活の計画もなく今日に至っている。

「離島フェア2008」に行ってきました。

2008年11月24日 00時05分19秒 | 沖縄現地情報

11月22~24日まで、宜野湾市の「沖縄コンベンションセンター」にて、沖縄本島以外の18離島市町村の物産展が開催されています。
私は、11月23日に、妻に誘われて行って来ました。





駐車場は、ほぼ満員だった(一部武道館の方は空いていた)。
展示棟では、116のブースがあり、各島の特産品が試食とともに販売されていて、子供から大人までごった返していた。
展示棟の北側には、「離島食堂」が10店営業していて、離島の食材で作った食事が楽しめる。

▲<「滋養強壮に良い「イラブー汁」1000円也。普通の定食は300円です。>
食堂前には、野外ステージがあり「伝統芸能・島唄ライブ」が日に約10本演じられていました。

▲<「ポロジノ娘」のライブ。>
妻は、5~6点購入していたが、私の方は、「宮古島のなまり節」「石垣牛の餃子」「石垣蒲鉾」「イエソーダー」「伊江島ピーナツ菓子」などを試食したが、その中から「なまり節」を一本購入した(車で行っていたので、アルコール類の試飲が出来なかったのは残念でした)。

「壺屋陶器まつり」へ行く。

2008年11月23日 00時05分47秒 | 沖縄現地情報

11月21日に「壺屋小学校」の校庭で行われている「第29回壺屋陶器まつり」を見て来ました。

ゆいレール牧志駅徒歩1分にある、壺屋小学校の校庭には、壺屋陶器事業協同組合に参加している陶器窯元が、30店くらい出店していた。
値段は、普段の2割引きとの事。




<芸術作品「龍とシーサー」40万円でした。>
毎年、このシーズンに開催されている様子。
奥さん方が、カレーと豚汁を販売されていたので、300円のカレーを頂いた。

開催期間は、21~24日まで行われている。
<流石、壺屋小学校南側校門にはシーサーがいました。>
場所は異なるが、壺屋陶器博物館では、11月20~30日まで、地元写真家田野多栄一さんの「壺屋の軌跡」展が行われている。
30年間撮りためた古い壺屋の風景を見る事が出来ます。

沖縄県の観光人材育成事業で講師をしました。

2008年11月19日 00時05分11秒 | 沖縄現地情報

11月15日(土曜日)「てんぷす那覇」で、地元NPO「沖縄人財クラスタ研究会」主催で行われた研修会の応援講師をしてきました。
この研修は、沖縄県からの委託事業の「観光人材育成事業」[観光産業と沖縄の事を体系的に学び就業のチャンスをつかむインターシップ]です。

11月17日からスタートする、各企業におけるインターシップ事前学習プログラムとして、「支社長経験者が語る。企業にとって必要とされる人材とは」というテーマで、約一時間アドバイスをしました。
「面接に強くなろう!」「面接とは何か?」「夢を必ず実現するには」等々。

新卒・既卒混成でしたが、みんな真剣に聴講してくれた。
最後は、「勇気、ヤル気、本気の第一歩は、質問から始まる」と話したら、質問が次から次へ出るなど、ヤル気満々の熱いメンバー達でした。
研修期間は、年内約40日間に及び、うち半数は、東京においてインターンシップを行うなど、すごい充実のプログラムです。

15名の参加者達へ、これから始まる企業でのインターンシップの成功と就職活動に幸多かれ!

「那覇市長選は、現職の3選当選!」

2008年11月18日 00時05分31秒 | 沖縄現地情報

11月16日、「那覇市長選」と「市会議員補欠選挙」が行われた。
当日開票で、無所属(自民・公明推薦)の翁長現市長が3選を果たした。

投票に行く途中の目の先に、一瞬桜と思えるような満開の花があった。
近づいて、良く見ると「トックリキワタ」だった。

そういえば、昨年の11月の中旬に「与儀小学校」裏の街路樹の満開を見て感激をしたのを思い出した。

近くにこんなに綺麗に咲いていた事に驚いた。
沖縄の秋は、こんな感じの華やかさです。
実の中から、綿が取れるようです(ブラジルでは、枕のクッションにするらしい)、実物をまだ見た事がないので、来年の春?には是非見てみたい。

「選挙に行けば、映画が半額で観れる?」

2008年11月10日 00時05分12秒 | 沖縄現地情報
今日の那覇は、ここ数日の暑さがどこかへ行き、曇り時々雨と強風。温度も26度となり、少し肌寒くなりました。

那覇市にある「桜坂劇場」では、12月16日に行われる那覇市長選の投票率を上げるために、「選挙へ行こう!」キャンペーンを行っている。
劇場では、「投票率が下がっているので、何とか盛り上げたい、投票率も上がり、街の活性化につながればいい」と考えた。
証明は、投票場の看板の前で、顔が解る写真を持って行く事。
そうすれば、500円で入場出来る(大人16000円、シニア1100円、会員1000円)。
キャンペーン期間は、投票日の16日~18日の3日間。
この期間には、「いまここにある風景」「能登の花嫁」「ONCEダブリンの街角で」の三作品が上映されている。
桜坂劇場は、二番館だが三日間とはいえ、選挙を盛り上げる策としては、一劇場単位ではなく他のロードショウ映画館も共同で行えば良いと思った。
他にも、商店街や専門店などにも応用が効く、大変いい企画だと思う。
いかがでしょうか?
※11月5日の「琉球新報」の記事を参考にしました。


ご近所で花発見!

2008年11月09日 00時20分12秒 | 沖縄現地情報

東京は、16度だったとかテレビで放送していたが、沖縄は、今日も30度を超えた。
久し振りに、部屋のクラーをかけました。
今日(11月8日)、スポーツジムヘ行く途中にあるマンションの植栽に新しい花を発見した。
家に帰って図鑑で調べたら「ベニガククロサギ」という名前の花だった。

花は赤色で、咲き始めの「ガク片」は、白く次第にピンクに変わるらしい。
長く飛び出した、雄しべと雌しべが特徴。



華やかで、目に飛び込んで来くるぐらいの美しい花だった。
他にも、「カオリカズラ」や「へちまの豊作」などを発見した。




「桜坂市民大学」受講パートⅡ.【トートーメー講座】第一回目

2008年11月08日 00時05分15秒 | 沖縄現地情報

▲<ゆいレール「赤嶺駅」のホームから望む、県営赤嶺団地>
今日の昼は、昨日と同じ30度だった。
今日から始まる、桜坂市民大学の新しい講座のために、昼からゆいレールに乗って「牧志駅」まで行く。
10月から受講中の「ゆたかはじめのトーク&エッセイ」の前の講座だったので申し込んだ。
講師は、波平エリ子氏(沖大、沖国際大非常勤講師、民俗学)、今年の8月に地元で出版された「おきなわ軽便鉄道マップ」の中心編者で、研究内容と人柄に興味を持ち申し込んだ次第。
「トートーメー」講座は計5回で、第一回目は、「沖縄の村落」[村の聖地]で、
内容は、「御嶽(ウタキ)」「殿(トウン)」「井泉(セイセン)」で、昨年沖縄に来てから「井戸」「御嶽」巡りをして、沖縄の「祖霊神崇拝」のすごさに惚れたので、知りたい事の内容だったので、わくわくしながら授業を受けた。
11名の受講者で、県外者は私のみ。
平均年齢、60歳?(60過ぎるとトートーメーの知識が必要になってきたと、一人の方が話された)。
本土では、なくなった「遠祖崇拝」の心や風習を集落の「聖地」の御嶽を中心に、沖縄ではどう扱われ、今日に伝えられているのかを系統的に学び、沖縄を理解する基本にしたいと思っている。

▲<ゆいレール「赤嶺駅」のホームから望む自衛隊基地のアンテナ。手前のカーブは、「ゆいレールの軌道」。>

『琉球王朝祭り首里』その④「首里伝統工芸展」

2008年11月06日 00時05分57秒 | 沖縄現地情報

11月1日『琉球王朝祭り首里』の行事「古式行列」や「旗頭(ガーエー)」が行われている龍譚通り「首里公民館」で、ひっそりと、首里地区の「人間国宝展&首里伝統工芸・物産フェアー」が開催されていた。恒例であるが、昨年は見学をし忘れたので今年こそと思い、イベントの合間に入場した。

人間国宝の宮平初子(首里織)、玉那覇友公(紅型)、無形文化財保有者の城間栄順(紅型)、ルーバース・ミヤヒラ・吟子(首里織)をはじめ、他の作品も展示されていた。


▲<首里織>


▲<沖縄張り子玩具の作品>
特に、前から気になっていた首里石嶺の「またよし金細工」の実物を真近に見られたことは、非常に幸運だった。
「金細工(カンゼーク)」は、琉球王朝の金奉行の下で、守礼の門近くに工房があり、王朝お抱えの職業でした。先の大戦で完全に消失していたのを、浜田庄司、棟方志功などから、六代目又吉誠睦が復興を進められ復元した。
現在、七代目健次郎さんを中心に「銀のかんざし(ジーファー)」「房指輪」「結び指輪」など、琉球王朝時代の貴重な技術を今日に伝承しています。





▲<設計図は、すべて消失していたので戦後、「浜田庄司」から手渡された原型をもとに復元された「房指輪」。三の指輪と素朴な七飾りで構成されている。魚:食べ物に困らないように、灯明:先祖崇拝、鳩:平和、扇:末広がりの福、花:生活の彩、蝶:天国の使者、葉:着る物に困らないように(またよし工房伝承より)>


『琉球王朝祭り首里』その③「獅子舞」

2008年11月05日 00時05分28秒 | 沖縄現地情報

「旗頭(ガーエー)」の一部、「獅子舞」が良かったので、特別に報告します。
1866年に始まったもので、地元「末吉町獅子舞保存会」が、旧暦8月15日の土曜日に野呂殿(ヌンドゥンチ) で奉納の舞を行っているらしい。
保存会は、沖縄県下各地以外、海外にも遠征演舞しているとの事。

他地区の「獅子舞」にはない、寝転んだり、飛び上がったり、激しい動きが特徴だった。



今回も、子供に近づいて脅かしたり、女性の手を口で捕まえて、道路中央まで引きずり出したりしていてすごく楽しめた。





ともかく、観客が喜ぶコツを分かっている演出は素晴らしい。
何よりも驚いたのは、終わった後「獅子舞」を脱いだところを見たら、高校生?だった事だ。

『琉球王朝祭り首里』その②「旗頭演舞(ガーエー)」b.

2008年11月04日 00時05分47秒 | 沖縄現地情報

「琉球王朝祭り首里」ガーエーには、首里地区15町すべてに、子供ガーエーが付いている。
青年の本式旗頭の後に、子供用の小さな「旗頭」があり、大人がサポートして「小学生と幼児」たちが小さな旗頭を挙げる(これがとても可愛いい。子供たちは真剣そのものだ)。





その後ろには、お囃子の音楽隊やエイサーが各町の個性を発揮している。

首里地区の範囲で、これだけの旗頭があるのは、沖縄でも珍しいのでは?
年に一度、こどもたちが祭りに参加する事で、青年になって本物を挙げたいと、目標にする事へ繋がって行く。

地域世話役の苦労があっての事だが、こうして沖縄では、伝統行事が次世代へ伝承されているのだ。


『琉球王朝祭り首里』その②「旗頭演舞(ガーエー)」a.

2008年11月03日 00時05分04秒 | 沖縄現地情報

首里の各自治会の「旗頭」15本(城東ハイツ、石嶺町、平良町、久馬川町、赤平町、儀保町、桃原町、山川町、大中町、当蔵町、鳥堀町、赤田町、崎山町、金城町、寒川町)が、首里高校からスタートして、首里中学校まで行進する。

「アーイヤ!アーイヤ!」の掛け声で現れる。
「旗頭」のエーガー(演舞)では、「ソー、ソー」の掛け声が掛かり、秋晴れの空に「旗頭」が突き揚がると、沿道の観衆による拍手が一斉に起こる。






『琉球王朝祭り首里』その①「古式行列」

2008年11月02日 01時36分56秒 | 沖縄現地情報

▲<親雲上と「赤御涼傘(アカウランサン)」>
11月1日、那覇市首里の街一帯で、第43回「琉球王朝祭り首里」が行われました。
古式行列を始め、首里城一帯の自治会による「旗頭演舞」などがありました。
その①として、「古式行列」を報告します。
古式行列は、琉球王朝の行幸の一つ、正月三日の「初行幸」と呼ばれる三ヶ寺参詣行幸の行列を再現したものです。三箇寺とは、城下にある王家の菩提寺の「円覚寺」「天王寺」「天界寺」です。
本来は、国王と王妃は一緒に出ないものらしいが、演出として王妃が行列に参加しているとの事。

▲<大字旗と牛ぶら(大ラッパ)>

▲<虎旗>

▲<御物上と黄御涼傘と鳥毛帯>

▲<左「国王」右「王妃」>

▲<若衆(ワカス)>

▲<ワグと後ろは、随行人(ウチリグニンジュ)>

▲<聞得大君(キコエノオオキミ)の前随行人>

▲<聞得大君の御輿(ウクシ)>

▲<聞得大君の後随行人>
総勢、約200名の行列でした。