『泡盛学』キックオフ・シンポジュウム参加記

2007年11月20日 16時10分24秒 | 沖縄現地情報

11月19日、13:30~20:00まで、首里沖縄都ホテルで「泡盛学キックオフ・シンポジュウム」が開催されました。

内容は、①基調講演「鹿児島大学における焼酎学と寄付講座開設の経緯」、シンポジウム②「泡盛の歴史と文化」、③「泡盛産業の現状と課題」、④「古式泡盛製法の復活」、⑤「泡盛の製造技術について」、⑥「泡盛学将来展望」、⑦パネルディスカッション、⑧交流会(古式泡盛「翠古」を飲みながらの立食パーティ。参加費3000円也)。

このイベントのキャッフレーズが、「産官学連携で琉球泡盛を世界ブランドに」で、琉球大学のコーディネート。進行がまるで学術研究発表会だった(しかたがない)。

あまりにも、民(顧客志向)が抜けていたので、最後に意見を言える場があったので、挙手して「この『泡盛学』は、琉球大学の死に学問になりそうで心配だ。」と意見を言ったら、副学長から丁寧な反論が出て、最後に少し盛り上がりました。

その後、忠孝酒造の大城社長さんが交流会の挨拶で、「琉球大学には、醸造学の博士が居ない。だから、社員を東京農大に行かせ沖縄で初めての博士を作った。大学は基礎を、もっと大切に研究してほしい。」と言い切られて、なるほどと感じ入った次第。

泡盛マイスター協会の副会長伊波氏には、泡盛をどう広めるかの活動をお聞きし、民間活用で意見交換が出来た。
しかし、聞いた内容から沖縄の泡盛の現状と課題が整理出来、日頃からの沖縄泡盛が、なぜ県外に盛り上がらないかの疑問が解決し、私的には参考になり面白いイベントでした。