琉球漆器は、輸出品。

2006年07月05日 00時11分46秒 | 沖縄の工芸品
日本が世界に誇る工芸品は何か?
焼物?着物?浮世絵?

正解は、「漆器」(漆塗り)である。
漆器のことを海外では「JAPAN(ジャパン)」(ちなみに、焼物はチャイナ)という。
漆器こそが日本を代表する工芸品なのである。(ルーツは中国だが)
15世紀頃に琉球王朝が、漆器を中国を初め東南アジアや日本に輸出していた。
日本の漆器のルーツは、沖縄(琉球)にあったのだ。
沖縄で、漆器つくりが成功したのは亜熱帯に属す、沖縄の高温多湿の気候が
適し、螺鈿(らでん)の材料の夜光貝が豊富だったから。
漆塗りの世界最大の作品は、首里城を見てください。
また、螺鈿の現代最高作品は、首里城内王の椅子。
沖縄在住、人間国宝の現代作品です。
これだけのものは、今後創れないといわれている作品です。
是非、ご覧下さい。

小さな話ですが、私も20年位前に沖縄に行った時、沖縄ガラスだけでは物足りなくなり、琉球漆器が欲しくなって、工芸品は買えなかったが朱色の小さな5枚組の皿を5000円位で買った。(当時でも決心して買った記憶がある)
しっかりした二重塗りで、使い込んで擦れた所が薄くなると、下から黒色漆が出てくらしい。今でも気にって時々使っています。

☆写真は「琉球漆器事業組合」さんのHPからお借りしました。私が持っているのは、写真左上の3番です。今回、HPの価格を見たら1万5000円になっていました。