豊見城市 民俗遺跡巡り(3)『田頭地区』

2007年11月28日 00時05分03秒 | 沖縄現地情報
(3)『田頭(たがみ)地区巡り』
自宅から徒歩15分位にある那覇市隣接地「豊見城市田頭」地区を巡ります。
県道231号線南下し「名嘉地(なかち)交差点」を右に曲がる。直ぐ道は無くなるが、ビニールハウスのあぜ道を進むと終わった所に「ンソガー(ウブカー)」がありました。今でも、農業用水として活躍している様子です。
さらに、住宅地へ入る道沿い最初の住宅手前に「カミガー」がありましたが残念ながら、井戸内は埋められていました。
 
▲<左:ンソガー、右:カミガー>
そこから集落に入った、田頭共同利用施設手前の丸いカブーになった道を右へ入って、二つ目、住宅の間にある道を奥に進むと「カミガー」がありました。住宅裏の雑草の中に、井戸がありましたが、こちらも井戸の中は埋められていました。
そこから、約10m西に「ヌルガー」がありました。こちらは、小さな石垣囲みがあり、湧き水は無かったが湿り気があり、水が湧くのではないかと思われる状態でした。
 
▲<左:カミガー、右:ヌルガー>
村の東入口と西入口に、古い村獅子があるはずですが今回は探せなかった。
「井泉」や「村獅子」のある場所を、地元と思われる方に聞いても、殆どの人は知りません。それと、「井泉」は村の所有物ではなく、個人の物も多く、地主さんがお祓いをして埋める事も多いと聞きました。
 
▲<左:ヌルガーとカミガーの間にあった小さな拝所、右:フーフダ(文字の意味は、七種の幸福が得られる)>
 
▲<古いシーサーと新しいシーサー>
豊見城市教育委員会文化課の地図は、平成8年作成で10年以上前の物ですから地形も変わっている事が多く、探す事もなかなか困難です。


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