晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

ガーデン虫対策 8/22

2011-08-22 | 違いのわからん農学士

2011.8.22(月)曇、晴れ

 数日前から妙に涼しい日が続いているのだがまだまだ油断は出来ない。こういった時期に危険なのが芝に繁殖するスジキリヨトウである。昨年は猛暑で8月下旬の大発生だったが、この気温ではそろそろ危ない。数日前卵の産み付け具合を見ると、十数個の卵を発見、一個あたり30匹としても300~400のヨトウが生まれるわけだ。昨年の8月下旬頃にスジキリヨトウ対策を数日間記事にしているので参考にしていただきたい。要はしっかり芝刈りをすることが肝要と今日も一日芝刈りに没頭する。刈っている間も産み付けられた卵や、親の蛾が見つかる。なるべく完璧に刈り取って燃やすことだ。Img_3559
 
刈り込みはヨトウ対策の第一歩。


 3本の内1本がテッポウムシにやられて2本が残っている白樺も常に注意していなければならない。虫にやられると急に枯れてしまうからだ。目に見える虫は大きな尺取り虫と蓑虫と葉をまるめて巣くっているやつだ。ところが今日、数本の枝が枯れているのが見つかった。よく観察すると枝の皮がぐるりと食べられている。以前からあちこちやられているのだが犯人はわからない。よく観察すると枝の根元のところに葉っぱの屑のようなものが動いている。1cmにも満たない葉っぱを被った虫だ。どうもこいつが犯人らしい、これは強烈な擬態で、動いていなければ絶対に見つけられない。Img_3553_2
Img_3558 Img_3557

生き残ったオリーブとにっくきアナアキゾウムシ。


【作業日誌 8/22】
芝刈り(2-3)

今日のじょん:久々にユキちゃんが来た。これまた久々に暑い日差しが射してきたのだが、ユキちゃんは涼しいところにいるのにじょんは暑いところに出ている。「あほちゃうか」ってんでじょんを涼しいところに入れたら、ユキちゃんが暑いところに出てしまった。犬の気持、ワカラナイ。Img_3555 Img_3556

 

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雨読 日本の鉱物と地名(その2) 8/21

2011-08-22 | 雨読

2011.8.21(日)雨、曇

 小田治氏の論文を読んでみたかったということと興津正朔氏の「信州の塩地名について」という論文を読んでみたかったと言うことが本書を購入した主な理由である。 
 塩地名については信州ならずとも京都に於いても沢山あり、特に塩(salt)と無縁の内陸部にある塩地名は不思議である。塩尻の地名由来は海から運ばれる塩移入の最終到達地点という説があって、日本地名ルーツ辞典でも日本海側、太平洋側からの塩のルートが交差するところというのが有力としている。興津氏はこの説を批判し、塩=入(しお)=丹生=水銀という風に結論づけておられるようなのだが、今ひとつ論旨がはっきりしないのだ。
 私は同じ本を調査や確認のため何度も読むことはあるし、長い間読まなかった本を再度読むことによって新たな発見をすることはよくあるが、書いてある論旨がよく解らなくて再度読むことはそうあるものではない。他者の説に対する批判や周辺情報については具体的に論理的に述べられているのだが、本旨についてはもうひとつはっきりしないことと、結論に対する論証、いわゆる証拠固めがないことである。「あなたに読解力がないからですよ」といわれればそれまでだが、少々読解力のないものまで理解させようと努力するのが著者の務めではあるまいか。
 さて京都の塩地名では京都市西京区大原野小塩(おしお)町、京北町小塩(おしお)(現京都市右京区)が著名である。前者については、難波から運んだ藻塩水の製塩伝説、後者については若狭からの塩を貯蔵し、小分けにして売りさばいたという説がある。角川地名大辞典では前者は小入(こしお)つまり入り組んだ地形説をとり、後者については塩販売説をとっている。他の地域の塩地名も同様で、salt説と入(しお)地形説に二分されている。わたしは調査していないので何とも判断しがたいが、どちらかといえば地形説を支持している。大原野の小塩では、何も藻塩水を持ってきて製塩するより、塩にして持ってくれば良いことである。京北の小塩は随分山の中である、少し下れば常照皇寺という大寺や周山の街もあるわけで、塩の販売ならそのほうがずっと理にかなっていると思うわけだ。ただ若狭からの塩や魚介類の街道であることは確かで、近江の塩津のように入地形でもあり、塩の街道でもあることが判断の分かれる理由だろう。Img_0110

自転車では藤ヶ﨑、賤ヶ岳隧道は避けて、塩津街道を通るのがよい。


 興津氏は長野県須坂市の塩川、塩野について書かれているが、その塩野の奥に灰野があり、灰野川が流れているのだ。灰野についても言及されている地名だが、私が驚いたのは塩と灰がセットになっていることだ。西京区大原野小塩町の近くには大原野灰方町(はいかたちょう)があり、京北小塩町の近くには灰屋川があり京北灰屋町があるのだ。これらは単なる偶然だろうか。(日本の鉱物と地名(その1)は2011.8.15)

今日のじょん:急に涼しくなって、ジロやんが久々に来た。聞けば14才になったとか、歳の割に毛並みも良くて元気である。凄い食欲が元気の源のようだ。生きてる間にドッグランどつくったるからな。な~んちゃって。Img_3550

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