晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

AKB 長宮峠(2) 8/10

2011-08-10 | 上林界隈(AKB)

2011.8.10(水)

 やがて道は右に稲葉(いなば)を分ける。稲葉は上川合の範疇になり、地図を見ると長宮と同様に奥が深く、質山峠の道に降りるのと綾部、田野町に降りる峠道が見える。Img_3463

右に行くと稲葉、この谷も相当深いぞ。


  その後も道は広く、なんだ簡単なーんて気楽に走っていると、集落の手前で右の斜面に取り付く。鋪装はされているが植林の間の細い道で、すこぶる急登だ。倒木や土砂崩れでもあったひにゃあとことんバックするしかない。植林のため陰気で見通しも悪く、心細いことこの上ない。今回軽トラだが、乗用車だとちとつらい道だ。軽トラでもチエンソーとスコップぐらいは必要かも。
 嫌というほど登って、切通しの峠に着く。ここも陰気で憂鬱な峠だ。峠につきもののあのほっこりする感じがない。お地蔵さんや道標など無いか覗いてみるがそれらしいものはない。実はこの峠道、小学校の遠足で通った思い出があるのだ。多分綾部まで歩いて菊人形かなんかに行ったのだろうと思うのだが、記憶に残ってるのは明るい日差しの指す民家の庭先だけである。本当にそんな遠足があったのか、不思議に思っているのだが、いずれ同窓会かなんかで確認してみたい。Img_3464 Img_3466
 
峠の切通しと綾部市街の遠望。


 峠を少し下ったところに綾部の市街が見下ろせるところがある。たいした風景ではないのだが、それまで展望がきかなかったのでほっとする。その後もぐれぐれと曲がった道を下っていくと、左手に草に埋もれた鳥居が出てくる。長宮不動公園という石柱があり、奥にお堂らしき建物も見えるのだが、こう草に埋もれていると行ってみる気もしない。どんどん下ると田野町に出て、左手に松寿苑の大きな建物があって、見覚えのあるところに出てきた。Img_3467
 
一時は力入れて整備された公園なんだろうけど、今は草の中。


 車なので簡単に越えてしまったが、どう考えても古くからの峠道とは思えない。第一あの斜面の登り方は車用の道であって、歩いて登る道ではない。峠だってあんな大きな切通しは必要ない。帰ってから二万五千分の一地形図「綾部」で確認する。
 やはり峠道は長宮の集落を通って谷筋を詰め、車道の峠に合流している。多分あの切通しの脇にでも本来の峠が在るのでは無かろうか。もう少し探索すれば良かった。峠道は尾根筋を安場に下っている。歩いて楽しむのならこのルートが良かろうと思うのだが、田野に下る車道ルートと安場に下る尾根ルートのどちらが本来の綾部街道なのか解らない。いつか歩いて本来の峠道を越えてみたい。Img_3468

田野町松寿苑のところから長宮峠を振り返る。左の尾根の向こう。 


【作業日誌 8/9】
薪割り

今日のじょん:よしずが怖くて外に出られないのは先日話したが、散歩もぽんぽこぽんもけーとくちんも終わって、さあ家に入ろうというとき、ちっとも表からやってこないのだ。迎えに行くとお座りしてかいかいしている。変だナーと思っていたのだが、そーなんだ、出るとき怖いものは入るときも怖いんだ。ナルホド。Img_3442 Img_3446

出るとき~、入るとき~

コメント
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