晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

磁鉄鉱その後(4) 4/18

2010-04-19 | 歴史・民俗

2010.4.18(日)晴、曇

 凝りもせず磁石を持って河原を散歩している。慣れというものは怖ろしいもので、これは磁石に反応するなというのが解るようになるのだ。というよりこれは反応しないなというのが勘で分かるようになる。現在四種類の磁石反応石を収集しているが、そのうち三種類はなるべく汚いものがよく鉄分を含んでいる。道理でガーデン用に拾ってきた赤色チャートは鉄分を含んでいない。なるべくきれいなものを拾ってきたのだから当然だ。残りの一種類は緑色の表面に流体状の赤い模様のあるもので、実に美しく、またこの石は磁石反応の確率が高い、ほぼ100%である。Img_4044
 庭石に使ってる赤色チャートは磁石に反応しない。

 最近はこれらの石を収集するのに飽きが来て、新種の石で磁石反応のあるもの、反応が無くても鉄分を含んでいそうなもの、その他珍しそうな石を探している。そんなおかげで耳石なんてもう3個も拾ってきた。結構あるもんだ、耳石候補つまりあと数万年したら耳石になろうかというものもゴロゴロしている。
 そんな中、今日は新発見の石が二種類も出た。ひとつはこぶし大の大きさで、まるで鉄の塊のような感じだが、中に石英だろうか水晶の出来損ないのような結晶があるので岩石と解る超珍品である。ずっしりと重く、かなり比重は高そうだ。将来はメスシリンダーを手に入れて、比重を量れるようにしたいとも思っている。そしてこの石、磁石に対する反応は鉄製品と同様の強さで、鉄の含有率が相当高いものである。釜石の仙人峠の鉄鉱石が含有率70%とか書いてあったが、これはそれ以上かもしれない。かなり摩耗しており、相当上流から、長い年月をかけてたどり着いたと思うが、これだけの鉱石がまとまってあれば、砂鉄ではなく鉱石からの製鉄も可能なのではないか。Img_4311 Img_4312
 
新発見、強烈含鉄。


 もう一つは最も数の多い花崗岩質の石の石英部分がほとんど無いような、緑色をした石である。閃緑岩なんだろうか、よく解らないのがつらい。新しい種類なのか、今まであったものの変種なのか解らない。とにかく磁石に対する反応は強い。
 これら集めた岩石もいずれは正体が分かるだろう。それまでには比重の調査や顕微鏡による観察なども必要だろう。それより以前に、しっかり分類して保管することが重要と思われる。上林川の石や砂を調べ始めて数ヶ月、ここまで鉄を含んだ石が出てくるとは思っても無かった。《磁鉄鉱その後(3)は2010.4.15》

【作業日誌 4/18】
ドッグランどパーツ作り

今日のじょん:久々の日向ぼっこ、情けない顔してるけど、実は気持いいのだ。今日はジローも遊びに来た。Img_4308 Img_4314

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする