晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

上林さくら情報 4/4

2010-04-04 | 日記・エッセイ・コラム

2010.4.4(日)快晴

 東京などで満開の情報が流れ、ニュースで盛んに花見の様子を伝えている。京都でも醍醐などは満開だそうで、休日の今日などは大賑わいだろう。上林では七分、八分というところで、満開予想は七日、八日あたりだろう。最近撮った写真をお見せしよう。Img_4168 Img_4184 Img_4186




4月2日鳥垣、4月3日念道、4月3日じょんのび隣Img_4192 Img_4193

4月4日じょんのび隣、4月4日じょんの桜

 てな感じで上林の満開は今少しお待ちあれ。しかし桜というのは、すっかり季節が終わってから信州なんぞで見かけるのがなんか得したみたいで一番美しい。学生時代に例年白馬岳でゴールデンウィークに合宿があった。白馬駅(当時は信濃四谷駅)から猿倉を経て双子尾根まで歩くのだが、その道中では田んぼは苗代づくり、山には残雪、そして野には桜が満開なのである。入山日とあって背の荷はやたら重いのだが、田んぼの泥の臭い、東京ではすっかり終わっている桜、そして唐松林の緑色の空気、谷間に咲く水芭蕉がつらい想いを和らげてくれたものだ。
 桜はまだなんだけど、じょんのびガーデンでは昨年植えた花桃が可憐な花を付けているし、隣の上田さん宅の木蓮の花が満開である。Img_4189 Img_4190





【作業日誌 4/4】
カメムシバスター転倒防止箱作製
ドッグランど柱皮むき、防腐剤塗装
長椅子塗装落とし
薪割りImg_4194 Img_4195 Img_4196





 今日のじょん:暖かくなったのはいいがダニが出始めた。とっくにフロントラインはしているが、現実に見つけたのは昨晩が初めてかもしれない。草むらが多いので、散歩の後にはしっかりブラシをして見ているのだが、ゴミと見分けが付かない場合も多いし、ダニは付いたら毛の中に入り込むようである。フロントラインの効果で表に出てきてぽろりと落ちるそうだが、どういった薬品がどのように作用するのか疑問である。

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続・邪馬台国の東遷 4/3

2010-04-04 | 歴史・民俗

2010.4.3(土)曇、雨

 今日の天気予報は晴れである。朝には懐かしい朝日が射し、あの忌まわしい中途半端な天気がやっと終わって本格的な春が上林にも来たかなという期待感が沸いてくる。ところがあっという間にかき曇り、冷たい雨が降ってくる、上林の人間にとっては何度も騙されて、やっと春が来たかなというけなげな想いがものの見事に裏切られ、茫然としてしまう。
 この間、鹿騒動などがあって途切れていた雨読の続編を書いてしまわなければならない。邪馬台国の東遷について書くことはもう無いのだが、人類、民族の移動ということについては思うことがあって書いておきたい。Img_3970
  吉野ヶ里遺跡、建物は主祭殿

 邪馬台国はいざ知らず、歴史上多くの民族、一族、そして神々(日本の神々は架空である、実在であるを問わずかつての個人である)は移動、移転してきた。それは一体なぜだろうかと考えるに、資源の獲得、耕地の拡大、新しい文化の獲得など色々と考えられるが、基本的に定住農耕民である私たちの考えからすると移動、移転することは大きなリスクが伴うように思えてしまう。邪馬台国が九州から東遷し、大和の地において在来の勢力を追放して、その地に定住するなどとは考えにくいのである。ところが現実の歴史というのはその逆で、その地に定住していたものは駆逐され、侵入者の天下となっている。現在の国々を見てもそのとおりではないか。
 人類はアフリカの森で発生したといわれるが、それは瞬く間に世界各地に拡がり、極寒の地でも酷暑の地でも生存している。南米の人びとには蒙古斑があり、ルーツはアジアにあるという。もし彼らが住みよい地、豊かな地だけを目指してアリューシャン列島から、北米、中南米を経て旅をしたとしたら、パタゴニアに行き着くまでにいくらでも適地があっただろう。つまり移動、移転の原因はエルドラドの魅力ではなくて、人類の遺伝子に組み込まれた分散生活の命令なのではないだろうか。ひとところに住む生物が絶滅の危険に遭う可能性は極めて高い、それは自然災害であったり、病気であったり、遺伝的障害であったりする。分散することによってそれらの障害を拡散することができる。特に身体的に、武器も持たず、小さくてひ弱な人類が生き延びるためには、分散して移動し続ける必要があったのではないか。それがDNAの中に組み込まれているとしても不思議ではない。
 そう考えると、邪馬台国の東遷があったとして、その理由が単に物質的なものだけでなく、人類の本能的な宿命に根ざしていると考えるのも面白いのではないか。完

【作業日誌 4/3】
ドッグランど、門扉のレール作り

今日のじょん:じょんが一番好きなのはいくみちゃん。一日来ていたので、もうヒコヒコ。でも帰っちゃったらしょぼちーん。Img_4187
 

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