常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

生物多様性

2010年07月27日 | 季節の便り
足長蜂 蜂刺され事故のほとんどが足長蜂によって引き起こされた。
刺された時 全身にはしる激痛
腫れて目が塞がってしまうほどである。
半身を襲う鈍痛 時には発熱も
穿刺箇所の苛立つようなかゆみ
全治2~3週間を要した。

 




10分足らずの通勤時間だけれど毎日特定のラジオ放送を聞いている。

先日生物多様性について聞くことができた。

絶滅を危惧される種や、異常増殖する種が増えていることは「生物多様性」に反することである。

周囲を注意深く観察すれば、子供のころに比べ自然は確実に変化しており、身近な動植物の栄枯盛衰に気付くはずである。

今までいた虫が見られなくなった、季節を告げる野の花が見られなくなった、反対に見たことも無い虫や動物が見つかったり、花が咲かないと思っていた木に花が咲き、実がなった等々。

旧盆のお棚に飾る盆花は里山の草原に咲いていた。

子供たちは女郎花、桔梗、萩等を竹篭に入れて意気揚々と引き揚げた。

お棚に輝く女郎花の黄色、仏前に威厳を添える桔梗、萩は初秋の物悲しさを伝えて回り灯篭に映えた。

いつか牛馬が消えて、かやぶき屋根が姿を消して、人々は草を必要としなくなった、里山の草原は灌木が侵略し、あるいは植林され半世紀後鬱蒼たる森に変わった。

この森に花は咲かない、畑で栽培された盆花が店頭に並ぶ。

子供たちは手伝う仕事が無くなった。これも「生物多様性」に反する。

コメント
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