或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Laniakea Beach

2013-03-23 04:20:45 | 880 ハワイ紀行
ハワイ3日目の午後に、買物したり食べてばかりじゃいけないということで、メインイベントのウミガメウォッチングへ。場所はハレイワの集落から少し北に向かって車を走らせたところにあるラニアケアビーチ(Laniakea Beach)。いきなり見過ごしてしまってサーフィンのメッカであるサンセットビーチまで行ってしまい、すぐに引き返したけど、だいぶうろうろしたかもしれない。

そのうち車がやけにたくさん道路脇に止まっているのを発見。観光バスも数台見えたので、これは間違いないなと隙間を見つけて駐車した。道から降りるとすぐに海岸が拡がっていて、ようやくここで野生のウミガメが見られるかなとちょっとドキドキしたけど、どうも周囲の観客の顔つきが暗い。浜辺をぐるりと見回してみたけど、どこにもウミガメがいなくて。

「おいおい、ここまできてハズレかよ」と嘆いてみたものの、動物園のショータイムじゃないんだから仕方がない。釣りで言えばボウズのようなものかなと諦めかけていたところに、新郎が「あっちにいるみたいですよ」と右奥の海を指差した。見ると外国人の夫婦らしき人影が2人。シュノーケルをつけて海中をあちこち捜している様子。「これはひょっとして」と期待が膨らんで。

10分ぐらい経った頃だったかなあ、海中に何やらぼんやりと生き物らしきものの気配が。その直後、波間にはっきりとウミガメの姿を確認できた。ほんの一瞬。写真を撮る暇なんてまるでなし。サプライズは宿に帰ってから。撮影したビデオを皆で見ていると、なんと画面にうっすら上の写真のウミガメが。分かるかなあ。テキトーに撮影していたら、たまたま写ったみたい。

なんかねえ、あまりにもチープなウミガメ見物だったけど、ネス湖の恐竜にも出会ったようなワクワク、ドキドキ感があった。砂浜に数匹寝そべっていることもあり、はたまた影すらないこともあるらしく、要はその時の運。自分達で言えば、かすかに確認できたのがせめてもの救いで、これがなかったら落ち込んでいただろうなと。プチラッキーってところかもしれない。