或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

国立新美術館

2007-05-12 07:27:15 | 300 絵画
今日はGW特集の第3回。東京2日目の午前中は、なんと息子の部屋の掃除。せっかくの旅行がと文句を言っても、そのために来たんだからとカミさんに返されると二の句が出ない。二日酔いが解消されたのは良かったけど。

午後になり家族でまず出かけたのが、六本木にできた国立新美術館。初日にブリジストン美術館へも立ち寄ったけど、こっちが本命。お目当てのひとつはその建物。設計は東京都知事選に出馬した黒川紀章が中心。この人は一度成田空港で見かけたことがあるけど、思ったより小柄で、通路の混雑にいらついていて、典型的なエライ人タイプだなと思ったのを憶えている。

話が逸れたけど、最初は表参道ヒルズを設計した安藤忠雄かと思った。だって打ちっぱなしのコンクリートと薄いグリーンの窓のコントラストがそっくりだったから。でも曲線を多用した外観や内部構造には、さすがに黒川の強い個性が感じられた。

観たのは「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」と「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」の2つの企画展。ポンピドーはパリにある国立近代美術館で、ここの作品を生で見るのは初めて。モディリアーニ、ピカソ、藤田といった有名どころから抽象画のニコラ・ド・スタールやザオ・ウーキーまで幅広く揃えてあって楽しめた。

それ以上だったのがモネ展。100点近く展示してあったけど、年代、色彩、被写体といった様々な視点でバランス良く作品が集められていて、彼の画業を理解するのにピッタリ。その中で改めてぐっときたのが、印象派と呼ばれ始めた頃の初期の作品。下の写真はオルセー美術館にある「アルジャントゥイユのレガッタ(Regatta at Argenteuil)」(1872年)。初夏つながりでいい感じ。

3Fにあるレストラン「ブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミュゼ」は、残念ながら時間的にクローズで入れなかったけど、2Fにある同じ造りのカフェ「サロン・ド・テ・ロンド」でお茶もしたし、正面玄関の前で記念写真も撮ったしで、みんなけっこう満足しました。



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2 コメント

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ハンコックさんは… (とど)
2007-05-12 08:25:25
絵はたしなむんですか?なんて唐突だけど。

私は中学は美術部で、高1の時に親と衝突して、美大はあきらめたけど、学校帰りに横浜そごう内の美術館によく行っていたなぁ…と思って。

でも、大学入ったら美術館どころの騒ぎじゃなくなって、(何せ、周りがみんなお勉強好きときてて)、映画も大学一年の12月で、最寄り駅近くの、三本立800円のところがつぶれて、それどころじゃなくなったし。

音楽と勉強二筋にしてた割りには、音楽は惨憺たるものだったし、勉強も卒業に必要な単位ギリギリで卒業しました。

まぁ、3年の一学期でラッパからは足を洗って、夏休みに洗礼を受け、二学期からは同じ学科内とはいえ、専攻を変えたことも大きかったんですけどね…。

話が思いっきり横道にそれました…、いつものことか…ってか。
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残念ながら・・・。 (ハンコック)
2007-05-13 08:32:28
ぜんぜんたしなんでいません。情けない話。
実は診断士の試験が終わったら習いにいこうと思って学校のパンフレットを集めてだいたい決めていたけど、社労士の勉強を始めたのでお預けの状態。行きたいんだけど。

おおーっ、それでかあ、中学の時に美術部だったんだ。僕なんか絵に興味を持ったのは30歳を過ぎてからだから。高1の時に親と衝突して美大をあきらめた?同類かも。僕はその時に衝突はしなかったけど音大をあきらめたなあ。とにかく金がかかるから。でも音楽の道に進まなくて良かったと思ってるよ。だって才能ないから。村上春樹の小説「アフターダーク」の高橋ってとこかも。
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