或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Harbour Inn

2010-06-14 05:51:09 | 860 英国紀行
アイラ島での初日、3つの蒸留所ツアーを済ませた後は、泊まっているボウモアのロッホサイドホテルのすぐ傍にあるハーバー・イン(The Harbour Inn)で夕食を。空は雨模様だったけど、小走りで2、3分だったので傘をささなくてよかった。ここはロッホサイドホテルと同様に、B&Bだけどレストランもやっているという、この島のホテルでよくあるパターン。違うのは星の数。

玄関から入ると受付に人影がない。すぐ隣の豪華な部屋で待っていると若い男性の従業員が海に面した広い部屋に案内してくれた。他にはドイツから来たらしいグループ客が1組。内装といい調度品といい品がある。想像通りでこの島ではおそらくトップランク。メニューを見て前菜とメインを注文。前菜はワンパターンの牡蠣。それも生とグリルで3個ずつ。

アイラ島といえども牡蠣を生で食べさせてくれるレストランはそう多くないらしい。シャンパンのハーフボトルを飲みながら食べたのだけど、鮮度がイマイチなのか、来る途中に「Loch Fyne Oyster Bar」で食べたのよりサイズは大きかったものの味は落ちたかな。ちょっと贅沢を言いすぎか。クリームソースをかけて焼いたのは香ばしくてすこぶる美味しかったけど。

前菜を食べ終わった頃、隣りの部屋に移ってくれとのこと。おいおい、別に満席でもないのにどうしてと思いながらついていくと、そこがメインのダイニングルームだった。つまり今までいた部屋はウェイティングバーだったということ。その前にいたのがウェイティングルーム。驚いたのはその後。メインが貧相なシーバスだった。注文したのは豪華なロブスターのはずなのに。

そう言えば、少し前に従業員が何か謝りに来たのだけど訛りがひどくて聞き取れなかった。最初に注文していないスープが出てきたのが詫びの印だったのか。だけど代わりのシーバスの味は絶品。釣りをしているので魚の鮮度はすぐに分かる。窓辺の席だったので雰囲気も良かった。周りに客が数組いたけど、なにやらハイソな雰囲気。さすが4つ星。会計をすると70ポンドで約1万円。レシートを見ると食事はそうでもないのにワインが高価だった。ハーフなのに4千円近く。ちょっとチェックが甘かったなあ。