或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

のだめカンタービレ

2006-11-15 06:30:01 | 370 テレビ
とうとう話題のTVドラマ「のだめカンタービレ」を観てしまいました。カミさんと娘は初回からちゃんと。実はチラ見をしたことがあったけど、主演の上野樹里のしゃべり方を聞いて、どん引き。それからは全く興味の外へ。

それが一昨日は、流れてくる音楽に魅かれてTVの前へ。ブラームスの交響曲第3番第3楽章。彼の交響曲の中でも、愁いを含んだその美しいメロディーが有名。京都嵐山の紅葉が脳裏をかすめ、まさに深まりゆく秋を奏でるって感じ。

フランソワ・サガンの小説「ブラームスはお好き」が「さようならをもう一度」(1961年)というタイトルで映画化されていて、その中で使われているらしいのがこの楽章。なにせ主人公のポーラ役がイングリット・バーグマン、そしてモロ悪オヤジのロジェ役がイブ・モンタン。バーグマンはちょっと若すぎるだろうけど、モンタンはハマリ役だろうなあ。是非一度観てみたいものです。

それでブラームスを楽しんでいると、次に流れてきたのが、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章。この曲は有名ですね。ピアコンの人気トップ5には入るだろうから。「逢びき」(1945年)とか「旅愁」(1950年)といった昔の映画にも使われていたらしい。

TVでは玉木宏がピアニスト役でフルオケをバックに弾いていました。彼って似合うなあ、この役。ファッションも白と黒を基調として渋いし。こんなピアニストが本当にいたら、若いギャルからおばさんまで、大量の追っかけが発生すること間違いなし。

ということでこの曲のCDですが、ロシアの女性ピアニスト、ジルベルシュテインを紹介しておきます。どうして定番のツィマーマン+小澤じゃないのかって?ピアコンは女性って決めているから。ただそれだけ。ピアノがオケに対してやや控えめで、まさにコンサートホールのバランス。録音も良くてピアノの音色がキレイ。地味だけど、変な飾りがなくオススメです。

ブラームス:交響曲第2&3番ブラームス:交響曲第2&3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番