英国初日の午前中にテイト・モダンに行き、チャイナタウンで昼食を取った後に歩いてトラファルガー広場へ。このあたりはロンドンでも有名な観光名所。子連れの旅行客や修学旅行と思われる団体がやたらと多い。名物のライオンの上に乗って記念写真を撮る者もいれば、噴水の傍に寝そべってくつろぐ者もいるのだけど、どの顔もにこやか。こっちまで顔がほころんでしまう。
その隣にあるのがナショナル・ギャラリー(National Gallery)。前回は駆け足で周ったのでゴッホの「ひまわり」ぐらいしか記憶に残っていなかった。今回は独りだし時間の制限がないのでゆったり。それにしてもこの美術館のコレクションは凄かった。フランスの有名どころに全く引けを取らない。15~17世紀のベリーニ、ダヴィンチ、カラヴァッジョ、レンブラント、フェルメールから19~20世紀のゴッホ、モネ、ルノアールまで、とにかく著名な画家と作品のオンパレード。個人的にはフェルメールが描いた2作品だけは、どうしても見ておきたかった。
そんな名画の数々を十二分に堪能したのだけど、何といっても圧巻だったのが上の写真のセザンヌの女性大水浴図[Les Grandes Baigneuses](1900-1905年)。縦1m横2mの大作で、この作品のために部屋が用意してあるって感じ。これまで見てきた彼の作品群の集大成とでも言っておこうか。とにかく圧倒的な迫力で訴えてきた。何度も後ろ髪を引かれて戻ってきたから。
1872年~1877年にかけてが”印象派”、1886年~1887年までが”構成主義”、それ以降が彼の集大成。南仏のエクサン・プロヴァンスに篭り、2001年にはローヴの丘にアトリエを建て、1906年に亡くなるまで絵の制作に没頭したセザンヌ。この水浴図には、彼が取り組んだ技法の数々が芳醇な果実として実を結んでおり、その完成度は他の作品に類を見ない程高い。
残念だったのが写真撮影が禁止されていたこと。実はテート・モダンやテート・ブリテンも同じ。入場無料にしているから人の管理が十分にできないのかな。その分ポストカードをしこたま買い込んだけど。とは言え、名画の数々を十二分に堪能したなあ。
その隣にあるのがナショナル・ギャラリー(National Gallery)。前回は駆け足で周ったのでゴッホの「ひまわり」ぐらいしか記憶に残っていなかった。今回は独りだし時間の制限がないのでゆったり。それにしてもこの美術館のコレクションは凄かった。フランスの有名どころに全く引けを取らない。15~17世紀のベリーニ、ダヴィンチ、カラヴァッジョ、レンブラント、フェルメールから19~20世紀のゴッホ、モネ、ルノアールまで、とにかく著名な画家と作品のオンパレード。個人的にはフェルメールが描いた2作品だけは、どうしても見ておきたかった。
そんな名画の数々を十二分に堪能したのだけど、何といっても圧巻だったのが上の写真のセザンヌの女性大水浴図[Les Grandes Baigneuses](1900-1905年)。縦1m横2mの大作で、この作品のために部屋が用意してあるって感じ。これまで見てきた彼の作品群の集大成とでも言っておこうか。とにかく圧倒的な迫力で訴えてきた。何度も後ろ髪を引かれて戻ってきたから。
1872年~1877年にかけてが”印象派”、1886年~1887年までが”構成主義”、それ以降が彼の集大成。南仏のエクサン・プロヴァンスに篭り、2001年にはローヴの丘にアトリエを建て、1906年に亡くなるまで絵の制作に没頭したセザンヌ。この水浴図には、彼が取り組んだ技法の数々が芳醇な果実として実を結んでおり、その完成度は他の作品に類を見ない程高い。
残念だったのが写真撮影が禁止されていたこと。実はテート・モダンやテート・ブリテンも同じ。入場無料にしているから人の管理が十分にできないのかな。その分ポストカードをしこたま買い込んだけど。とは言え、名画の数々を十二分に堪能したなあ。